村上式シンプル英語勉強法―使える英語を、本気で身につける

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478005804

作品紹介・あらすじ

スクール、高い教材、机もいらない!米Google副社長初公開のメソッド!31歳で外資に転職、自力で英語を身につけ、グーグルのトップになった著者が伝授する「必要なことしかやらない」最強の勉強法。

感想・レビュー・書評

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  • ■読む
    ・英語の語順で読む
    ・100ワード/分 ⇒ おぼろげでよい
    ・形容詞は「good」か「bad」
    ・300万語(小説10冊、ノンフィクション10冊、500ワード/分)
    ⇒ 頭の音読が聞こえなくなる

    ■聞く
    ・1課は聞かずに10課から聞く
    ⇒ 難しいのに慣れると簡単なところは聞きやすくなる
    ・トータル1000時間で英語を聞きとれる
    ・毎日1時間早いスピードで聞く
    ⇒ 週1回初級レベルを聞いて確認する
    ⇒ 聞くときは本文を読まずに聞く。文字を思い出してしまう。

    ■単語
    ・覚えられないものは知っている単語をくっつける
    ・単語1万語をひたすらながめる

    ■英作文
    ・英借文
    ⇒ ネイティブの文をコピペして使う
    ・英語は書くよりもタイピングする
    ・自分自身に関する100の文章を暗記しておく
    ⇒ 相手が何を話そうと強引に自分の話をする
    ⇒ 自分の関心のあることでOK
    ⇒ 自分の知っていることを話せるとメンタルが強くなる

  • 「君ワク」を読んでこれを買いました。
    語学ではなく語力。
    非常にシンプルですが、ここに書いてあることを全部実行するのはそれなりの覚悟がいりそうです。

  • 通称「君ワク」でおススメされていた村上さんの英語勉強法。
    これから世界に出て行くための必要最低限の条件として、
    英語が必要でしょうということで、
    元グーグル日本法人の社長が英語の勉強法について語っています。

    意外なことに、村上さんは31歳までは
    英語が全く喋れなかったそうです。
    外資系企業に転職したことをきっかけに
    英語の必要性を痛感し、
    毎日コツコツ(というより怒涛の)勉強をして
    今の状態にまでなったそうな。

    英語が喋れない人間には何だが勇気の出る話ですが、
    村上さんの勉強法、かなりストイックかつ時間がかかります。
    「学問に王道なし」ではないですが、
    やはりそれ相応の努力と根気とコミットが
    求められるということかなと感じました。

    テクニック的な話もたくさん詰め込まれているので、
    自分の勉強方法を見直したり、真似したりできるところが
    色々見つかると思います。

  • 仕事で毎日のように英語を使うような環境になってから早くて3年が経ちますが、ビジネスで必要な英語は、大学入試までにやってきた英語とは少しちがうということが少しずつ分かってきました。

    学生時代に勉強した英文法を理解していることはベースですが、綺麗な発音や完全なヒアリングを目指すよりは、論理的は思考能力や仕事の内容をしっかり把握することのほうが重要です。そのような状態の私にとって、この本に出会えたことは幸運でした。

    この本はビジネスで英語を使って仕事をする会社員にとっては役立つ内容だと思いました。特に、プレゼン・レポートにおいて、内容よりもフォーマットが重視される(p113)というのは私が実際に経験したことでもあり、納得感がありました。

    以下は気になったポイントです。

    ・ビジネスマンにとって英語は十分条件ではなく必要条件、英語ができても出世できないが、英語ができないと出世できない(p15)

    ・どの国も全員が英語をしゃべれるわけではない、グローバルにビジネスをしようという人たちは、英語は話せるようになってきているのが現実(p19)

    ・城島選手が大リーガーとしてイチロー、松井以上に凄いのは、フロントラインのマネージャ(最前線の指揮官)であるキャッチャーをしているから(p22)

    ・日本語と同じように英語で読めるようになるには、100万語(小説で10冊、ノンフィクションで5冊)が目標である、すると「頭の中の音読の音」が聞こえなくなっている(p33、57)

    ・英文の読み方のポイント、1)先頭から読み始めて後ろへは戻らない、2)パラグラフの途中で息継ぎしない(英語を聴くときと同じ条件で読む必要があるため)、である(p34、36)

    ・意味の分からない単語が出てきた場合、形容詞は「good」か「bad」に変換する(p43)

    ・村上指揮の単語の覚え方は、毎日1万語を、全部見ること、平日は3000語を目標(p64、80)

    ・単語レベルチェックができるサイトとして、「アルク・英単語レベル診断」がある(p71)

    ・英語を聴く力、リスニング力は耳の筋力であり、知力ではない、英語が聴けるようになるには耳を鍛えて子音を発音する高周波を聞き取る力をつけるしかない(p88)
    ・リスニング力をつけるには、レベルの高いスピードの高い速い英語を聴き続けて、たまに初級レベルの英語を聞いて自分の実力をチェックすること(p95)

    ・ビジネス英語は、英作文ではなく、英借文、ネイティブの作成したリポートやプレゼン資料からコピペーストして、自分なりにアレンジする(p104)

    ・ビジネス文書のテンプレートが多数あるサイトとして、「Docstoc.com」がある(p107)

    ・アメリカは多民族国家であるので、文書はフォーマットが重要、立派なことが書いてあっても読みにくかったらダメ、内容よりもフォーマットを重要視する(p113)

    ・日常英会話は、あいさつ・依頼・質問・意志を伝える・相手の意向を聞く、の5項目に分類される、このパターンをマスターするための教材として、「これで話せる英会話の基本文型87」がある(p117、119)

  • 図書館をぶらついてた時にインスピレーションで手にとった本。
    英語を覚えるための本質をついた本だと思う。
    ●必要な事しかやらない
    ●スクール高額教材、勉強机はいらない
    ●英語はお勉強ではない
    兎に角、継続して量を読む。集中して、その時読み返さない。300万語読む。
    単語毎日1万語眺める。
    耳の筋トレ、1日1時間、トータル1000時間。
    書くはタイプのみ。英借文で。
    話すは①挨拶②依頼③質問④意思表現⑤相手の意見を聞く。の5パターンのみ。
    と、無駄が一切ない。本気で身につけたい人向けだと思います。

    自分の感心ごとで100の英借文を丸暗記。コレは1番ピンときた所。

  • ”英語ができるようになりたい”という目標について、もっと真剣かつ具体的に考えるべきなのだなぁと痛感しました。目標が違えば手段も違う。「とにかくビジネスの現場で使える最低限の英語を最短の期間で」という目標に対して編み出された村上式は、目標が明確なだけに非常にシンプルかつユニークにして最適な方法であるようです。

    逆に言うと、違う目標を持つ人にとっては、今ひとつしっくり来ないかもしれません(単純すぎ?その場しのぎ的?)が、しっくりとはこなくとも、”自分に関する100の話題を丸暗記する””英借文”など、なるほどそういう考え方があったかと思わせるヒントはたくさん得ることが出来ます。そのヒントから自分の目標にあった方法を作り上げていけば良いのでしょうね。

    特に、目標があいまいなまま、完璧主義にはまってあれもこれも徹底してやらなきゃいけないと思い込み自爆する人(あ、自分だ・・・)には、著者のビジネスマンらしい具体性・割り切りとそこからくる勉強方法が非常に参考になると思います。そう意味では、英語学習に関しての考え方を新たにしてくれる良い本だと思いました。

  • 出てすぐ(2年前くらい?)に読んだ。
    参考になったのは、「英語を聞くときは、日本語に翻訳しながら聞かないで、英語のままで理解できるようになる必要がる」というのがわかったこと。
    これだけ。
    あとは、根性で勉強しろという話だった。

    最近になって思うんだが、
    英語の勉強って、これのやり方をすれば誰でも身に付く、っていう方法はなくて、
    自分にあったやり方を見つける必要があると思う。
    そのやり方を見つける為には、この手の本を何冊も読んで、少し信じてやってみて(で挫折して)、
    を繰り返す必要があるように思う。そうしてるうちに、自分に合った勉強方法がわかってくるんじゃなかろうか。
    だから、この手の本は気になったら読んでみるのは悪くない。

    本の整理してたら、買った覚えすらない英語勉強法の本が何冊も出てきたのを見て、そう思った。
    いや、その買った覚えすらない本を正当化する意味で言ってるんではないけど、
    人それぞれ、自分にあった勉強方法は違うと思う。

  • 300万語読む。-->100万語を目指す。
       小説30冊、ノンフィクション15冊相当
       1日30分から1時間
    毎日1万語を「眺める」。
    トータル1000時間、筋トレ感覚で聴く。
       毎日1時間で3年
       なるべく難易度の高いものを聴いて訓練
    「英借文」とブラインドタッチを身につけること。
    「あいさつ」「依頼」「質問」「意思表現」「相手の意向を聞く」5パターンの基本表現を覚えること、自分および自分の関心事で100の英文を英借文し、丸暗記。


    英文の出だしは12種類しかない。
    1. 前置詞で始まったら、イントロ  In Japan~
    2. 「The ~」とか「A ~」なら主語
    3. 「when」で始まって、カンマ(,)があったら主語
    4. 名詞で始まったら、ほぼ主語
    5. 「It ~」なら、「It ~ that ・・・」か「It ~ to ・・・」となり、だいたいが仮主語
    6. 「To ~」なら、イントロもしくはカンマ(,)がなければ主語
    7. 「There ~」なら、There+動詞(V) +主語(S)で「Sがある」となる
    8. 「Ving ~」なら、イントロもしくはカンマ(,)がなければ主語
    9. 「Ved by ~」なら、カンマ(,)までイントロ
    10. 「What ~」なら、文末に?などがなければ主語
    11. 「~ly や But」なら、カンマ(,)までイントロ
    12. それ以外の特殊なケース(ほとんど出てこない)

    1分間に500ワード読むのが最終目標

  • やや薄めの本で、文字は小さめだが詰め込まれている感じではないので、正味1時間くらいで読めた本だった。

    内容で印象に残ったことは、

    ・英文の出だしは12種類しかない

    ・日本人には英作文は無理、”英借文”をする。

    というところ。

    この2つを知っていたら、もう少し楽に英語に取り組めたと思う。

    全体的な本の内容は、基本的に努力あるのみということ。当然のことながら勉強の王道は復習と反復だろう。
    著者の主張は沢山の量を一気呵成にやるということ。「単語を1日1万語に目を通す」というところは正直驚いた。学生のときに「1日100語を5回ずつ」ということをして効果を上げたことはあるが、回数だけ見るとその20倍・・・。いかに自分が甘かったかということである。

    現代英語を使わずとも生きてはいけるが、自分の見識や行動の幅を広げるためには英語はもう必須の時代に来ている。
    仕事の内容に関わらず「英語を勉強せねば!」という気にさせられる良書であると思う。

    ただ、新品で買うとすると、本の厚さや情報量を考えるとちょっと高いかな・・・。

  • ビジネス英語を習得するための勉強法を示した本です。
    著者の村上さんはGoogleの日本法人社長ということで、
    英語がペラペラだったのかと思いきや、31歳から英語を始められたそうです。

    この本のポイントは、英語は頭で覚えるものではなく、
    自転車の乗り方のように、体で覚えるという点。

    とにかく、単語にしても見まくる、(1万語/日)、会話も聞きまくる、
    本も読みまくるというように、接することが大事で、
    さらに大事なのは、上手な「日本語」に訳さず、
    英語のまま、英文のまま頭で理解してしまうように訓練するという点。

    なるほどと思いつつ、やりきるのは大変そうです。

    簡単そうな印象を与える表紙ですが中身はなかなかハードな本です。
    (だから、正しいとおもいます、、、、、w)

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著者プロフィール

大阪公立大学大学院都市経営研究科教授(実務型専任)、元グーグル米国本社副社長兼グーグル日本法人代表取締役社長、国際大学GLOCOM客員教授、大阪工業大学客員教授、ほか

「2022年 『AIと社会・経済・ビジネスのデザイン 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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