- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478011904
感想・レビュー・書評
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TOC(Theory Of Constraints)が小売り業に適用されています。予測できない需要と在庫とのバランスを考慮する上で、発注を細かく分割することによって、在庫切れによる逸失利益をカバーし、投資収益率や在庫回転数を向上させています。
今の自分にとっての制約条件は何でしょうか。語学ではないかと思います。日本語に慣れきっているせいか、英語の文献でも日本語訳があればそれに飛びついてしまいます。英語圏の拒絶通知に対応する際は、英語の文献の参照個所を指摘しなければいけません。その際の流れは次の通りです。
拒絶通知に記載の英語該当箇所チェック→日本語における該当箇所チェク→日本語に基づき反論案構築→反論案の根拠となる英語の該当箇所をチェク→日本語でレター作成
日本語と英語とを行ったり来たりで、非効率きわまりありません。上の流れを英語だけで完結できるように、2010年も語学力向上に努めたいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
毎回毎回自分で試したくなるほど。是非うちの社内の人たちに読んでもらいたい。
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クリスタルボール
「The Goal」「The Goal2」の著者、
エリヤフ・ゴールドラットの本。
今回は、売上と在庫のジレンマを解消するための
ストーリー。
そもそも「売上と在庫のジレンマ」とは……
売上を上げる = 在庫も増やさないといけない
ということ。
つまり、
在庫を減らす = 売上を減らすこと
もまた「真」となる。
しかし、ゴールドラット博士は、
在庫を減らす = 売上が上がる
と解く。
なぜなら
1.在庫を減らすと、展開できるスペースが広がり、
さらに多品種の展開ができる。
2.多品種の展開をすることで、様々な顧客のニーズを
拾えるので、買い上げ比率が高まる。
から。。
ただし、発注から在庫補充までのタイムラグを
短縮しなければならない。
そのためには、
1.発注精度の向上
2.効率のいい納品体制
3.発注単位を細かくする
が必要となる。
その仕組みづくりが、より効率のよい(少ない運転資金で運営できる)
会社作りとなる。
小売をやっている人なら、一度は読んでおきたい本だと思う。 -
明日、これを資材部の後輩に推薦しよう!
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TOCの小売業への適用
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小売りにおける在庫の最適化問題。
ゴール、ゴール2、チェンジザルール、クリティカルチェーンほどの緊張感はない。
面白いけれど、大事なことは上記4作に詰まっているかなぁ。 -
物語形式に小売業のジレンマを解決する様を本に表現していることがすごい!
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ザ・ゴールは製造ラインを題材に書かれているので製造がわからないとピンとこない人もいる。仕入・販売系を前提に書かれたものが本書。
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エリアフ・ゴールドラット氏の著作の中では、読み易いと思った。現実に即しており、目新しいジャンプがない代わり、何故末端で在庫を持つべきではないのかなど分かりやすく解説してくれる。少し、経験のある人にとってはサプライヤーからの小口納入のプロコン、商品センターと中央物流センターを置く意味などサプライチェーンの基礎がよくわかる内容となっている。
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経営コンサルタントのエリヤフ・ゴールドラット氏の著書です。
「ザ・ゴール」シリーズの小売店版になります。
小売りの各店舗の在庫量の適正化とそれに伴う経済学的メリットの明確化からスタートし、それを会社全体に広げていくストーリーとなっています。
テーマが在庫量の適正化なので、内容的に目新しさは感じませんでした。
読み物としては面白く読めますが、実際はこうトントン拍子には進まないだろうなぁという感想を持ちました。
小売業に携わる方が、自分の職場のチェックがてら読むのには最適だと思います。