グローバル・マインド 超一流の思考原理―日本人はなぜ正解のない問題に弱いのか

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478007655

作品紹介・あらすじ

構造を読み、個別解を出す!マッキンゼー、ウォール街を経て、SAP、ルイ・ヴィトンで日本法人社長を務めた著者が語る骨太の思考力を身につけよ。

感想・レビュー・書評

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    ビジネス

  • 最高におもしろかった。また読もう。

    全力で生きた方が楽しいと思える一冊。
    藤井さんの努力や試行錯誤を同じ程度、自分ができるようにならなければ。

    個別解を全力で求めていきたい。

  • グローバルな考え方はかなり共感できた。自分ももっともっと挑戦していかないといけないと感じた。やっぱり英語を使う機会がかなり減っているから自主的にその機会を作りたい。仕事でも英語を使える機会を増やすためにいろいろ考えてやってみよう。

  • 椿ブログ
    マインドマップあり

    「グローバルマインド、超一流の思考原理」を読みました。


    キーワードは二つで、『己を知る骨太な生き方』『グローバルに通用する思考力』。


    グローバル・マインド 超一流の思考原理―日本人はなぜ正解のない問題に弱いのか/藤井 清孝

    ¥1,680
    Amazon.co.jp

    退路を断って自分の限界に挑戦する真剣勝負。


    自分の人生の舵取は自分でするという能動的なエネルギー。


    自分の可能性に挑戦するという個別解。


    一貫性と執念で同じ事をいい続ける。




    逆に日本では、、で挙げられた例


    完璧主義思考により、正確を見つけ出そうとばかりしたり、揚げ足取りをしたり、目の前の細かい事ばかりに囚われて全体の構造変化が見れなかったり、やけに実績主義で過去事例がないものはなかなか取り掛かれなかったり、まずは実績を出してからという順序思考があったり。


    それらについて豊臣秀吉の騎馬武者vs織田信長の足軽鉄砲隊の事例や、名古屋化(そこそこいいけどビジネスの場としては略される)の例を使われていたのは興味深かった。


    この日本人の考え、というのは老若男女問わずよくある考え方と思います。むしろこういう考えの若者の方が多いんじゃないかと思いう。完璧主義というか、小心者というか、リスクヘッジャーというか、守りに入ったというか。。


    そこで思うのが正解を求めたって、正解したってたいした事ないんだから、間違ってもいいから沢山チャレンジした方が成長するんじゃないかと思うし、それが著者の言う骨太なんじゃないかな?と思う。


    著者の時代よりずっとグローバルでチャレンジしやすい時代なはずなので、頑張ろうとやる気アップです


    レトロな喫茶店で昭和にタイムスリップしながら読書でした(^-^)

  • ・1985年から1995年くらいまで、日本は世界のGDPの15〜18%を占めていたが
    2006年に10%を切った。

    ・日本の消費者は、非常に発達しており、海外資本の会社が入ってきても
    日本人特有の質の高いサービスは、日本企業でしかこたえられない。

    ・英語は、世界を相手に仕事をするためのプラットフォーム
    なくてはならない。
    しかし、日本に住んでいると、生活・仕事レベルでその実感がわかない。

    ・前半の著者の経歴っぽい、ところは飛ばし読み

  • 前半はご自分の経歴に沿った経験を書いているが、後半は今後グローバルに仕事がしたい人の必要なことが明記されています。 高校生など若者でこれから世界にチャレンジしたいという人にぜひ読んでもらいたい本です。 もちろんそのような子供に育てたいお母様にも必見です。

  • 東大卒、マッキンゼー、ハーバードMBAの経歴は否が応でも、エリートの自慢話といった穿った見方をされてしまうであろう。実際、キャリアに関する最初の章は、本人は意図していないかもしれないが、そのように感じてしまう。しかし、やはりというか、華麗なキャリアの中で確固たる実績を積んできている著者である。読み進むにつれて、彼の経験談や知見の奥深さに感銘を受けるのである。日本人として、グローバルな環境でどう戦っていけばよいのかといったトピックは大いに参考になる。

    メモ
    - ミシュランのガイドは決して答えを提示しているのではなく、あくまでも意見である。それを、あそこが入っていないなどと批判する日本人は論点がずれている。
    - 抗菌グッズと携帯メールの本質的な意味合いは一緒。自分の都合で意思を表明出来る、携帯メール。相手の都合は考えなくてもいいという便利がある反面、五感を使って相手の状況や気持ちを想像する能力を剥奪してしまう。ホリエモンが胡散臭く見えて、受け入れられなかったのは、わかってもらえなければ別にいいですよ、という一方的なコミュニケーションだったからだという指摘には膝を打ってしまった。 一方、抗菌グッズは、雑菌を排除することで、リスクを取らない、また多様性を排除するという精神構造にもつながりかねないという訳だ。

  • 東大卒、マッキンゼー、ハーバードMBAの経歴は否が応でも、エリートの自慢話といった穿った見方をされてしまうであろう。実際、キャリアに関する最初の章は、本人は意図していないかもしれないが、そのように感じてしまう。しかし、やはりというか、華麗なキャリアの中で確固たる実績を積んできている著者である。読み進むにつれて、彼の経験談や知見の奥深さに感銘を受けるのである。日本人として、グローバルな環境でどう戦っていけばよいのかといったトピックは大いに参考になる。

    メモ
    - ミシュランのガイドは決して答えを提示しているのではなく、あくまでも意見である。それを、あそこが入っていないなどと批判する日本人は論点がずれている。
    - 抗菌グッズと携帯メールの本質的な意味合いは一緒。自分の都合で意思を表明出来る、携帯メール。相手の都合は考えなくてもいいという便利がある反面、五感を使って相手の状況や気持ちを想像する能力を剥奪してしまう。ホリエモンが胡散臭く見えて、受け入れられなかったのは、わかってもらえなければ別にいいですよ、という一方的なコミュニケーションだったからだという指摘には膝を打ってしまった。 一方、抗菌グッズは、雑菌を排除することで、リスクを取らない、また多様性を排除するという精神構造にもつながりかねないという訳だ。

  • 全力でおススメ

  • 問題背自体を定義して、リスクを恐れない骨太の人材養成が必要。
    個別会の発見こそが教育の清の目的。
    誰にもこの世に生まれてきた理由がある。その理由を早く発見した人が人生の勝者。

  • 何も覚えてない。つまり心に残らない内容でした

  • 今の自分はこの本を読めるだけのレベルに達していないのか、正直この本を楽しめなかった。グローバルマインドをもて、ということなのだろうけど、今の私にはそのマインドがないということだろう。一定のマインドをもった方なら、共感しながら読めるはずです。

  • グローバルマインド
    超一流の思考原理

    日本人には自分の人生は自分で決めるという能動的なエネルギーが必要!

    日本人は正解のない問いに対して、揚げ足取りをする傾向にある。

    正解がないのであれば、自身のロジックとコミュニケーションで正解にする。
    自分の頭で問題を定義して行く力、論理展開をコミュニケートする力がそれを可能にする。正解からの呪縛に打ち勝つ!

    論理力は論理性を解くものではなく、いかに他人を説得させることができるかがポイント!

  • 日本人よ強くなろう!

    日本人が初等教育から受験にかけて刷り込まれる「正解への呪縛」。これは「完璧主義」の裏返し。よく「謝る」習性や、誤りを犯すことへの恐怖も日本人ならでは。正解がない問題では自分と違う意見の「揚げ足取り」に走る。正解のある問題しか解けない官僚。

    人生は常に「個別解」というのが筆者の訴え。

    ギリアド社のマイケル・リョーダンがハーバード・ビジネススクール時代の友人とは!

  • ・憧れとは一線を置き、冷静になって眺めてみる
    ・自分のキャリアを貴重なものと思い、自分自身で解を出す努力をする、自分の解を説明していく。
    ・アメリカのビジネス論理は一度学ぶべきものである。

  • 日本・ヨーロッパ・アメリカの典型的な会社の考え方の下りが面白かった。

  • モチベーションアップ本。

    全体を通してまあまあ良い内容だったが、
    よく耳にする内容。
    確認のための一冊。

    自分の頭に入れておきたいことは下記。
    ・「個別解」の発見こそが教育の真の目的
    ・「ディフェンシブ(被害妄想)」な態度の問題
    ・「抗菌」よりも「免疫力」

  • ・新しいことを学ぶ勉強法
    「コンテキスト」=物語の背景、大きな流れを理解する。
    「ドライバー」=牽引車、SAPのビジネスでは「業務標準化」「全体最適」
    「トライアンギュレート」=三角観測する。ある意見に賛成、反対、中立の立場で事象を立体的に捉える。
    「トレードオフ」=「トレードオフ」になっているポイントを早く分析する力は重要、日本の教育はトレードオフの概念を重視せず、一つの正解ばかりつめこもうとするので、トレードオフ点を見極めるバランス感覚はおろそかになる。

    ・問題自体を定義し、リスクを恐れない骨太な人材育成が急務。

    ・「個別解」の発見こそが教育の真の目的

    ・日本は八百万の神の国であり、どんなものにも魂が宿っていると考えるので、日本人は心をこめて対応する。結果的にオペレーション・エクセレンスの国となる。

  • マッキンゼー、ウォール街、Silicon Valley、SAP、ルイ・ヴィトンを経て、電気自動車のバッテリー交換PFを展開するベタープレイス・ジャパンの代表を務める藤井清孝氏の本で、読むのは二冊目。
    前に読んだ本に感銘をうけたので、再度手にしてみたのがこの本。

    半生を振り返る前半で、著者が何故このようなキャリアを辿ってきたのか、その際にあった様々な岐路で何を考えた上で選択してきたのか、がよく分かる。
    その過程で、この方は本物であるということがよく理解できる。
    東大法学部卒という超エリート出身でありながら、バブル華やかなる時代の就職トレンドに流されず、あくまで自身の考え方に則った上でのマッキンゼー就職に始まり、会社の支援も受けずに飛び込んだハーバードMBAの世界、ウォール街企業での投資会社のあるべき姿と現実の差に対する葛藤、そしてイノベーションの最先端であるSilicon Valley企業を介しての日本への思い。
    日本SAPの発展にここまでの貢献をしてきた経緯も、なかなか興味深い。

    後半は日本のあるべき姿を説く。
    心を込める文化、オペレーショナル・エクセレンス、高品質を求める消費者とそれに答える企業、と良い物を数多く持っているのに、今では「名古屋化」する日本として世界における重要性が低下することに危機感を抱く。
    エクイティ資本の受け入れに抵抗して、企業のガバナンス変化に抵抗する文化、デジタル化による水平分業に対応できない企業などなど。

    今までのような現場至上主義に陥らず、構想力を持った経営が必須である。
    現場力の強さは群を抜いており、そこの強化は生半可なことでは難しい。
    構想力は優秀なトップにすげ替えれば良いのだから、出来るはずだと。
    そして正解への呪縛に縛られてしまう教育理念を改めた人材育成を推進すべきであると、経営陣、リーダーの英語力を鍛えてインターフェース力を磨けと。

    様々な業界を渡り歩いた多彩な経験、史上最強のコンサルタント会社、MBAスクールで鍛えられた実力などからくる考察には納得感が高い。
    こういう考え方は、日本の多くの方にも理解してもらいたいものである

  • 著者の体験談が大部分を占め、非常にわかりやすく、面白かった。強い人間とは何か少し理解できたような気がする。

  • 著者は、ハーバード卒業、マッキンゼーに入社した後、転職、日本SAP、ルイビトンジャパン等の社長を歴任。アメリカ志向と自分磨きの若い頃の話から、「日本のために」という大儀を持つようになった人生論、その経験の中で、グローバルマインドとはいかにあるべきかを語っている。 生き様や熱いメッセージは伝わってきました。

  • 自分のキャリアを考えるうえで刺激になる本だ。コンサルティング、投資銀行、ベンチャー企業をキャリアに考えている人やMBAに興味のある人にはその内情に簡単に触れられているのでイメージが湧くだろう。全体を通して経験者の視点で語られている。単なる自伝・自慢話ととらえるか、自分のキャリア形成や1つのロールモデルとして参考にするかは読者次第。著者のこれまでの海外でのキャリア経験をもとに、日本人、日本の企業やビジネスマンの良さと改善点、米国流の弱点や問題点を指摘している点も参考になる。

  • 著者の様々な経験を通して、ビジネスに対する心構えや姿勢について言及された著書。

    昨今、巷に溢れる「すべき」本のようなビジネス書とは一線をかくし、ハイレベルな視点からビジネスに取り組む際のマインドセットについて論じられている。著者の具体的経験の裏付けと共に、説明されているため、非常に分かりやすい。

    就活を控えている新卒学生だけでなく、広くビジネスパーソンに薦めたい一冊。

  • この人の経験の自伝…ではないけど経験をもとに色々言おうとしてる本。
    非常に参考にはなるし、こうあれたらいいなぁとは思うけれども、そんな簡単にいくかよ、とも思ってしまう。
    就活の時点でああいう行動ができてしまうのは、やはり天才だったのだろうなぁと思う。

    通り一遍の「若者はこうあるべし!」的な老害本とは一線を画す内容だと思うので、読んでみるといいかもしれない。が、そうであっても最後のメッセージが「海外を見てこよう!」という極普通のものであったのには驚いた。やっぱそれは大事なことなんだろうなと思った。

  • 面白かった!

    ハングリーさについて熱く語られていて、燃えるような内容だった

  • 藤井氏のこれまでの実体験からくる言葉に強い説得力を感じる。
    また、読み終えた後に、同氏の得た心境に自分も達せるようになりたいという衝動にかられた。
    自分自身の個別解を求めて、実体験を通してあらゆる可能性を探り、そのプロセスを楽しむことができる。そんなタフな人間になりたい。まずは行動あるべし!!

  •  外資系のトップを歴任してきた著者が語る、日本と日本人の今後のあり方やビジョンの書。現場至上主義の弊害、英語力の意味、アジアとアメリカのつながりなどが著者の経験をベースに明確に語られる。学者的な客観的な記述でもなく、かといって個人的な経験に閉じこもるものでもなく、その中道を行くようなモノの語り口にすぐさま引き込まれた。
     自ら開いてきた人生観に裏打ちされた個人の生き様は、結晶化されるとここまで普遍的で説得力のある文章となるのか、と唸ってしまう一文一文である。自分が生まれてきた使命は、誰が教えてくるものでもない一人一人違う「個別解」であり、それを丹念にたぐり寄せていく道筋こそが「人生の幸せ」であると喝破する著者の力強さに思わず勇気づけられる。
     英語教育に携わる者として何を目指していくのかの指針にもなる良書であった。

  • 常に時代の一歩先を歩んできた藤井氏のキャリアをなぞることは、大変勉強になります。

    特に、「正解への呪縛」が根強い日本社会という指摘は、目から鱗が落ちる思いでした。

    若いビジネスマンや学生が読むべき本だと思います。

  • 外資系日本法人社長を歴任した日本人による日本人への提言。キーワードは「正解への呪縛」からの解放。日本人は、正解にいかに早くたどりつくかについて義務教育で教え込まれる。ゆえに、正解が分かる時(例えば、高度経済成長期)には力を発揮できるが、選択肢のどれもがメリデメを抱えているような時は判断ができない。正解への固執から判断することすらしない。この思考の弊害が最も出ているのが、日本人の英語能力で、英語など習うより慣れよなのに、日本人は間違いを恐れ、能力向上の機会を逃している。
    何事も正確に、時間通りに行う能力については日本人は世界一であるが、それを上手く生かすための判断をし、リードする能力を有した日本のリーダーがおらず、世界一の能力を生かせなくなってきている。加えて、日本のリーダーが英語も話せないようじゃ、今後、世界から素通りされる存在になってしまう。
    今後、日本が発展するためには、「正解への呪縛」から解き放たれ、自分なりの「個別解」を見つける努力をし、そのような能力を身に付けた人材を増やしていく必要がある。

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