たった2つの質問だけ! いちばんシンプルな問題解決の方法―「タテの質問」で掘り下げ、「ヨコの質問」で全体像をあぶり出す
- ダイヤモンド社 (2010年12月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478006016
感想・レビュー・書評
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縦と横。ふたつのキーワードで解決可能な問題に迫る。解決可能な問題に絞り、他を無視するという割り切りが小気味良い。
Kindle版にて読了。読み終わると自動でレヴューを求められるAmazonのシステムも便利で良い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
確かに、色々なロジカルシンキング系の本の中でも、群を抜いて読みやすい!そして、読みやすいだけでなく、実践的な考え方だと思った!これは、いい本だ。
問題を解決するには、正しく問題を把握することに尽きる。その正しい問題を簡単に掘り下げ、構造化するのが『縦の質問(その問題の原因を1つあげてください)』と『横の質問(その原因が解決できると、この問題はすべて解決しますか?)』を組み合わせること、これだけ。 -
シンプルで、わかりやすい。
問題を深堀りする方法はわかっていましたが、
ヨコにも持って行って原因を追求していく方法はすごく新鮮! -
なぜ、なぜ、なぜの問題解決方法を具体的に行う手順を示してくれている。
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この本の要点は帯に書いてある通り2つだけで、問題解決を図るときに聞くタテとヨコの質問だけです。
タテの質問
その原因を1つあげてください
ヨコの質問
その原因が解決できると、この問題はすべて解決できますか?
です。
★★★
タテの質問は、「なぜなぜ5回」とほぼ同じです。
違うところは、「1つ」と限定しているところです。「1つ」と限定することで無意識なうちに一番重要な答えを見つけようという気持ちになるそうです。
まずは、「その原因を1つあげてください」という質問で、深く深く問題を掘り下げ(深さは規定しません)、解決策に結びつく答えか、解決しようがない答え(景気が悪いといった自分では解決できない問題)にたどり着いた時点でタテ方向への掘り下げは終わります。
★★★
ヨコの質問は、問題の全体像を炙り出すためのものです。タテの質問で、「1→2→3→4→5(解決可能な問題)」にたどり着いたら、「5が解決できると、4の問題はすべて解決できますか?」と質問することで4の問題を解決するために必要なアクションは5だけで十分かどうかを確認することができます。
不十分なら、「4→6」、「4→7」といった新たなブランチが見つかります。
これを再帰的に繰り返すことによって、問題を掘り下げたツリーが得られます。
リーフ(最終的なノード)がすべて「解決可能な問題」あるいは「解決不可能な問題」であるところに注意しましょう。
このツリーが問題の全体像になっているというわけです。
★★★
確かに、なぜなぜ5回を行う時にこの方法(特にヨコの質問)を知っていると、より網羅的に問題の深掘りができると思いました。
しかし、岡田 斗司夫の『あなたを天才にするスマートノート』に書かれた論理的に問題を分析する時の残りの3方向がありません。
したがって、両者を組み合わせて、つまりは、スマートノートの1,2,3,4,5のステップの1の原因を掘り下げて論理の土台を作る過程で使うと良いのではないかと思います。
今度、どこかで使ってみよう!と思いました。 -
その原因は?の縦の質問と、それが解決したら問題は全て解決する?の横の質問で、論理を整理できる。シンプルで、超実践的!
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簡潔に問題解決の方法を学べる。
なぜタテの質問をするのか、ヨコの質問をするのかについても言及されており、科学的。 -
これは人生通じて使える方法。
ここまでシンプルで奥が深い本に久しぶりに出会った。オススメです。 -
シンプルでいてとても実践的。
日々活用できるか検討してみます。