思考のパワー---意識の力が細胞を変え、宇宙を変える

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制作 : 千葉 雅  島津 公美 
  • ダイヤモンド社 (2014年5月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478011812

思考のパワー---意識の力が細胞を変え、宇宙を変えるの感想・レビュー・書評

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  • 「思考のパワー」Bruce Lipton


    イモムシと空を飛べる蝶のDNAは同じ。ただ異なるシグナルを受け取ってそれに反応しているだけ。

    多くの人の意識を変えるにはある程度の時間がかかる。アインシュタインが宇宙に存在するものは全てエネルギーの組み合わせで出来ていると証明してから既に1世紀を経てもなお世の中は、原因と結果、作用と反作用という物理学的メカニズムで成り立つニュートン力学の法則に則っている。

    やけどをするかもしれないと思う人はやけどし、しないと思う人はしない。つまり、人の信念が物理世界に影響している。

    墜落した1.4トンのヘリコプターを高く持ち上げた作業員もいる。

    生命をコントロールする力は、遺伝子ではなく心にある。

    病気の原因は「外傷」「毒」「思考」。

    治療薬の最低三分の一がプラシーボ効果を持ち、ネガティブ思考によるノセボ効果によって病気にもなる。

    人間の思考の7割は過剰なネガティブ。

    遺伝子が生物をコントロールしているのではなく、遺伝子が生物に利用されている。遺伝子は読み書き可能なプログラムであり、生命が遺伝形質を進んで定義し直せる。

    潜在意識には経験した事全てを記録する驚くほどパワフルな処理能力がある。このボタンを押しただけで脳の大部分を占める無意識のエリアで一秒間に4,000万以上もの神経の伝達が行われている。逆に、自意識を生み出す前頭葉では、一秒間に約40しか神経伝達ができない。つまり、潜在意識の情報は、顕在意識に伝わるよりも100万倍速い。

    潜在意識は顕在意識のような創造力が5歳児程度しかなく、前もって記録され、習慣となった反射しかできない。

    我々の行動のうち、自意識が関わっているのはたったの5%しかなく、残り95%の意思決定、行動、感情、振る舞いはモニターされていない潜在意識からのもの。

    考える心は認知的な思考、アイデンティティ、自由意志のあるたった40ビット、5%以下の部分で起こる。

    潜在意識の中で最も影響力のあるものが生まれてから6歳までの経験。その子の可能性を伸ばすだけでなく、自分に限界をつくったり、自己破壊的になるような認識を持つ原因ともなる。

    親の言葉は、子供に人生初期の経験として刷り込まれる。小さな子供は粗相をして怒られてもその状況と自分のした行動が結びつかないので、彼らは否定された言葉をそのまま自己の存在に向けられたものとして刷り込まれる。

    胎児の神経システムには、子宮で経験した事が刷り込まれ、母親からダウンロードされた感情的な情報により生まれる頃には既に性格の半分が形成されている。

    子供の脳波には、アルファ波より高いものは現れず、ほとんどデルタ波とシータ波で占められる、EEG波と呼ばれる潜在意識のレベルにある。催眠術にかけられたトランス状態と同じ。

    私たちにたった一つの行動「許し」ができれば、地球全体が進化できる。

    ものの考えかた=哲学こそが、最終的に生物の意思を決定する。個人の潜在意識による文化的な認識は、当然社会でも共通。社会信念は大きなスケールで害になりうる。

    調和のとれた自然の原理とテクノロジーの進化とを結びつけると、自立しながら成長する文明ができる。

    一神教の場合、指揮系統が必要となり、天からずっと下層部まで命令が下る。

    ネイティブアメリカンが父なる空と母なる大地と呼んだ通り、生命は空から降り注ぐ光と地上の物質を融合して生まれた。

    亜原子レベルでは、エネルギーは常に竜巻状に回転、振動している。

    エイズ患者や術後の患者の回復を願うと病状が好転したり、ある都市の人口の1%が暝想状態に入ると、その地域の犯罪が明らかに減少した。

    環境こそが進化を導く力。

    現在の人間はより高いレベルの進化の始まりであり、人間性を持つ人々でつくられた巨大な有機体へと変化を遂げる始まり。

    Competition(争う)はギリシア語の語源では「ともに生き残る」という意味。

    人間は、全体を構成する一つ一つの要素がそれ自体、全体と同じ構造を持つホロン。母なる地球の一つの細胞。

    現在、地球上に70億人もの人間という細胞がいて、無意識にエネルギーを破壊的な目的で使っている。単細胞の有機体がもっと複雑で効率のよいものに変化しようと意識した上で環境を利用するように、人間社会も新しい社会的なパラダイムと経済関係を取り入れていく事。この新しい協力的な意識があれば、個人の意志を拡大させ、全体の為にもなる。

    RNAの情報がDNAコードコピーされる逆転写酵素を発見してノーベル賞を受賞したテミンは発見当初、科学界の異端者として学会から排除された。

    生体にとって新たな遺伝子をつくる必要が生まれるのは、遺伝子そのものではなく、生体を取り囲む環境からのシグナルによって必要な遺伝子が現れるように活性化される。

    遺伝情報は一方向にしか伝わらないとする間違ったセントラルドグマは20年前に再評価されているのに、未だに本やメディア、製薬会社はドグマの概念を捨てない。

    ボノボは、愛し合う社会で生きている。雄は戦った後、お互いにキスをして仲直りしようとし、他のチンパンジー種よりも
    ずっと性交の回数が多いのに出産率は安定している。

    進化は偶然ではなく、意図的に起こる。

    大惨事が起こると多数の種が絶滅し、そのあとに新しい種が爆発的に増える。進化はゆるやかな変化の中ではなく、突然の飛躍によって起こる。

    一つの原子から他のエネルギー殻へとジャンプする量子(電子)が存在する。

    アリの集団には、数匹の「専門家」と呼ばれるリーダーがいて、集団全体の行動に影響を与えている。

    粒子をコントロールしているのは形のない「フィールド」。世界に対して健全な見識を持つには、目に見える物質と見えないフィールドの両方を意識する事。

    宇宙に存在するものは互いに関連しあっているので、誰かを犠牲にすると進化しない。適者生存で残ろうとする者が現れても、結局その人を含めた全体が死滅する。

    我々の先祖は、ランダムなプロセスだけでなく、カオスという動的なシステムの中に組み込まれた予測可能なパターンに従って進化してきた。

    間違っていた四つの社会神話
    ・物質が全て
    ・適者生存の法則
    ・全ては遺伝子が決める
    ・進化はランダムに起こる

    最先端科学がこれまで核となってきた信念を大幅に修正しようとしているが、西洋文明が浮き沈みを経験したのは今回が初めてではなく、アニミズム→多神教→一神教→科学的物質主義へと移り変わってきた。我々人間はさらに進化して前進する。

    物質が現れる前の宇宙は、フィールドと呼ばれる目に見えない互いにもつれたエネルギーが命を生み出す空間であった。150億年前に起こったビッグバン後、エネルギーフィールドが収束し始めて以来、量子がもつれた状態のままの物質が存在している。

    物質がフィールドの中に含まれるエネルギーパターンの情報で成り立っているので、エネルギーフィールドは物質に対して優位な影響を与える。

    物質主義のパラダイム
    私たちはどうやってここにきたのか?:ランダムな遺伝子活動の結果
    なぜここにいるのか?:進化し増殖する以外に選択肢がなかったから
    なすべき事はなに?:弱肉強食の法則に従う事

    ホリズムのパラダイム
    私たちはどうやってここにきたのか?:創造されて環境に適応すべく進化した結果
    なぜここにいるのか?:地球を愛し、人間性の進化に目覚める事
    なすべき事はなに?:全ては繋がっていると意識して自然とのバランスをとって生きる事

    最新の科学と古代スピリチュアルの知恵を融合したパラダイムを迎え入れ、ホリスティックな世界観をもたらす事。

    環境の変化は反復される特徴を持ち、様々なスケールでフラクタルを繰り返す。

    コッホ雪片で、正三角形などシンプルな図形をなんども繰り返すと、どんどん複雑な図形になる事が説明できる。

    全ての脊椎動物の胚は、発達初期に進化の全ての段階の起源をたどる。

    本当の意味での頭脳細胞は、細胞膜に埋め込まれたレセプタータンパク質とエフェクタータンパク質がスイッチとして感知、作動しており、生体がどのくらい認識し感じ取れるかはレセプタータンパク質の数による。

    スティーブングールドとナイルズエルドリッチは、新種の出現は長期の安定した環境状態が大惨事によって中断される事で急速に新種が増える(断続均衡)と証明した。

    バクテリアが目的をもって進化できるならば、人間にもできないはずがない。

    原核細胞は、自発的な進化があるレベルに達すると進化のメカニズムをアップデートさせる。一つ一つの細胞のサイズを大きくして知性を高めるよりも、ひとところに集まって表面面積を拡大し、知性を共有し、同じ環境に生息する一つの共同体として効率的な集合体になる。

    最初の多細胞は有機体の単純な群れにすぎず、それぞれの細胞が賃貸料を節約するかのように集まったものだが、やがて
    役割が細分化され、筋肉、骨、脳といった特化した機能を持ち、他の細胞の役に立つ多細胞へと進化し、何兆もの細胞からなる共同体をつくって生き残ろうとし始める。

    かつて、地球を支配していた恐竜が絶滅に追いやられ、哺乳類など弱いものが地球を受け継いだが、現代では、大企業が崩壊し、生態、経済、人類そのものが存続の危機に瀕し、人間性を育む緑豊かな環境への意識が生まれる。

    細胞の持つシステム
    ・重要度に沿って仕事をし、余った利益は共同体の銀行に貯蓄する通貨システム
    ・スチールケーブル、合板、鉄筋コンクリート、電子回路、高速のコンピューターネットワークのような生化学的な科学技術や製品を作り出す研究と発達の為のシステム
    ・想像できないほど進んだ技術で空気と水を浄化、供給する環境維持システム
    ・インターネットで圧縮したメッセージを瞬時に各細胞に送る複雑なコミュニケーションシステム
    ・細胞内の環境を整える為の拘留、拘束、リハビリ、自滅を助ける刑法システム
    ・全ての細胞を健康に保つ為に必要なものが供給される健康保険システム
    ・細胞と体を軍隊のように守る免疫システム

    バイオミミクリ分野(自然のモデルを学び、そのデザインやプロセスを真似たりインスピレーションを得る科学)では、地球上の生命を維持する為の新しい技術を作り出そうと、生態の進歩をさかのぼって詳細に分析しようとしている。

    体内の政府とも言うべきものが指令を出し、体の基本構造をつくったり、アップグレードしたり、修理するのに必要な部分のシステムにいつでも貯蓄エネルギーが送り込まれるようになっている。この公平なシステムのおかげで細胞は常に共同体に貢献しつつ、次のATP賃金がどこから支払われるかを心配する必要がない。

    共同体の一員として、細胞は個々の利益を先延ばしにしても全体を支えようとする。そのかわりに協力関係にある共同体から知覚がもたらされ、エネルギー効率が上がるので生存率が高くなる。

    細胞は成長と防御を同時にはできない。

    男性が権力を持った文明は防衛に、女性が主権を持った文明は成長と繁殖に重きが置かれる。

    無極性分子は女性と似た性質を持ち、集まって調和のある液体のような共同体をつくる。極性分子は男性的で、権力争いをしながら分子が集まり、最も強いものから弱いものへと階層を作り、両極ができあがる。

    極性を持つのがタンパク質とRNA、極性を持たないのが脂肪と糖質。生命の起源は、この極性分子と無極性分子が協力できるかにかかる。この二つが共に働いて、生物の基本である細胞小器官と言われる細胞膜をつくる。

    愛と調和に満ちた生命力の溢れる世界を取り戻すには、補佐的に扱われてきた女性の神聖な力を再び集結させる必要がある。

    進化が起こる際の重要なカギは、真逆に思えるものを融合する事。二元生を統合する事だけが希望ある未来をつくっていく。

    アインシュタインはフィールド(心)だけが粒子(体)を司ることができると強調した。生活に影響を与えている目に見えないフィールドの存在が新しい科学によって議論の余地がないほどすでに実証されている事を普通の人は知らない。

    時の流れを確かめる実験では、観察者の有無が結果を分ける。観察者がいなければ信念は時間を遡る事もできる。

    遠隔視の実験により、フィールドは、時間だけでなく空間も超えられる事がわかった。遠くの場所をスパイするだけでなく、癒す事もできる。

    祈りは秘密や隠し事なく、心を開いて相手を心から想う事で効果が生まれる。

    祈りは目に見えない。見えるのは、体に祈りの感情を生み出す為に行う動作だけ。感じる事が祈り。

    祈る内容に執着しない事。起こる事を大変気にかけ、その上で執着しない事。

    心臓には少なくとも4万の神経があり、意識的な脳、大脳皮質関連部、扁桃腺、視床とコミュニケーションを取る心臓頭脳がある。

    心臓は脳からの司令に自動的に従うのではなく、神経から伝わって来る信号を一つ一つ解釈し、それぞれの感情に反応している。心拍数は単に機械的に生命活動を示すリズムを刻んでいるのではなく、知能のある言語のようなもの。知覚や行動に想像を超えて関わっている。

    心臓は意識と感情を引き起こす生理的学的反応との間のインターフェースの役割をしている。さらには愛情そのものも生理学的に測定できる。

    リラックスした状態では、ストレスホルモンコルチゾルの分泌が抑えられ、老化を抑えるホルモンDHEAの生成を促す化学物質へと変わる。愛情、思いやり、感謝といった感情を培うと、より健康的で幸せに、長生きができるような生理状態になる。

    心臓に自分の意識を向けると、心臓と脳の間の同調が早まり、神経システムが静まり、ストレス反応の活動は鈍くなる。心臓がこうした干渉性をもって調和を促すと、体はエネルギーを成長と維持の為に使える。

    心臓がフィールドに与える影響力は脳内電磁波の5,000倍の強さで電磁波として伝わる。愛情などの感情も測定でき、量子化する心臓の持つフィールドには干渉性があり、ネガティブな感情はこの干渉性を妨げて心臓にあるフィールドの調和を乱す。

    心臓は自分の周りの世界に向かって感情が発せられており、他人の感情にも影響される事がある。ある人が他人を実際に触ったり思いやったりすると、二人の心臓と頭脳に電気的な活動が起こり互いに絡み合いながら同調する。この研究は、心臓と同調し、癒しのフィールドを世界規模でつくることができる事を意味し、人々の愛が同調して作り出す癒しはあっという間に広がる。

    ラスコウの癒しの4ステップ
    1.すでに物質的に形となっているものを意識する。
    2.その状況を自分から切り離すというより愛を持って確かめる。それらが組織に与えている影響を許す。
    3.その状況を解き放つ。物質を粒子状の波動に変え、その波動から物質を作り出しているのは観察者の意志。
    4.解き放ったエネルギーを自分の目的や望みに合わせて変換する。執着を捨てて自分の望みを周囲に放つ。

    自分の中に拒否感や変えたいと想う部分を認めて愛する事ができれば、それらが持つ力をポジティブな形に作り直すチャンスになる。

    科学的視点から見れば、人間の進化が起こるのは個体の中で相互依存している全ての細胞を意識できた時。

    数学:フラクタル幾何学は自然の構造を説明している科学的基礎であり、自己相似パターンを繰り返す構造はどんなレベルの世界にも存在する。物事を自然にうまく働かせるには、意識してこの自然のパターンに従えばよい。

    物理学:量子学者は観察している人が現実を作り出す事ができると認めている。私たちは自分たちの信念、認識、思考、感情で現実を共に作り出して行ける。

    生物学:発生遺伝子の分子のメカニズムは、経路を通して働くが、この事実を意識すれば人間が健康で豊かになれるようなコントロールは可能になる。個人でも社会でも、信念や認識のフフィールドが生態系の状態や現実を決めている。

    2007年5月20日、65カ国で100万人以上が同じ時刻に平和のために瞑想した時、RNG(乱数発生器)に計測できるほどの偏りが生じた。

    人々がみんなで意識して、愛、健康、調和、幸福に焦点をあわせれば、地球を天国のような場所にしてしまうほどのフィールドが本当につくれる。

    東洋の陰陽のシンボルは、互いに組み合わされた白黒で表されるが、黒には白の、白には黒の部分があり、お互いが同じ要素からできている事が示されている。男女も肉体的、外見的には異なるが、その内部には男性ホルモンと女性ホルモンの両方を持っている。

    細胞がその進化を遂げたら、きっとさらに意識を広げる為に、他の進化した細胞と結合し始めるだろう。進化を遂げた途端に、地球は他の似たような星と結びついて、意識を広げながら私たちが何者なのか、私たちが住む宇宙本来の姿がどういうものなのかという洞察を深めながらそのプロセスを続けるだろう。

  • 大崎Lib

  • 部分は全体。全体は部分。進化とは何か? これからの科学、宗教、哲学の在り方を考えさせられる。これまでの固定観念により縛られた支配された頭脳の限界を超え、真の思考のパワーを手に入れたい。

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思考のパワー---意識の力が細胞を変え、宇宙を変えるの作品紹介

多くの人は、自分の中に眠る力を正しく認識できないまま、周囲から刷り込まれた自分の限界だけを身に着けてしまっている。「私たち自身の姿は、こうなりたいと祈った結果の答えなのだ」新しい科学によって人間のプログラムを理解し、それをどう変えられるかがわかれば、自分たちの運命を書き換えることだってできる!人間の持つ信念が、現実に影響を与えている。次なる進化の時を迎えた私たちに、新しい生物学が伝える、思い込みから抜け出して世界を変えるメッセージ。

思考のパワー---意識の力が細胞を変え、宇宙を変えるはこんな本です

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