ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478009550

作品紹介・あらすじ

どうしても人に教えたくなるちっちゃい8社のストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 会社は人の幸せに貢献するためにある。

    全うなことを行う企業。特に自分が知らなかった会社について、
    世の中には立派な人たちがいると自分を反省してしまいます。

    札幌の丸吉日新堂印刷の、障碍者のかたとの取り組み。
    どんどん仕事を任せて、健常者以上の成果を出す仕組み。
    素晴らしいです!!

    吉祥寺の小ざきの社長のお父様の言葉。
    銀行の預金通帳に数字を並べるよりも、お客様の信頼を貯金して
    おくほうがよい。そのほうが、何か起こったとしても商売が
    再開できる。これは重要ですね。

  • 以下の8社が紹介されている。
    小ざさ(東京・吉祥寺)、ハッピーおがわ(広島・呉)、丸吉日新堂印刷(北海道・札幌)、板室温泉大黒屋(栃木・那須塩原)、あらき(熊本・城南)、高齢社(東京・秋葉原)、辻谷工業(埼玉・志木)、キシ・エンジニアリング(島根・出雲)

  • ほんとに小さいけど、世のため人のために事業を行っている会社の紹介。
    継続してどうなってるか確認したい会社ばかりでした。

  • 小ざさ:吉祥寺のようかん、もなかのお店、一坪で年商3億円超 ハッピー小川:呉市、福祉衣服や寝具をつくる 丸吉日新堂印刷:札幌市、ペットボトル再生名刺で一枚につき1円を寄付する仕組みをつくる 板室温泉大黒屋:現代アートを取り入れた旅館 あらき:熊本県酒屋

    この病気にかかったことで、人間には強さだけでなく、やさしさが必要なのだと改めて教えてもらいました 人のやさしさは、流してきた涙の量に比例する 

  • 仕事というのは いやいややるもの。ではなく 気持ちと命をこめて するもの できるものなんだなぁ と改めて思いました。その根本は、人であって、
    それも働く場の人を大切にすることが、顧客の幸せにつながるのだ ということを感じました。

  • 日本中から顧客が追いかけてくる 8つの物語 ―
    http://www..co.jp/book/9784478009550.html ,
    http://yaplog.jp/sakamoto/

  •  小さい会社が持ち上げられ、世の中に認められるのは良い事であり、どんどんそのような会社が増えてくれるのはうれしい事。

     しかし並大抵なことではないわけで、結局手を広げる能力があるかないかで変わってしまう。またその事業を大手に譲るとしても創業の理念は継承されないのは分かりすぎる事実。

     いったいこのような皆が幸せになりそうな会社はどうすれば増えるのかそれが知りたい。




     ちょっとした売り上げの計算 売上3億円だとすると
     一本580円×150本/一日 87,000
     これを365日毎日営業して 87,000×365 = 31,755,000
     300,000,000-31,755,000=268,245,000
     これを54円で割ると 268,245,000/54 =4,967,500
     これを365日で割ると4,967,500/365 = 13,609

     果たして13,609個の中身はどれくらいか?

  • 吉祥寺にある和菓子屋さん「小ざさ」さんを追った「一坪の奇跡」からのリファレンス。

    確かに大きくはないが「マジで!?」と思わずにはいられない日本企業8社をフィーチャー。大きい企業には難しい、想いが爪先まで入った仕事が(必ずしも金額というカタチではないかも知れないが)途方も無い成果に繋がっている部分は否めないだろう。

    でも「奉仕がさきで、利益はあと」と断じ、誘惑を断って人の心の底から目を逸らさずに仕事をするって、コトバにすると青臭いだけのスタイルで、自分の仕事の歴史を築く人々の姿は、必ず元気の貰える内容だといっていいでしょう。

    決して強がりはしない恐ろしく強い人たち光は、柔らかくて優しい。

  • けして多くはない。でも、日本にこういう会社があるって知れて本当に良かった。

  • 「小さいけれど志をもった企業は社会的に必要とされているので生き残る。」と希望が持てる1冊であった。よくぞこんな企業をみつけてきたと感じる。
    企業である限り採算度外視であるべきではないこと。正しいか誤っているかは誰にもわからないのに「正しい経営」という言葉が多用されていることろがひっかかった。

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著者プロフィール

1947年 静岡県生まれ。静岡文化芸術大学文化政策学部・同大学院教授、法政大学大学院政策創造研究科教授、法政大学大学院静岡サテライトキャンパス長等を歴任。ほかに、「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞審査委員長等、国・県・市町村の公務も多数務める。専門は、中小企業経営論、地域経済論、地域産業論。主な著書に『日本でいちばん大切にしたい会社』(あさ出版)、『心の時代の感動サービス』(同友館)など。

「2023年 『いい会社には、活きた社内制度がある。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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