- Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478013199
感想・レビュー・書評
-
ハーバードビジネスレビューの1950年代~1990年代のベストヒット集
古臭いのかと思いきや、現在の戦略論の礎がずらりだったのです詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ポーターの「ファイブ・フォース」、ハメル&プラハラッドの「コア・コンピタンス」など、現在も読み継がれている論文を収録。主要な戦略論のコンセプトと歴史を学べるアンソロジー。
1章 多角化戦略の本質
2章 競争の戦略:五つの要因が競争を支配する
3章 競争優位の戦略:「企業戦略」を再考する
4章 戦略クラフティング
5章 タイムベース競争
6章 ストラテジック・インテント
7章 競争は戦略の目的ではない
8章 コア・コンピテンス経営
9章 ケイパビリティ戦略論 -
たまにTVの歴史番組などで、戦国時代を現代の戦略論で分析するものも有るから、参考に読んで見た。
クラウゼヴィッツ(一次元)~リデルハート(二次元)とした場合の3DであるところのWW2以降の戦略論の概要が、実際の戦争、そして市場争奪戦を例に面白く書いてある。
無論、有名どころのクラウゼヴィッツ「戦争論」やリデル・ハート「戦略論」の概要を解りやすく(手っ取り早く)知りたい方にもオススメ。
合わせ読みオススメ
・戦争の日本中世史
・「城取り」の軍事学 -
HBRの論文集。Five Forces Analysisやアンゾフのマトリクス、コア・コンピタンスなど経営学の古典が満載で読み応え十分。
興味の有無に関わらずこれを読まずして経営を学び語るべからず、とも言える一冊。 -
1957年から1993年を代表する学者による論文の要約を集めた一冊である。学術的な経営に関する視点や考えの流れを把握するのに適しており、また論文を読むとっかかりとしてはふさわしいと思われる。
しかし要約を集めた分、内容の濃さは期待できず、しかし逆にさらに読みたいと思った論文、学者を選び、さらに読みたいを思わせる本かもしれない。 -
市場戦略の新たな方向性を決めることが多角化の目標でもある。
・産業の魅力度
・参入コスト
・補強関係
1.ポートフォリオマネジメント
2.リストラクチャリング
3.スキルの移転
4.活動の共有
・企業の役割と目標を具体的に定義する
・選択したコンセプトの必須条件を満たすためのスキルを備える。
・企業戦略とフィットする形で組織体制を構築する
・自社にふさわしい資本市場の状況を見つける。
1.新たな優位性を身につける
2.相手のすきをつく
3.競争ルールを変える
4.競争を協働の両面作戦を展開する
思いつきで対応していると顧客ニーズを深耕する努力を怠るようになる。
成熟市場においても日本企業の挑戦には眼を見張らされる。