モレスキン 「伝説のノート」活用術~記録・発想・個性を刺激する75の使い方
- ダイヤモンド社 (2010年9月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478013267
感想・レビュー・書評
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学生の頃、年に何冊ものノートを書いていたことを思い出した。
日記やスケッチのほかに、サークルの部室やバイト先の喫茶店にも据え置きのノートがあり、暇を見つけては好きなことを書き殴った。他の人の書き込みを読むのも楽しかったし、夜学生だった私は、ノートを読むことで時間帯の合わない部員とも親しく交流できていたように思う。
夏の合宿では、先輩から代々伝わる献立ノートに感動した。あのノートは今もあるのだろうか。
社会人になってパソコンを使うようになり、手帳の代わりにPalmでスケジュール管理をするようになった。
会議中のメモもノートパソコンに打ち込んだり、リアルタイムにWikiに書き込んだりした。
何もかもデジタルで管理することに夢中だった私は、たまに紙の書類に書く機会があると、簡単な漢字も思い出せずに焦ることがあった。
そんな私がこの本を手にしたのは、たまたま書店で目に止まったというのもあるけれど、ノートとデジタルツールの使い分けについて書いてあるのが気になったからだ。
紙に書く習慣がほとんどなくなった今でも文房具は好きで、時々使いもしないノートを買ったりする。昔みたいに書きたくなってノートを開いても、どうやって書けばいいのか思い出せない。
2~3ページ書いては白紙のまま。
私の部屋にはそんなノートや手帳が何冊もある。
そんなノートたちを、何とか活用したかった。
今さらデジタルなしの生活には戻れないけれど、紙のノートだって活躍の場があるはずだ。
読み始めると、沢山の経験に基づいた実例が、わかりやすい図説とともに紹介されていて、すぐにでも実践したくなった。
まずは手元にあるノートを使いつつ、モレスキンノートにも興味がわいて一冊買った。
長いこと忘れていた「紙に書く」楽しさが、よみがえってきたような感じがした。
どうかこの楽しさが長続きして、三日坊主で終わったりしませんように。
[追記]
2011年1月、初めて買ったモレスキンノートの最終ページにたどり着きました。感無量です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
仕事に必要なビジネス手帳については、
デイリー+ウィークリー(ホリゾンタル)の組み合わせという型が出来つつある。
他方、記憶を蓄積していくための方法論はまだ整理されておらず、このようなクラウド系のITツールを使っていた。
そこへモレスキンの登場である。
先ほど、ITOYAで実物を改めて見てきたが、これはよい。
当面、
・フィールドノート
・海外出張ノート
として使う予定。 -
モレスキンノートの使い方をGTD、アイデア帳、スケジュール管理から絵日記、スケッチまで幅広く解説した本。
モレスキンノートだけでなく、普通のノートや手帳にメモしたりスケッチする時にも、本のアイデアは役立つと思う。
下記の記事に著者二人の思いが書かれている。
モレスキンノートには2つの使い方がある。
一つは、アーティストとして、ものを作り上げるというクリエイティブな作業のために脳を使い、手帳を使う。
もう一つは、ビジネスパーソンとして、情報を整理するために脳を使い、手帳に書き込む。
モレスキンを徹底活用! 世界初のガイドブック著者が極意を伝授 - トレンド - 日経トレンディネット
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20101105/1033545/ -
発想を刺激される!
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モレスキン、ずっと気になっていたけど、その種類の多さと価格、どうやって使ったらいいかがわからずで遠い存在だった。これを読んでかなりイメージが膨らんだ。とはいえ今年からトラベラーズノートを使い始めてしまった私。使い方の基本は同じ気がするので応用出来たらいいな。デジタルツールとの使い分けがネックかな。
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ノートにしてノートにあらず。
モレスキン好きはもちろん、モレスキンに興味のある方は是非、読んで欲しい。
日常を記録するだけ、スケジュールをメモするだけなら他のどんな紙にでも書き留めれる。
でもモレスキンを使うことで日常を
シックにより貴重なものにできる。
そんな一冊です。 -
モレスキンに限らず、アナログノートを使っているすべての人が読んでもためになる本だと思います。
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万年筆が裏移りするため敬遠していたモレスキン。この本を読んで、敢えて万年筆を使わなければ非常に自由度の高いダイアリーとしても使えることがわかった。筆者によるモレスキナーというブログの存在も知ることができた。2011年の手帳はモレスキンに決めた。
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文房具好きの僕にはたまらない一冊です!