コトバの戦略的思考―ゲーム理論で読み解く「気になる日本語」

  • 115人登録
  • 3.05評価
    • (1)
    • (5)
    • (8)
    • (4)
    • (1)
  • 12レビュー
著者 : 梶井厚志
  • ダイヤモンド社 (2010年2月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478012802

コトバの戦略的思考―ゲーム理論で読み解く「気になる日本語」の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 普段使っている言葉を再度検討する。 例えば、「お疲れ様でした。」特に疲れていなくても掛け合う気安さ、また、手軽さもあり、ついつい使ってしまったいた。

  • 「戦略的思考」なんて、たいそうなタイトルがついていますが、内容は最近の日本語について感じた違和感や疑問点を感じた筆者が経済学という視点も交えながらあーでもないこーでもないと分析していくという、エッセイものです。
    取り上げられる日本語は「お疲れ様」や「よろしくお願いします」などの(日本語特有の)あいさつ言葉から「やばい」「義理チョコ」、「デフレ」など、多岐に渡ります。
    そこまで専門的な内容ではでないですし、新規性もありませんが、とにかく筆者の文章の巧みさやユーモアのセンスに没頭してしまい、約300ページがあっという間に終わってしまいました。 エッセイとはいってもただの与太話ではないので、経済書の息抜きとしては良いと思います。
    ただ、”ゲーム理論”は後半に少し登場するだけで、この本の主役ではありません。

  • 今どき言葉の裏に隠された戦略的意義、新語に対する違和感は何に由来するのかが示され、言葉の成立した原因を考察している。いたるところで経済学理論を駆使し、あいまい戦略などもキーとなっている。

  •  日常的コトバがいかに処世術的に使用されているかを説明しているが、おそらく企画倒れで、後半は著者の専門領域である経済の用語解説で終わっている。

  • ゲーム理論と言葉について。
    割と難しい箇所があった(自分の知識不足は否めないが…)ので、読みやすくはなかったが、少し理解できた部分は、なるほどと思わされる部分もあった。

  • 021825481

  • 読み始めのときはちょっとうがちすぎじゃないかと感じたが、読んでいるうちに徐々に慣れてきた。

    著者は言語の専門家ではなく経済学の専門家なので、言葉の歴史や用法の変化にはさほど詳しくないと思われるが、しかし人間の行動を分析するゲーム理論的な観点での言葉の使われ方やその社会的な背景に関する洞察は新鮮で、自分の場合はどうだったかを考えながら著者の主張を読んでいくと、身の回りの言葉遣いについて納得させられることが多々あった。

    ただ1件気になったのが、「順序を付けた二者択一基準の問題点」における記述。メタボの診断基準の順番と選挙の二者択一の順番の決定が同じ問題を起こすように書かれているが、前者は基準に当てはまる対象の選択の問題で、後者は複数候補間の比較の話だから問題としては全く異なると思われる。つまり、メタボの診断基準の順番を仮に変えたとしても、その基準のいずれかに当てはまる人は、順番によらず必ずいつかはメタボと診断されるのに対し、選挙の場合は当然比較の順番によりどの候補が当選するかは変化する。多分よくある決定不能性の話をしたかったのだと思われるが、明らかに問題としては違うのでこの点は残念だった。

    とは言え、全体的には自分や身の回りの言葉づかいを深く考えるきっかけを与えてくれる好著で、ゲーム理論の応用範囲は広いなと感じさせる1冊。

  • 問題な日本語×行動経済学

  • 2010.04.18 日本経済新聞に紹介されました。

  • 「お疲れ様」「どうも」普段つい使ってしまうこれらのコトバ

全12件中 1 - 10件を表示

梶井厚志の作品

コトバの戦略的思考―ゲーム理論で読み解く「気になる日本語」を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

コトバの戦略的思考―ゲーム理論で読み解く「気になる日本語」の作品紹介

日常に溢れる奇妙なコトバに秘められた、意図せざる「戦略」とは?気鋭の経済学者がゲーム理論を駆使して日本語を斬る!目からウロコのエコノミック・エッセイ。

コトバの戦略的思考―ゲーム理論で読み解く「気になる日本語」のKindle版

ツイートする