- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478008454
作品紹介・あらすじ
お金の流れがバッチリ見える!ベーシックな金融のしくみから、最新の経済ニュースの裏側まで、これ1冊ですべてOK!入門書の決定版。ついに登場。
感想・レビュー・書評
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世界経済と日本経済の歴史を同時に学べて、基本的な用語も解説付きであり、大変読みやすかった!
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とてもわかりやすいです!!
お金の流れ、
銀行、株式、証券の役割、
なぜサブプライムローンが起きたか
図を通して説明してあるので
理解しやすいです! -
お金の流れが分かりやすいし、リーマンショックまでの世界の動きにも触れているので、さらっと読めるし、理解し易い。入門書に最適。
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わかりやすい!
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【借り入れ】
■カード会社の収入の半分以上はキャッシング。加盟店手数料はたった4分の1。
カード会社の収入は、利用者の金利と銀行からの借り入れ金利の差額。
■ノンバンク=カード会社
【ポイント制度】
■家電量販店などのポイント制度は、店側が消費者側から無利子で借り入れをするためのシステム。一人1000ポイントためこんでいたとして、会員が10万人いれば、一億円を無利子で借りられることになる。
【銀行】
■銀行はコール市場で一日単位の貸し借りを毎日行っている。コールレートは金融機関同士の貸借金利。
無担保コールレート・オーバーナイト=政策金利が下がることで、銀行の調達金利が下がり、貸出し金利も下がる。
■日本株の3割が外国人が保有し、毎日の取引の6割以上が外国人によるもの。
■国の具体的な政策・公開市場操作で買いオペをすることで国債を銀行から買って銀行にお金を払うことで、短期市場金利がダウンしてマネーサプライがアップ、景気刺激。
■基軸通過であるドルは今はもう金と交換することはできなくなり、ドルの信用を保つことが重要となる。そのため、各国は外貨準備でドルを大量に保有し万一にそなえている。日本の場合はほとんど米国債。
■グローバルな還流システム
ドル高になるとアメリカは輸出でお金がなくなる。そうなると輸出がしたい日本やEUは困るので、為替介入でドルを買い、それを米国債を買うことでアメリカにドルを還流している。
■アメリカにお金が回る理由のひとつに、圧倒的な金融技術の差。日本だと金融商品未発達で、日本国債
くらいしかなかった。冷戦後のNASA→ウォール街への人材の移動。
■オイルショックを境に、サッチャー、レーガン、ゴルバチョフ、鄧小平の、ケインズ→新古典派経済学(金融自由化)、国営→民営へのシフト。 -
最初の一冊にいいと思う。
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お金の流れがバッチリ見える!
ベーシックな金融のしくみから、
最新の経済ニュースの裏側まで、
これ1冊ですべてOK!
入門書の決定版。ついに登場!
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めちゃくちゃわかるよ!金融・目次
第1講 お財布の中身を見てみよう!
——いちばん身近な金融の世界
1 一括払いとリボ払いのどっちがお得?
ポケットの中の金融システム
2 現金どころかカードもいらない?
電子マネーのしくみとポイントカード
3 すべてのキホン、銀行口座
銀行のビジネスモデルと決済機能
第2講 金融は経済の血液である
——金融システムと経済政策
1 お金を右から左に動かすだけ?
金融仲介機能と間接金融・直接金融
2 お金が勝手に増殖する?
信用創造と日銀の金融政策
3 10分でわかるマクロ経済
GDP成長率と政府の財政政策
第3講 銀行の役割が変わった?
——複雑化する金融市場
1 同じ銀行でも中身が違う?
投資銀行と金融工学の発達
2 サブプライムローンって何なの?
証券化のしくみと消えたリスク
3 投資銀行が姿を消した!?
レバレッジ効果とその問題点
第4講 グローバル化するマネー経済
——お金と金融の歴史
1 ただの紙切れがお金になったのは?
紙幣の誕生と国際金本位制の確立
2 為替相場から目が離せない?
固定相場制から変動相場制へ
3 世界は1つの市場になる?
金融自由化とグローバリゼーション
第5講 くり返されるバブルの歴史
——日本のバブルと世界経済危機
1 バブルっていったい何なの?
バブルの意味と資産効果
2 日本のバブルの教訓とは?
バブル景気と失われた10年
3 世界経済危機ってどうなってるの?
サブプライムローン問題とリーマン・ショック
もっと金融について知りたい人のための参考文献&読書ガイド
用語索引 -
3月18日読了。タイトルの通り、大学の授業(それも、分かりやすい)のごとく絵や図表をふんだんにもちいて金融の仕組み、キーワード、サブプライムローンの破綻とリーマン・ショックの発生したメカニズムについて解説してくれる書。証券化によって不動産などの「ブツ」を切り売りして流動性を高め、デフォルトのリスクがある証券を金利を高くして買い手にとっての魅力を高める、といった金融工学の仕組みは、その構造に宿命的にバブルへの指向性を持っているのだということが分かる・・・。東大・京大卒のエリート金融マンであるか否かに関わらず、おカネの前では人間とは等しく愚かな者、ということなのか。