管理職の心得―リーダーシップを立体的に鍛える

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  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478011829

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  • ●要約サイト:https://biz-zukai.com/%E3%80%90%E5%9B%B3%E8%A7%A3%E3%80%91%E7%AE%A1%E7%90%86%E8%81%B7%E3%81%AE%E5%BF%83%E5%BE%97%E2%80%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%92%E7%AB%8B%E4%BD%93%E7%9A%84/

    ●管理職=企業目標の達成に向けて部下を通じて業務を遂行
    ●管理職の機能:計画通り物事が進むように管理を行うこと.
    経営の視点(業績貢献、全体最適)& 部下の活動への関与。
    --->正しい課題設定&遂行に向けた標準ツールがあることが前提だったが、
       変化が激しい昨今では恒久的な課題設定は不可能であり瞬時値でもいいので
       Do the right thingsが重要。過去の成功例(標準ツール)も最早存在しない.
     --->これまではリーダーシップの発揮は社長に求められたが”標準ツール”も”適切
       な課題設定”も現場mgrにしかできなくなっており発揮の主体は現場mgrに。
     ①計画
     ②組織化(organizing):体制や業務分担を決め、仕事をアサイン
     ③命令 (commanding)
     ④調整(coorinating):必要な調整、軌道修正
     ⑤統制(Contorolling)

    ●リーダーシップ=当事者として新たにリスクを取ること
    ●managementの権威=position(人事権)/ personal power(専門性/人柄)
     --->終身雇用の崩壊、出世以外の価値観などでposition powerは減衰傾向。

    ●管理者のスキル要件
     ・Technical skill:担当業務、顧客、業界への専門知識
     ・Human skill:部下の教育、育成やコミュニケーション手法など人間関係の知識
    --->positon levelに関係なく求められる
     ・Conceptual sikill:戦略、mktg、財務、会計、政治経済など経営全般
    ---> MBA.

    ●経営を担うリーダの要件
     ・Leadership:創造・変革を推進=人を動かす力
     ・Business:利益を生み出す=儲ける力
     ・Management:複雑さに対処する=管理する力

    ●やるべき行動を行う必要要件(例:部下の指導)
     ①知識:やるべきこと / 最低限の前提知識を理解している
     例)否定的な情報は事実と意見を分ける/相手の人格ではなく問題行動に焦点を
       当てるなど、指導方法の基本を理解していること
     ②スキル:遂行するためのスキルを用する
     例)自分の考えを論理的に伝える力、傾聴力(相手の納得感を醸成)
     ③マインドセット:実行に向けた意欲がある
     例)一時的に関係を毀損させてでも正しく指導はすべき

    ●コミュニケーション:情報の共有+意味の共有(コンテクスト、why it matters.

  • 派手な戦略を考えたり、格好いいマーケティングのフレームワークを用いたりということではなく、あくまでも管理職としてどのように周囲とコミュニケーションをとるか、自らのキャリアも含めた育成をどうするか、といった点に関する考え方が整理されています。昨今巷にあふれるビジネス書とは一線を画す”硬派”な一冊といえます(その反面読みながら若干退屈してしまう面もなくはないのですが・・・)。

  • 教科書的な内容。
    管理職を目指している人、及び今までこの類の自己啓発本を読んだことがない人向け。
    個人的には目新しい記述はなかった。

著者プロフィール

ILD代表。早稲田大学大学院経営管理研究科 早稲田大学ビジネススクール 客員教授。
慶應義塾大学法学部政治学科卒業。米国デューク大学経営学修士(MBA)。NEC、グロービスを経て、2004年、ILD(Institute for Leadership Development)を設立、同社代表に就任。06年より、早稲田大学ビジネススクール客員教授兼任。専門は経営組織論およびリーダーシップ論。

「2018年 『ビジネススクールで学ぶ人材育成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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