会社のお金はどこへ消えた?―“キャッシュバランス・フロー”でお金を呼び込む59の鉄則

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著者 : 児玉尚彦
  • ダイヤモンド社 (2008年8月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478003183

会社のお金はどこへ消えた?―“キャッシュバランス・フロー”でお金を呼び込む59の鉄則の感想・レビュー・書評

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  • 売り上げ、利益、お金、と似ているようだが違うこの3つの題材について分解し、会社をどう成長させていく、若しくは出口を決めて行くのかを教えてくれる本。
    著者は経理管理職向けのセミナーなどで色々な社長さんにアドバイスし、且つその色々な社長さんの現実をまとめた方である。

    売り上げ、利益、お金。税金の活用方法などを様々な角度から教えてくれた。


    以下必要な部分を抜粋。


    IT投資を抑えるコツ
    ・最先端の技術は使わない
    ・今必要な物だけ導入する
    ・独自開発せず汎用ソフトを利用する
    ・ソフトを買わずにまず無料ソフトをネットで検索して、比較して決める

    ・銀行は粗利益の25%を会社の返済能力と見ている

    ・借金をしないのではなく、有利に借金を利用できる状態をキープする

    ・社長は会計を理解しようとするのではなく、利用してゴールであるお金を集めることに集中すべき

    ・中古車は減価償却期間が短くなるからよく中古のベンツが売れるのはそれが理由

    ・国税庁の統計資料によると、法人税、所得税、消費税がベスト3の税収

  • 会社のお金の考え方を学べた

  • 入門編として分かりやすい。サラリーマンが将来自営業を始めることを考えている場合にも考えるべき事をイメージしやすいし、自分のところの社長が日頃考えていることがわかる。また、社長の給料や節税対策など、世の中のお金の仕組みに関する素朴な疑問にも答えてくれる。お金というワードが何度も何度も出てくるので、キャッシュフローで苦労する中小企業の社長がいかに多いか考えさせられる。

  • 「会社のお金はどこに消えた」っというタイトルとは、内容が少しズレていて、CF計算書も中身には殆ど触れられていない。

    思ったより入門編でした。

  • もうかっているかどうかより、現金があるかどうか…で、いいのか?

    1.お金はどこに消えた?

    2.売上とお金
    ・在庫が増える-売上・利益は↑、現金は↓(在庫は売れて初めて費用となる)
    ・キャッシュポジション-売上高の1.5~2.5倍の現金を確保(資金繰りの心配が減る)

    3.費用とお金
    ・コスト削減-一律カット× モチベーションが下がる
    ・3つの経費を削減 優先順位別
     1)今日のお金のための経費(管理部門)
     2)将来のお金のための経費(広告宣伝費)
     3)会社を維持管理するため
    ・赤字事業からの撤退 過去の成功体験・感情を捨てる
    ・事業整理
     1)経費を全てストップし、最低限必要なものだけ、保険解約、資産売却
     2)コンパクト化
     3)切り離し

    4.財産とお金
    ・戻ってくる経路 回転率アップ、設備圧縮、支払延期、借
    ・資産をお金に 在庫を回転、資産処分(損失は節税効果)

    5.借金とお金
    ・調達コスト 役員・内部留保より借入が少ない
    ・いくらまで借りる? 月商の4ヶ月分位まで
    ・何年で返す 借入金÷営業キャッシュフロー(営業利益+減価償却費)、5~10年のキャッシュフローで返済

    6.決算書とお金
    ・目標利益から逆算 (目標利益+固定費+変動費)×粗利率
    ・利益調整は財務バランスを崩す

    7.税金とお金
    ・会社の利益として残すか?役員報酬としてとるか?
    ・保険の活用 役員の退職金、会社の経費になる
    ・負の遺産を整理(不良在庫、不良債権、株、不動産、設備)

    8.成長とお金 会社のライフサイクルを意識
    ・成長期 借入金が必要
    ・衰退期 コンパクト化、投資資金の回収、借金の整理

  • 一冊まるまる企業活動に必要なお金について述べられており、多くの企業を見てきた筆者によるノウハウが散りばめられているのであるが、経理に従事している人や社長であれば既知の内容がほとんどである。それゆえ経理を苦手とする営業マンなど向けかと思っていたら、後半「源泉所得税も消費税も納税しているのは会社」「消費税は結局給料+利益に課されている」など、一応実態としてはその通りなのであるが、経理を知らない人には理解しづらく、原則を知らずにこのまま理解してしまうと危険な箇所がある。
    参考文献リストは読んだことがあるものもいくつかあるが、チェックしていなかったものもあり参考になりそうだ。
    知識としては分かっていても資金繰りに困っている社長や経理関係者が客観的に自社を見るための整理としてはよいだろう。資金不足は利益が赤字であるより恐ろしい。

    ・運転資金の日数の計算は、在庫回転日数と仕入債務回転日数にそれぞれ原価率を乗じ、(在庫回転日数+売上債権回転日数)-仕入債務回転日数の差で把握する
    ・キャッシュポジションは売上高の1.5~2.5ヶ月分を目安とする
    ・粗利に対する管理コストの割合は2%以下に
    ・借入金の目安は月商の4ヶ月分→年間の粗利に近い→借入金は粗利の範囲内に抑える
    ・債務償還年数は5年いないが理想。長くても10年以内
    ・優良企業は短期借入金に対する長期借入金の割合が約2.5~3倍
    ・利益調整によく使われる在庫計上、売上前倒し、減価償却費の計上不足は利益と資産は増やすがお金は増えない
    ・社長からの貸付ではなく少人数私募債の形式にすると社債利子は20%源泉分離課税となり累進課税に算入されない。

  • 経理合理化プロジェクトで、多くの経営者に経理の効率化をプロデュースしてきた著者が会社のキャッシュフロー改善と貸借対照表から財務改善を解説した本です。

    貸借対照表をうまく回転させて、経営のよい流れを作り出す。お金を呼び込むための59の鉄則。

    さらに節税とお金がためるほどよい経営のしくみを紹介しています。

    税理士的には、なるほど…と思う点も多いですし、経営者の方にとっても参考になることは多いと思います。

  • 「独自の斬新な理論で分かりやすく!」みたいな意図は感じる。が、子供だましな感じが否めない。

  • ● 「人を傷つけるものが三つある。悩み、諍い、空の財布。そのうち空の財布がもっとも人間を傷つける」マーヴィン・トケイヤー『ユダヤ商法』

    ● 経営のことがわかっていない経理部門がコスト削減を提案すると、決まってこうなってしまいます。私は、この軽費の一律カットを“失敗する引き算のコスト削減策”と言って、いつも見直すように提言しています。

    ● 「コップをおいて水を溜めてるとするわね。あんた、のどが渇いたからって、まだ半分しか水が溜まってないのに飲んじゃうだろ。コレ、最低だね。なみなみいっぱいになるのを待って、それでも飲んじゃダメだよ。いっぱいになって、あふれて、たれてくるやつを、これをなめて、我慢するの」伊丹十三『マルサの女』

    ● つまり、細かいことを抜きにしてざっくりと計算すると、「給料+利益」に消費税5%を乗じた分を消費税として払っているにすぎないのです。

  • いい本でした。小さな企業の経営者は読んでいて損はない良書です。本のタイトルからはキャッスフローについての記述と資金繰りに関する解説書と思われるかもしれませんが、ちょっと視点が違い、そのところが新鮮でもあります。

    キャッシュという観点から会社経営の考え方にまで言及されていて、それが一般の解説書とは全く違った実務的な本となっています。経営というものが、いかに金を動かして金を増やすか、そう言ったことで日々の会社運営を考えると面白いものです。

    と、私の下手な感想よりも是非一読を。

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1000人の社長から学んだ賢い社長の決算書のいじり方。

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