ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質
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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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彼らはネットワークに次のような特性があるのを発見した。つながりはいくつかの格子点に集中していて、それがつながりの中枢の働きをする。ネットワークには、ほうっておくとひとりでに、非常に集中した構造になっていく傾向がある。一握りの格子点が非常に多くのつながりを持ち、それ以外の格子点は少ししかつながりを持たない。つながりの数の分布は、第15章と第16章で述べる種類の拡張可能な構造に従っている。
― 103ページ -
優先的選択をうまく描き出しているのが、英語が共通言語として使われることが多くなっているという現象だ。別に英語が本質的に優れた言語だからではなく、人が集まって話せば、同じ一つの言語を使うか、少なくともできるだけ一つの言語で通す必要があるからだ。だから、どれでもいいからちょっとでも優勢な言語があれば、その言語に急に大勢の人が飛びつく。選ばれた言語は伝染病みたいに広まって、一方ほかの言語は急速に脇へ押しやられてしまう。
― 92ページ -
あるとき、カール・ポパーは「反証を反証することができるか」と尋ねられた(つまり、懐疑主義を疑うことができるかということだ)。答える代わりに彼は、その学生を教室から放り出した。もっと頭のいいことを聞けというのだ。
― 49ページ
みんなの感想・レビュー・書評
さて、それでは、我々はブラック・スワンにどのように対処すればよいのでしょうか? 一般的には、 リスクをコントロールする戦略が不可能ならば、不確実性を積極的に活用するしかない。 ポートフォリオの大部分はアメリカ短期国債のような超安全な資産に投資しつつ、残りの10~15%をあらん限りのレバレッジを効かせたハイリスクな資産に投資するという「バーベル」戦略をとる。 こうすることで... 続きを読む »
「ブラックスワン(下)」 昔西洋では、白鳥と言えば白いものと決まっていた。そのことを疑う者など一人もいなかった。ところがオーストラリア大陸の発見によって、かの地には黒い白鳥がいることがわかった。白鳥は白いという常識は、この新しい発見によって覆ってしまった。「ブラック・スワン」とは、この逸話に由来する。つまり、ほとんどありえない事象、誰も予想しなかった事象の意味である。さて、タレブ氏の考えるブラッ... 続きを読む »
例えば、コインを40回投げて、40回とも表だった場合、41回目にコインを投げた時に表になる確率は? 数学者「50%の確率で表だ。コイン投げに過去の履歴は影響されない。」 トニー「絶対に表だね。そのコインには細工がしてあって、表しか出ないようにしているのさ」 この質問に対して、あなたはどちらの解答を支持するであろうか。 もし、学校の試験であれば、数学者は高い点数を取るだろう。トニーは落第... 続きを読む »
著者は言う、よいブラックスワンと悪いブラックスワンがいると。
私達が、難しい論理をこねくりまわして
安全だということ自体がリスクなのかもしれない。
それがこの本の感想の一つになる。
面白い。今ある、与えられた環境を疑いもなく利用することへのリスクはトレーダーの世界だけではないですね。
「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。 多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない。(カエサル)」
であり、
「間違った仮定をもとづいて厳密な議論を展開する(NNT)」
なんですね。
やはり、一番難しくて予測不能なのは「人間」ですね。
不確実性をテーマにした上下巻を読了。
下巻の方が圧倒的に読みにくかった。
理由はかなり概念的内容である点と、他の学者の誹謗中傷が多い点。
唯我独尊的な論調は好き嫌いが分かれると思う。
しかし、データを論拠にして考えること、専門家を盲信する危険性。
ランダムを受け入れる(ある種の懐の深さ)ことの重要性。
サマリーされたものの裏や切り捨てられたデータに目を向けること。
自分の思考の癖を把握し、上記点に気をつけることで、
誤った結論を安易に導く可能性は大幅に減らすことが、
できるのではなかろうかと思う。
何事もバランス。本書はかなり偏った内容とも言えたが、
180度反対にいる本が多い世の中を考えてみると、
こうした本を読むことも重要だと思う。
「チャンスに対するエクスポージャーを最大化する。」
下巻は上巻と違って人生訓みたいな感じであった。
チャンスへの考え方で、チャンスはほとんど表れないからそのように見えるものなら死に物狂いで掴もうとすること。
またそういうチャンスと巡り会う機会を増やすために、そういうチャンスが生まれるようにチャンスへの身をさらす事が大事であるとのこと。
下巻はベキ分布のことなど、テクニカルな内容にも触れてきます。 箇所によっては、鉛筆とノートを傍らに読み進めると良いでしょう。 幾多の「知性の傲慢」が断罪されますが、一番呆れたのはLTCMのエピソードですね。 「彼らのモデルは大きな外れ値が出ることを無視していて、だからこそ膨大なリスクが取れたのだ」とある。 怖いですね。 それがあの結果だもの。 分かったつもりになった人間が、力を握る... 続きを読む »
今の経済学には前提条件という枷をはめる事により、不確実性を疎外して答えを引き出す。
しかし現実的にはそんなことは無く、今の経済学の限界があり、改善の余地がある部分だと言える。
文章としては、すごく読みにくいです。
なので、内容をざーっと理解してそこから思考を回転させるのが良いかも。結構疲れるけど。。
アメリカで起こった、悪魔の金融商品、だれも反省すらしないが、痛烈な批判、心地よいほどです。
タレブのように「黒い白鳥」ばかり見て、例えば「5カ年計画」を練るのをバカにするのもいかがなものか?確かに将来がどうなるかなんて予測はつかないが、計画なんて変更すればいいのである。もちろん、世の中、正規分布によらないことが多いことは肝に命じておく必要がある。80:20の法則は実際には50:1の法則ということも。。。
安定は不安のはじまり。
下巻もなかなか統計のメディアン・平均・標準偏差ではなく
6σの外側に目を向けて
底に潜むメカニズムを探そう。
かなりマニアだったが、最近統計学の本ばかり読んでいて、正規分布中心の頭になっていたので、なぐられた感じがする。正規分布は稀で、べき乗とかそういう外れ値が普通に起こることを理解しておくことは大切。統計学を理解しても、その先があるということ。
面白かったが、難しい所はほとんどわからなかった。
ていうかもうわからなかった所がどれぐらいあるのか見当もつかないぐらいついていけなかった。
でも面白かった。
どういうことかというと、なんか読んでてえらく気持ちよかったのだ。(まぁ意味こそわからんかったけども、、)
多分、もっとこういう本を読めと、心身ともに求めてるんだろうなと思う。
近年頭の使い方がよくわかんなくなってて、自分の脳みその凝り固まってる感が凄くてやばいなぁと思ってたのだが、そうかこういうこと考えてもいいんだなって、なんかちょっと自由になった気がする。
読んで良かった。わからんかったけどね。
いや、まぁまぁわかったけど。
未来は予測できない。それに対して、どのようにリスクをとっていくのか?
そのヒントをもらった気がする。
ものごと解釈したり、予測したりする際に人間が陥りがちな認識の誤りについて書いてあり共感できる部分が結構あった。理論から実践へと移る際には理論の枠組みにとらわれてしまうというのはわかるけど、実際には気づきにくいのだろうな。
これを経済分野の本としてくくるベキではないと思う。
最後の最後に少し意外な締めとなるが、これが作者の本意なのであろう。
Bフラーの「宇宙船地球号操縦マニュアル」とアプローチは違えども世界観は近い気がする。
翻訳が下手なのか、自分の頭が悪いのか、文章が難しくて内容が分かりづらかった。時間をおいてもう一度チャレンジ。
正直理解しきれているとは言いがたいが
あまりないけどあり得る事が、実際起ったらダメージが大きいのでそれを念頭に置いとく。
現代の評価って短いタームで決められるが、そんな事実と照らし合わせると見合ってないというのは、いろいろな状況でおきてる。
仕事も株も原発も同じ構図だ。
この本を読んでフラクタルって言葉を覚えた。
世の中をわかった気になったら、ヤバイことを認識させられた。正規分布からの外れ値である、ブラックスワンの影響度について考えるきぅかけになる本。特に、世間では外れ値は無視される傾向にあり、外れ値が起こった場合は、百年に一度とかの言い訳をする。
覚えておくべき
果ての国では、格差が大きい。データ一つが集計量や全体に、圧倒的に大きな影響を及ぼす。
間違った前提で、完璧な議論をする人には注意が必要。

ここ数年で一番面白かった本で、まじめにおすすめします。
読み終わるのがもったいなくて、ゆっくり読んでいました。
----何かの現象を調べようと言うとき、やり方が二つある。一つは異常なものを切り...





