知的生産力を鍛える!「読む・考える・書く」技術―あなたのアウトプット力を飛躍させる50の方法
- ダイヤモンド社 (2010年1月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478005750
感想・レビュー・書評
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ビジネス書を執筆するためには、どこに目をつけたら良いか、ということが具体的に書かれている。
ビジネス書に限らず、ブログでも使える考え方がある。
本を読んだり、何かを感じたりしたら、すぐにアウトプットする、という姿勢は真似したい。
(目次)
プロローグ 知的生産力を鍛えよう!
第1章 コンテンツを生み出す5つの技術―発想の方程式・情報編集術・発想術・観察力・読書術
第2章 アウトプット力を高める方法
第3章 書く環境を整備する
第4章 出版があなたの世界を変える!
おわりに つらいことも苦しいこともすべてネタになる詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・情報をいかに価値あるものへと昇華させるかの技術を教えている。
・アウトプットで情報を吐き出す、整理する、新しく情報を取り入れる。
・発想は日々の鍛錬。
・「読む・書く・考える」ができないのを環境のせいにしない。忙しくても周りがうるさくてもやってみる。
・タイトル通りなので題に惹かれたら買って損はない。 -
アウトプットが大事です。
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経営コンサルタントの午堂登紀雄氏が、知的生産術のコツをまとめた本です。タイトルだけでなく装丁も含めて、なんとなくこの本はスルーしちゃいかん!という勘が騒いだので購入しました。本文中、知人の発想力に舌を巻いたことに「すごい発想力、おみそれしました... 」と書かれている件があるのですが、スカサズ、それはこっちの台詞だ!と思いました。知的生産のヒント1000本ノック。著者の発想の豊富さと展開の迅速さは一級品です。
ところで、ビジネス書をまとめて10冊20冊じゃんじゃん速読するようになって気がついたことなのですが、どうやら入ってくる情報の速度に圧倒されているらしいということです。本書で言うと「コンテンツを生み出す5つの技術」の章には、1.発想の方程式、2.情報編集術、3.発想術、4.観察力、5.読書術、という項目があり、それぞれが4〜8項目に分かれて、知的生産術のヒントを謳っています。その大変興味深く有益な情報が、ものの10分で脳みそになだれ込んでくるのです。
速読を通し、目次を使って知識の地図作りをする方法を学んだものの、それでも「ペルー・ボリビア / 地球の歩き方」の地図だけを切り離してバックパックに放り込んで旅に出ればいざ目的地に着いてから街の地図を見つけるのに苦労するように、大量の情報を整理、編集、関連させるのに、もうヒト工夫必要だなと。「本を読む本」の「シントピカル読書」はその第一歩です。
特に知識を自分の中に寝かせっぱなしというのはキケンで、受け取る側つまり自分の内に「情報を受け取る思考のフレームワーク」と「実践する場」があるというのはもちろん大切ですが、まずは「調べた情報について自分の見解をまとめる」OUTPUTの場がないと、せっかくの新しい情報も入るに入れないようです。池上彰氏も著書にそう記していましたし、午堂氏も本書で述べているように、はじめにOUTPUTありき、というのは本当だと思います。
書くからこそ考える。書くために調べる。書き起こしてみて推敲する。書いてみないとわからない。今の実力では書けないからこそ勉強をする。そうやって人は伸びていくのだということを再確認させてもらいました。完全な知識も完璧な理解も、そんなものは世界中探したってどこにもないのですから、自分はまだまだと思って口をつぐんでいるのは大損だと言えるでしょう。 -
とても刺激された。時間のない筆者が、通勤電車の中で執筆しているというのには驚いた。色んなヒントが転がっている本だった。それらを有効に使って自分も作品を作りたい。
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執筆するひとだけでなく、日常の文章作成にでも十分活かせる内容。
日頃の平凡な生活も、この本を実践すれば非凡になるかも。