30代からはじめる投資信託選びでいちばん知りたいこと

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478014776

感想・レビュー・書評

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  • モーニングスターの代表が書いている著書

    実際にモーニングスターを利用して購入しようということで,使い方や検索方法も含めて自分にあった投資信託を見つけていく

    年金には頼れない
    年金や預貯金や保険料はの運用は知らぬまに日本国国債を買い支えている
    新興国が成長
    海外に目を向けよ
    プロは周りと一緒を求めて新興国は買わないが、密かに新興国を資産対象に入れたいと思っている
    金は株債券と逆の動き
    運用は目標利回りを計算して目標をもって
    6海外株式、3海外債券、1金。株式債券は半々で新興国と先進国
    国内資産は人的資本で
    分配金×
    運用実績体制
    運用会社のコミュニケーション
    コスト
    為替ヘッジなし
    償還20年以上
    10億以上資産
    信託報酬低め
    上場信託=ETF信託報酬低めだが購入手数料かかち積立てには×
    特定のテーマ型×
    過去のリターン
    シャープレシオ0.5以上どれだけ良く運用してるか
    資金の流入出

  • 『投資信託選びでいちばん知りたいこと』の著者による、若い人向けの本。20〜30代の働き盛りの世代が自分年金を形成するために投資信託を利用する具体的な方法を説いている。
    世界の経済が今後の20〜30年でどのように変化するかを考えた時、新興国の勢力がかなり拡大していくと予想されている。したがって、将来予想される株式時価総額シェアを見据えてポートフォリオを組むことが有効であるという。そのため、本書では6割を外国株式に、3割を外国債券に、1割を(保険として)金(ゴールド)に振り向け、株式と債券は先進国と新興国に半分ずつ投資する、という資産配分を提案している。私達は年金や保険を通じて既に日本国債には相当の投資をしているので、日本の株式と債券はポートフォリオに組み入れない、というのはかなり大胆な発想だと思う。

  • モーニングスター代表の朝倉智也氏の著書、投資信託初心者にオススメの本。

    今までの投資信託の常識を覆す投資配分が書かれているが、その理由も明確に説明されており非常に的を射ている。

    ドラッカー先生の『すでに起こった未来』と言う言葉を読んでいて思い出した。
    本書には要約すると、『今後日本及び先進国の成長は鈍化し、20年後にはGDPシェアは中国やインドが占める様になる。もし老後資金として長期運用を行うなら、20年後の状況を考えて投資すべきである』と言った事が書かれている。
    先進国から新興国へのパラダイムシフトは、中国がGDPで日本を抜いて世界2位になった様にすでに起こっている事なのだ。
    その現実に目を向けた資産運用をする必要がある事を改めて実感した。


    本書は、投資信託初心者にオススメの本だが、資産運用全般について知りたい人は、下記の本をオススメする。
    http://mediamarker.net/u/atsushin1001/?asin=4405101981

  • モーニングスターの人が買いてるということは中立的なのか?と思ってじっくり読んだ。
    でも、書かれた時期から数年経っていて
    モーニングスターのサイト検索で出てくるファンドの内容が変わってるから、判断基準をもとに
    自分で選ぶ必要がある。
    手始めに30年後のGDP分布を目指して分散投資って辛いかも。

  • ・公的年金は危ないから自分年金を作ろう。
    ・投資信託はよく分かってから手を出しましょう。
    ・今の先進国・新興国が20年後もそのままと思うなよ。それを分かって投資しろよ。
    ・金(GOLD)も考えとけ。
    ・ポートフォリオのメンテは1年に1回で十分。
    ・儲け話に気をつけて!

  • 前段では老後の必要資金計算、最適ポートフォリオの考え方など大局的な話を整理の上、後段ではモーニングスターを使い、優良商品を探す方法を説明。(償還期間20年以上、純資産額10億円以上を足切りラインに資金流出入状況、投資先、シャープレシオなどで絞り込み)

    5回ほど熟読しましたが、示唆に富み、参考になる個所の多いお勧めの書籍です。

    下記、私が気になったポイントです。

    個別の金融商品の選定がパフォーマンスに与える影響は2割、残りの8割は資産配分で決まるとし、20年後を見据えた資産配分は新興国の割合を従来の定説の10-15%よりも増やした下記を推奨。(銀行の預金、年金の運用が国債、国内株式に偏る現状から個人の資産運用では海外資産のみで行うべきというのが著者のスタンス)

    外国株60%(先進国30%,新興国30%)
    外国債券30%(先進国15%,新興国15%)
    金10%

    アクティブファンドは同カテゴリー内で上位25%か下位25%、インデックスファンドは真ん中の40-60%に位置することが多く、アクティブファンドには魅力的なものもあるがコストが運用の足をひっぱりがちで長期にわたり、良好な実績を上げるのは難しい。長期にわたり、上位25%に入り続けるファンドはその後も継続して高いパフォーマンスを上げられる可能性あり(ex 朝日Nvest グローバルバリュー株オープン)

    アクティブファンドは選定に時間をかけ、運用中もこまめにチェック、メンテのできる運用に慣れた人向きで、初心者はインデックスで始めるべき。

  • 相場が気になったり、手間暇をかけることがコストとなってしまう。なので、投資信託でプロに任せることで、本業に集中することが一番重要。

  • 20年後の新興国の将来を踏まえた株債券投資を!
    ポートフォリオ
    先進国30、新興国株30、先進国債券15、新興国債券15、金10

  • アセットアロケーションとして下記の国内資産クラスを一切もたない配分を提案
     30   外国債券
       15 先進国
       15 新興国
     60   外国株式
       30 先進国
       30 新興国
     10   金

    長期の資産運用
    →20、30年後の運用を意識
    →20、30年後世界GDP比率を意識
    →新興国への適正な評価

  • モーニングスターの
    取り扱い説明書。

    金と新興国への投資を進めるもの。
    これを買え、といわれているようで、裏がちらちら見える。

    タイトルも意味をなしていなくて、
    30代である必要はないし、
    投資信託選びではなくモーニングスターの使い方なので、答えになっていないように感じてしまう。
    わかるけど、タイトルの付け方に
    疑問。

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著者プロフィール

朝倉智也
モーニングスター株式会社 代表取締役社長(東証JASDAQ上場企業)
SBIホールディングス株式会社 取締役 副社長

1966年生まれ。1989年慶應義塾大学文学部卒。銀行、証券会社にて資産運用助言業務に従事した後、95年米国イリノイ大学経営学修士号取得(MBA)。
同年、ソフトバンク株式会社財務部にて資金調達・資金運用全般、子会社の設立、および上場準備を担当。98年モーニングスター株式会社設立に参画し、2004年より現職。第三者投信評価機関の代表として、常に中立的・客観的な投資情報の提供を行い、個人投資家の的確な資産形成に努める。
主な著書に『全面改訂 投資信託選びでいちばん知りたいこと』『ETFはこの7本を買いなさい』『一生モノのファイナンス入門』(以上、ダイヤモンド社)、『iDeCoで自分年金をつくる』(祥伝社新書)、『お金の未来年表』(SB新書)などがある。

「2023年 『このままではあなたの現金の価値が下がる! インフレ・円安からお金を守る最強の投資』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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