10分間リーディング

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478014875

感想・レビュー・書評

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  • この本は私が14歳の時に途中で読むのをやめて、処分してしまった本でした。当時の私にはとにかく本を短時間で読み終えることしか頭になくて、10分間リーディングの「得たいものは1つだけ決めて読む」「読んだらすぐ記録する」といった事をする必要性がよく理解できなかったのです。
    しかしあれから3年経った今日、ふと「あの本途中で読むのやめちゃったけど、もう一回ちゃんと読み返したいな」と強く思いました。
    多忙を極める高校生活の中で、短時間で一冊の本を深く読みぬくためには、読む前にあらかじめ目標を立てておくこと、読み終えたらすぐに記録する必要があることを、なんとなく理解できるようになっていたからです。
    そしてこの本には具体的な方法と効果が載っているのを思い出したからです。
    幸い今は冬休み真っ最中。本を読むには打って付けの期間。17歳の私はこの本を入手するべく、家を飛び出しました。

    読み終わったのは日付が変わる頃でしたが、かけがえのないものが得られました。
    もうこの本は私の人生を変えたと言っても過言ではありません。
    確かにこの本にはたった10分で一冊の本を読み抜き、深く理解する方法が載っていますが、それだけではありません。「本は早く深く読めたらそれでいい」という今までの私の常識を覆す魔法が載っていました。本から早く深く得た知識と言葉を自らの血肉にし、世界を面白おかしく生きぬくための武器にする魔法が。
    この本に出会ってほんとうによかった。
    この本に出会わなかったら、私はこれから先ずっと一冊の本に膨大な時間をかけて読み続けるところでした。
    この本を読み終えて、早速既に読んだことのある本で10分間リーディングを試してみました。どんなものか体験してみたかったのです。
    すると不思議な事に、既に読んだことのある本だったのにとんでもない感動と興奮が波のように押し寄せてきました。
    確かに短時間で深く内容を捉えることができましたが、それ以上に、やっぱり読書は楽しいものなのだと身にしみて感じました。
    もしタイムマシンがあったら、14歳の私に、本を早く深く理解するためにはただ読むだけではいけないという事を教えてやりたいです。読む前には目的を決めるという準備がいること、読んだ後はそれを紙に書き出し読み返す必要があること、それが10分間リーディングの極意なのだと教えたいです。本一冊に時間をかけて読むことにストレスを感じていた私に、読書の楽しさが100倍になることを伝えたい。

    本を読むのは好きだけど、時間はかけたくないという方。
    読書は読むだけで終わってしまい、なかなか実行に移せないという方。
    読書をもっと楽しみたいという方。
    そんな皆さんにこの本を贈りたい。
    心から、そう思います。

    私は始業式の日まで10分間リーディングを駆使して本を読みまくります。そして、得た知識を学校生活に生かしたいと思います。
    ありがとう、10分間リーディング。

  • 【速く読めて忘れない】というカバーの文句に惹かれて購入しました。

    最近、ヒジネス書を読むことが多くなってきたのですが、買うだけ買ってなかなか読まなかったり、読んでもなかなか実行できずにいたりでした。

    この本には、本の効率的な読み方、選び方、記録の仕方のポイントが分かりやすく書いてあります。

    10分で読む、というよりも自分の知りたい部分をsearchしながら読むことで効率的な読書になる。

    しばらくこの本にならって、毎日一冊のペースで本を読んでいきたいです。

  • 仕事もプライベートも新しいことを覚えたいのに、情報処理速度が全く捗々しくなく、何らかの打開策を…と思って購入した本。
    いわゆる、目からウロコという印象でした。

    「早く読む」方法には色々あると思いますが、少なくとも実用書・ビジネス書を読む分には非常に効果的なメソッドでしょう。
    まずはこの本の内容に従ってみて、効率的な情報収集を習慣化したいと思います。

    ちなみにどんなハウツー本もそうですが、この本も読んだからといって次の日から「10分で読める」かと言うと、そう簡単には行かないでしょう。
    とりあえず積ん読していたかなり易しいビジネス書で実践してみましたが、全行程30分であるべきところが1時間ちょっとかかりました。
    まえがきや目次から、「この本から得るべきポイント」を見つけることや、「探す」コツを得るのはやはりある程度訓練が必要だと思います。

  • 読みたい本はたくさんあるんだけど、時間がなくて読めない
    「速読でもマスターしようかな?」と思い悩んでいた時に出会った本です。

    =====
    読む時間は1冊10分と決める

    ■第2のタイトルを付けてから読む。
    私が(     )するための(     )のポイント

    →ゴール(目的)を決めてから読み進める。

    ■「Read」よりも「Search」するように読む
     ①人名(固有名詞)
     ②数字
     ③造語(新語)  を拾うようにして読む。

    ■この本から得ることは1つと決める
    テーマがひとつに絞れないときは、別のタイトルをつけて2回読む
    1冊10分だから、それでも20分のエコリーディング

    ■目次はじっくり読む

    ■はじめには買う(借りる)前に読む

    ■同じジャンルの本を10日連続で読んでみる
    ex)会計、統計など

    ■専門書よりも読みやすい本
    ジュニア向けなど(岩波ジュニア新書、岩波アクティブ新書、青い鳥文庫)

    ■記録は毎日5分づつ読み返す

    ■ブログはハンバーガー形式で書く
    ①冒頭:自分が読むときに感じた疑問や目的を中心に書く

    ②本文:10分間リーディングで探し出したポイントを抜粋して書く

    ③結論:ほんの感想やまとめ、意見など

    ■1日1つ、引用句を使ったスピーチをつくる

    =====

    目からうろこでした。
    私は最初のページから順番に読んでいくし、目次なんか読み飛ばしていました。
    そして、読み終えたあとは、感想以外は特になにも残らず、
    時間とともに忘れて、本の内容を実践できていなかったと思います。

    これから、この本の内容を実践して、10分でも内容が身につく読書を実践しようと思います。

  • 読む時間は10分と決める
    時間を制限することで集中力が増す。情報を抽出する。中座

    スキマ時間で本を読まない。
    その時間は記録を読み返す時間にあてる。

    速読術を身に付けなくても、知っていることが増えれば、自然と本を読むスピードが上がる。
    同じジャンルの本を10冊、10日連続読んでみれば
    重複しているポイントがわかり、差分がわかるようになる。

    10分で読み、10分で学んだ内容、
    新しいフレームワーク
    人に話すときに使える引用句
    第二タイトル
    を読書ノートにまとめる。

  • ・読書記録をどうするか長年悩んでいたが、この本でブクログを紹介されていて、早速登録した。今までEXCEL管理だったので、タイトル、著者名、出版社などの記入が面倒だったが、これだと楽。「読みたい本」も登録しておけるので便利。⇒いざ登録しようとしたら、このブクログ登録者64万件?とあってびっくりした。
    ・本の紹介がたくさんあって面白い。読んでいないのに読んだ気になる。
    ・『人を動かす』相手のよいところをほめる、常に明るくふるまう、短所にダメ出しをしない。
    ・速読には、第2のタイトル「私が ○○ための ○○ポイント」などを考えながら読む
    ・『1つの力を10倍にするアライアンス仕事』
    ・初心者は同じジャンルの本を10日連続で読む
     ①さおだけやはなぜ潰れないのか?、世界一わかりやすい会計の本、なぜ社長のベンツは4ドアなのか?、フリーランスを代表して、申告と節税について教わってきました、餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?、お金は銀行に預けるな、1秒で財務表を読む方法、会計HACKS、会計についてやさしく語ってもみました、課長の会計力 自分とチームが結果を出すための数字の使い方
    ・『アメリカCEOのベストビジネス集100』
    ・古典的名著 ①『人を動かす』②『影響力の武器』③マネジメント④『わが息子よ、君はどう生きるか』⑤『7つの習慣』⑥『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』⑦ザ・ゴール⑧『私はどうして販売外交に成功したか』⑨『ブランド人になれ』⑩ビジョナリーカンパニー
    ・ジャンル別おすすめ翻訳本で自分が読みたい本2冊 ①『売れるもマーカ 当たるもマーケ』②『気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ』

  • 短時間で本を読みこなして、活用するためのポイント。

    ・はじめに、もくじを読んでおく。(目次から創造することも大事。)
    ・目的を決めてから読む。(第2のタイトルをつける。)
    ・記録する&読み返す。(読書カード、EverNote)
    ・朝のほうが読書に適している。夜は小説。
    ・アウトプットする。(引用、プレゼン、ブログ、ブクログ、出版(!))

  • 本の読み方が遅かったのでいかにして早くたくさんの本を読もうかと悩んでこの本にたどり着いた。
    まず驚いたのは、目次とはじめにをしっかり熟読する事とある。今まで跳ばして読んでいただけにとても参考になった。そして読む本から何を学びたいかポイントを絞り検索する様に読み進める事。他人に話せるような内容や格言などをチェックしアウトプット出来るようにする。そして同じジャンルの本を読み続ける事により早く読めるようになるというこの本からでも実践出来る内容にとてもわかりやすく合点がいった。ちなみにこのサイトもこの本により知る事が出来たのでアウトプットがてら初投稿はこの本からさせてもらった。

  • 第2タイトルをつけて読む方法、読書後のアクションリストをつくるのが良さそう

  • 10分までいきなりはいきませんが、大人読書のコツが掴めます。

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