- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478008362
感想・レビュー・書評
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U理論を消化できていない自分にとって
とてもわかりやすくて、実践的な解釈は素晴らしかった。
それ以外にもプレゼンの組立、チャート図の使い方、いわゆる分析思考、論理思考の盲点がわかりやすくまとめられていて、読み応えがありすぎる(^^;;
どれだけ実践できるか試して、吸収していくべき一冊。 -
神田昌典著の全脳思考を読み終えた。
本の厚さに圧倒されそうだが、読み始めると一気にページをめくることができる。
やさしい言葉、わかりやすい言葉で書かれた本に慣れてしまったかもしれない。
しかし、内容は、ほんとうに高級でプロ仕様だと思う。
いつも、難しいことをやさしく説明できる人が頭のいい人、と職場で話題にしている。
全脳思考の必要性は以下の理由から。
既存のフレームワークがどんなケースでも適用できるとは限らない。
顧客ターゲットによって考慮すべき情報が異なる。
旧来の枠で整理すると、旧来の方法で考えてしまう。
U理論
L1ダウンローディング→L2事実的→L3共感的→L4創造的
納得して行動を起こさせるには、3・4まで深める必要がある。
知識社会で付加価値を生むには、多様な視点を統合して、
行動に繋げなければならない。
注意を引き、興味を湧かせ、検索させる
自己投影型消費:長期的に安定したビジネスモデルには「物語」が必要
物語だけでなく、分析(正しさ)と物語を合わせないといけない。
全脳思考は「TEFCAS」
成功をイメージしてから、仮説を試し、そのイベントを客観的に考察。
フィードバックを受けて斟酌しつつ、それが妥当か確認・見直し・調整する。
10年前のISO14001認証取得時、いやというほどやったPDCAでは限界がある。
作業標準があってのシステムだから。
今の職務は、標準が作れない・馴染まない仕事が多い。
プレゼンの骨格
opening,theme,premise(前提・趣旨),background,proof,conclusion
桃太郎理論
桃太郎:リーダー イヌ:実務家・右腕 サル:管理者・経理システム等 キジ:調整・総務
振り返ってみると、これまでに仕事の軽重の差はあれど、
いろいろな場面でこの4つの役を演じていた気がする。
実戦に使うためもう一度読む必要がある。
早速、9月に読みながら仕事にあたるかな。 -
マーケティングの本なのだが、消費者や顧客に向けて、思考のプロセスをどうコントロールしていったらいいかを書いた本で、考え方、思考の仕方のみに集中したマーケティングの本だと言える。実際エッセンスを上手に抽出してそこにフォーカスしているので、マーケティングには関係なくとも、顧客に向けての問題解決に関心がある人にとって、意味がある本。まあそうはいっても顧客視点での問題解決ってそれ自体がマーケティングのことなんだけど、なんとなく、マーケティングの本は、従来のコトラー的体系であったり、3C4P的な体形であったり、またはブランディングであったりその手の体系におさまるかまたは単なる事例紹介に終わるかどちらかであったが、この本はその辺の実は中核にありかつもっともナレッジ化、スキル化が難しい部分にチャレンジしたと思う。
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(K) 「成功者の告白」という独特な論調で書かれた本を数年前に読んだが、その本の著者が神田昌典だったというのを再認識したのはつい最近のことだった。勝間和代と一緒に書いた、「10年後あなたの本棚に残るビジネス書100」がきっかけだった。
本書も、随所に神田昌典の味が散りばめられている。MBAにあるような理屈一辺倒ではなく、人間という非常にあいまいな生き物の根幹に踏み込み、ビジネスに求められる感覚を引き出すための手段を与えてくれる。MBAが教えてくれる論理的な思考には説得力はあるが、私個人もなにかスッキリとしない違和感を憶えていた。本書を読めば、それが何かをクリアに教えてくれる。つまりは、MBAは分析の手段を与えてくれるものであり、解決の手段を教えてくれるものではないということ。この感覚は、なかなか理解してもらえないかもしれないが、だれもがどこかでぶつかる課題でもあると思っている。是非とも一冊手元に置いておき、実践に活用してみると良い本である。 -
良い本でした。図書館で借りて通読した上で、内容が良かったので改めて本屋にて購入。お金を出しても買う価値あり、と思いました。
内容は、まさに”全脳”思考。どちらかと言えば左脳思考である論理的思考やフレームワーク思考を超えるために、筆者が考え出した考えを紹介しています。論理的思考の本を、何冊か読みかじった方にもお勧めです。
そこの部分だけ見ると、手法自体は落書きみたいな表が書いてあるだけで「これだけ?」とも思うのですが良く読んでみると、その目指すところは結構深いし理にかなってもいる。論理的に考えれば良い、というものでもないということを改めて考えさせられます。
その他の部分で、記載内容の要素要素は他のビジネス書にも書いてあるようなことも多いのですが、それでもなお筆者独自の視点で書かれているからか、新鮮に感じられました。 -
巷に出回っている自己啓発本の内容やフレームワークを一通り勉強して、何かしっくりこないと感じている人向け。勉強のとば口に立っている人には向いていない。
よく知られているフレームワークの多くが、戦略立案のために工業社会で開発されたため、現在では(競争戦略を考慮する市場以外には)適用に限界があると指摘し、「全脳思考モデル」という、知識社会にふさわしい思考パターンを解説する。
著者の定義する知識社会
・情報社会:情報を収集・整理することが付加価値となる社会
・知識社会:情報をもとに行動に移すことが付加価値となる社会
著者が考案した「全脳思考モデル」自体の是非はともかく、型破りの著者が本質を追究(実践)した結果たどり着いた思考パターンは、説得力があり、大海の中でようやく巡りあえた本、という気がする。 -
神田本の中でも賛否がわかれる(らしい)本。
僕は、今までで一番いい本じゃないかと思う。
コンサルやってて最近のテーマが
「論理と感情の狭間で」
僕はかなりロジックを優先するタイプ。
そのため、パワポ資料は、理路整然と
「課題」→「解決策」→「実行プラン」
が並ぶ。
でも、プレゼンをするとどうにも迫力がない。
プレゼンのデリバリースキルに問題があるかもしれないが
それだけじゃない。
そもそも、自分でワクワクしきれていないのだから仕方がない。
この本に出会ったのは、そんなタイミング。
この本は、イメージ(右脳)をロジックでつなぐ方法を説く。
イメージをとりだして、それを理屈付けするのは
かなり面白い。
特に、CPS(Creative Problem Solving)という手法は、強力だと思う。
CSPとは、ひらめきを強制的に起す方法。
確かに胡散臭さはある。
でも、やってみても何も損はないわけだし、
やってうまくいくなら、もうけものだと思う。
せっかくなので、フォトリーディング、やってみようかな。 -
これは、合いませんでした。他人のフレームワークや、考え方の羅列で、どこかで聞いたことのある話がつまった本、という感じでした。売れている理由がよくわからない。高いし。
丸の内オアゾの丸善本店のランキングでも依然として、上位。昔からの固定ファンにはよいということか。
http://book.marunouchi-office.jp/
1 ブラック・スワン 上 N.N.タレブ ダイヤモンド社 1,890
2 全脳思考 神田 昌典 ダイヤモンド社 2,100
3 価格戦略入門 吉川尚宏 ダイヤモンド社 2,520
4 考えることで人生は変えられる 清水三夫 日本経済新聞出版社 1,680
5 コンテキスト思考 杉野幹人、内藤純 東洋経済新報社 1,680
6 運はつかめる! 南部恵治 朝日新聞出版 1,470
7 グリーン・ニューディールPerfect Review 末吉竹二郎 環境新聞社 1,399
8 アライアンス「自分成長」戦略 平野敦士カール 日本実業出版社 1,575
9 絵でみる 排出権ビジネスのしくみ 三菱UFJ信託銀行/相幸子、平康一 日本能率協会マネジメントセンター 1,680
10 出稼げば大富豪 クロイワショウ ロングセラーズ 1,680