- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478007518
感想・レビュー・書評
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スタバではグランデ・・・の続編と言うことで、一気に読んでしまいました。経済学の視点、時々はこんな物の見方も必要と感じました。
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価格差別、追加コスト、取引コスト、裁定といった用語の意味を知っただけでも収穫。経済の原理原則が身近な例で示されており分かりやすい。
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クルマは家電量販店で買えって言われても・・・
この作者の理論や理屈が正しいのはわかりますが、実際にそのとおりに生活できるのかと問われれば、それは難しいねって話ばかりです。 -
提供する価格とコストについての考え方について身近なクルマや大学の授業料など
から説明されています。
身近な所からなので読みやすいです◎
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●未読 「スタバではグランデを買え!」続編
p.286★損益は糾える縄の如し(吉本佳生ブログ)
http://yoshimoto-yoshio.cocolog-nifty.com/blog/
《オークション3種》(ファーストプライス・オークション×2 セカンドプライス・オークション×1)
(ファーストプライス・オークション×2)
p.148【1.イングリッシュ・オークション:低い値付けから始め、最高値を付けた人が落札するが、競っている間に冷静さを失い、予算を超過した価格を提示してしまう・終了までに時間がかかる事もある、などの短所有り。】
p.149【2.ダッチ・オークション:1.とは逆に高い値付けから始めて下げて行き、「この値段なら出せる」と思ったら挙手。1.より冷静さを失いにくく、また終了も早い事が多いという長所があるが、短所としては「勝者の呪い」に捉われる。】
p.152【「勝者の呪い」:「もっと安い値段でも落札出来たのでは?」という疑いが拭えない事。】
(セカンドプライス・オークション×1)
p.153【3.セカンドプライス・オークション:ファーストプライス・オークションの短所をカバー出来る仕組み。
『1番目に高い値段を付けた人が、2番目に高い価格を支払って商品を買う』。
→「これ以下の値段では他の人の物になってしまったのだから」と自分を納得させられ、「勝者の呪い」から逃れられる。】
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経済学を日常のテーマに沿って分かりやすく説明。
思いっきり簡単にした例を使っての説明は、
理系で経済学を学んでいない私にも分かりやすかった。
特にプリンターの本体とインクの価格設定の関係と、
正規医薬品とジェネリック医薬品の価格についてが、
自分にとっても身近なテーマで分かりやすかった。
ただ、経済学部卒の人とか、
経済学に詳しい人からすると物足りないかも。 -
追加コストの考え方−高級レストランの格安ランチで利益が出る理由
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レストランのランチの採算(利益)をみるうえで一番大切なのは、客単価でも原価率でもなく、客席の稼働率なのです。
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図書館
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「スタバではグランデを買え」の著者が新たに出版した日常生活に見られる経済の仕組みを解説した本。
小難しい経済用語や経済の仕組みを日常の商品に照らし合わせることにより、一般の人でも分かりやすく理解できるようにした本。 前著の「スタバでは・・・」も面白いタイトルであったが、今回も目を引くタイトルである。 最初本書のタイトルを見たときに、将来的な話として、合理性を追求してゆくと家電量販店がクルマを販売するようになる、という意図が込められているのかと思ったが、実は大阪の方ではクルマを販売する家電量販店があるらしい。 ちょっとびっくり。
同じものが2つの異なる価格で市場に出た場合に1つの価格に集約してゆくという裁定価格。 PB商品が品質が同じままコストが安い理由を説明した追加コストなど、身近に感じる事例が満載。 日ごろ漠然と見ていた価格の仕組みが経済学をもって解明されるのが気持ちよい。(逆に、大学などで使う経済学の本は何故あれほど小難しく書かれるのか不思議だ。)
もし本書がシリーズ化するとすれば次のタイトルは何だろうか? 楽しみである。