- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478013946
作品紹介・あらすじ
いま決断すれば、"痛み"は最小限に抑えられる。無理な金策をやめて、計画的な倒産をすれば、応援してもらえる人脈を残すことができる。取引先・銀行への対応、従業員への説明、資産・在庫の処分など、具体的なノウハウ満載。倒産可能性が一目でわかる判定シート付き。
感想・レビュー・書評
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本書は、銀行への返済を後回しにして、取引先や連帯保証人のいる負債を優先することを勧めたり、資産や在庫の廉価売却を勧めたりしていますが、法律(少なくとも破産や民事再生)の知識の無い、一般の「小さな会社」の社長さんが読んで安易につまみ食い的に実行されますと、後の手続がうまくいかなくなってしまう可能性があります。
「倒産しても人生の終わりではない」「自殺など全くする必要は無い」「取引先との関係を重視しよう」などという一般論的な部分はよかったです。
資金繰りが苦しくなり、倒産を考え始めたら、上記のような売却や弁済をする前に、とにもかくにも、まずは早期に専門家(弁護士、税理士など)に相談することが大事です。
自分で勝手にさいごの「あがき」をするのではなく、早い段階から、自分の会社のこと、社長やその家族のことを含めて親身になって相談に乗ってくれる専門家を探すことが大事です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
参考になります。経営に支障をきたしている企業の社長さん全員に読んでほしい一冊てす。
問題は、この本や、倒産についての正しい(?)認識や情報にアクセスしない、できない経営者はどうするのか?ということ。
知っててほしいなぁ…、という点がたくさんあります。