30代で知っておきたい「お金」の習慣

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478015315

感想・レビュー・書評

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  • ページごとにテーマが設定されていて読みやすい。
    今まで読んだお金の本とは視点が異なり、なるほどと納得できた部分も多かった。
    以下文は、忘れたくないのでメモがきとして模写した。


    P102
    お金の管理は「年間」でできれば合格。
    1年ごとに収支決算してみよう。

    「月」単位のお金の出入りは把握しているのに「年」単位の総額になるととたんに即答できなくなるケースが多い。

    支出や貯蓄額を「年間」でとらえられるようになると、さらにお金に強くなる。
    貯蓄額を年単位で把握していると10年後にはいくら貯まるかも簡単に予測ができる。

    P120
    結婚、出産を乗り越えて「細く長い」働き方ができれば、年収は下がらない。

    女性は結婚で市場価値が下がる。
    フルタイムで働いても収入が独身の頃の3分の1に下がる場合もある。

    P144
    「独身」と「結婚しても子供ナシ」は医療保険のみでOK。
    子供ができたら死亡保障を追加しよう。

    結婚後も、共働きで子供がいなければ、医療保険だけでよい。と覚えておきましょう。

    子供が生まれたら、あなたが死んだら、生活費や教育費などで経済的に困る人ができるので、子供が独立するまでの間は「死亡保障」が必要な時期。

    P148
    高額療養費がある。医療費の自己負担は最高で月9万円弱。月2万までしか、かからない会社もある。

    P150
    医療保険で必要なのは「入院給付金」と「手術給付金」だけ。無事故ボーナスやお祝い金などの「特約」をつけると割高になる。

    P152
    30代の医療保険の保険料は、月々5000円では払いすぎ。月々2000円前後で十分な保障が手に入る。

    医療保険はあくまで「健康保険の不足分をおぎなうもの」という位置付け。入院しない可能性もあるので、必要最低分の額に抑える。

    身内にがんが多く、医療保険と別にがん保険に加入するなら、医療保険は「60日型」で十分。統計データを見ても、がん以外の病気の入院日数はとても短いからです。
    ちなみに、がん保険は入院日数に制限を設けていないのが特徴。

    P162
    30代は保険で「貯蓄」をしないこと。年金保険、変額保険などの「貯蓄型保険」には入ってはいけない。

    低金利のいまは、保険でお金は貯められないと心得る。

    p168
    なぜ、結婚と同時に家を買ってはいけないのか。住宅購入は「遅いほどトク」と心得よう。

    頭金はなるべく多く、返済期間はできる限り短く。

    支払う利息が何100万も異なる。

    P170
    賃貸と持ち家は、「どちらがトクか」と比較せず自分のメリット、デメリットで選ぼう。

    賃貸と持ち家の比較は、家賃や金利の水準といった条件をちょっといじるだけで、いくらでも資産結果が変わってくるから。

    P188
    繰り上げ返済すると利息分の返済額が減るけれども、必要な貯蓄は残しつつ、計画的に実行しよう。

    いざという時の貯蓄200万円と子供の教育費は残したうえで繰り上げ返済する。

    貯蓄を増やしながら繰り上げ返済する。

    少し溜まったらすぐに繰り上げ返済して一向に貯蓄が増えない
    「繰り上げビンボー」になってはいけない。

    P200
    預貯金は「徒歩なら」、投資は「自転車」投資の勉強は、実際に「やってみる」ことが大切。

    銀行や郵便局は向かない。手数料が安いネット証券に口座を開くといい理由。

    30代だったら、まず10万円を投資。痛い思いやおいしい思いを体感するのは大事。

    投資するのなら、練習向きの「投資信託」から。
    なぜ、日本株の「インデックス・ファウンド」がお勧めなのか。

  • 毎日の家計簿はつけられているけど、年間集計がいまいち上手く出来なくて、この本がどんぴしゃでした。とくに1年間で使うお金のとりわけ方やその存在意義がとても勉強になりました。それ以外にも保険や住宅ローンなど、お金に対する考え方の指針になるようなことがたくさん書かれてあるので30代といわず、どの世代でも良いと思いました。

  • 結婚して、保険や住宅、そもそも貯蓄の仕方を考えたい…と思って読んだ本。

    マネーのお仕事をしている方のオススメだけあって、良書。

    ページをめくる度に目からウロコで
    もう落とすウロコもなくなりそうなくらい。

    別著者の「20代のいま知っておくべき お金の常識50」を先に読んだものの、それとは全く異なるもの。

    20代…は国の制度の説明など。これも知らないなぁ、という人であれば是非読んでみたら良い。

    30代…は貯蓄、保険、住宅を軸にしている。

    貯蓄が思うようにいかない。どんな保険が必要?住宅購入のタイミングは?

    といった具体的な悩みに答えてくれる。

    親世代とは生きる時代が違うからこそ、現代の生の声や制度を知るプロに知恵を借りるべき。

    この著者の意見に賛同するもしないも、まずは一度読んでみると良い。

  • まだ20代ですが、
    相方に勉強しろと勧められてたのを先延ばしにしてたけど漸く読了。
    何枚目から鱗落ちただろう。

    お金持ち=年収が高い ではなく、
    『お金の心配をしなくていい人』。

    人生には貯めるタイミングがあること、住宅と保険で無駄なお金を使わないためにどうしたらいいか、今の時点で知っていなければならないことを教えてくれたこの本に感謝。
    とてもわかりやすい文章だったし、著者はフィナンシャルプランナーだから中立な意見が書かれてて信頼できます。
    これからは、節目節目でちゃんとお金のことに向きあっていこうと思います。
    まずは、今!

  • 201207/
    お金が貯まる習慣は「積み立てでお金を貯める」「保険と住宅ローンでムダなお金を使わない」「ずっと働き続ける」の3つだけ/

  • 分かりやすく主張も納得のマネー本。一冊目としてはベスト。

  • 35.夫婦は別名義で貯める。住宅購入、相続関係、多くの場面でそれぞれのお金という証明が必要。
    45.年収200万でさえ、30年経てば、パートは3000万円の差。パートは年収100万円。プラス年金。
    57.医療保険は、入院給付金と手術給付金だけでOK。
    58.30代の医療保険費用は月々2000円

  •  誰でも貯金ができる仕組みが書いてあります。著書は言わば、お金の取り扱い説明書です。20代に比べて、収入も多くなり、支出も多くなる30代に向けて、お金とはどう扱うべきかを教えてくれます。一読して損はないでしょう。

     自分は去年から家計簿を付け始めて、約1年続いています。家計簿を付けてても毎月の貯金額にバラつきがあり、しっくりこないでしました。著者は、貯金とは生活費の余りではなく、貯金を先取りして給料天引き等するとして、残りのお金で生活費をやりくりすることを指摘しています。そうすれば強制的に貯金はできます。単純なようで、実は非常に優れた貯金の方法かもしれません。

     お金とは不思議なもので、あればあるほど使ってしまいがちです。例えば小学生は、千円のお小遣いでやりくりしようと考えます。社会人になり、その額が10万円になり20万円になり30万円にとどんどん上がっていきます。そしてそれに比例するかのように支出も増えていきます。収入が増えると、自分はお金を使っていい権利があると錯覚してしまいがちです。そのため収入が増えても支出が多いといくら経っても貯金は殖えません。

     お金とうまく付き合うことは、人生を豊かにする一つの条件かもしれません。必ずしもお金を多く稼ぐことが人生を豊かにする訳ではなく、稼いだお金といかにうまく付き合っていくか、すなわちお金を自分でコントロールして、お金に振り回されない生活を築くかが重要と思います。

     お金を適切にコントロールするために、著者は銀行口座を3つ持つことを指摘しています。3つとは、「日常で使う口座」、「年間で使う口座」、「貯める口座」です。一緒にしがちなのが、「日常で使う口座」と「年間で使う口座」だと思います。この2つを一緒ににしてしまうと、毎月の収支が分かりにくくなる欠点があります。自分も早速、メイン口座とは別にサブ口座を作り、サブ口座に臨時出費のお金を入れて分けることにしました。

     お金とは一生付き合っていく必要があるので、お金との付き合い方を学んでおくことは重要だと思います。結婚して子どもも出来ると、取り扱うお金の額がますます大きくなってしまいます。著書を読むとお金との付き合い方が学べるはずです。お金の取り扱い参考書として、手元に置いておきたいと思います。

    目次

    プロローグ
    99%が知らずにソンしている!
    30代が、将来後悔しないために知っておきたい「お金」の習慣

    第1章 99%の30代が知らずにソンしている「お金」の習慣
    第2章 どんな人でもこうすればお金が貯まる!「貯める」しくみの作り方
    第3章 3年後、後悔しないための「お金」の使い方をマスターする
    第4章 なぜ、40代バブル世代は稼いでいるわりに、お金が貯まらないのか
    第5章 知れば1200万円トクをする! 30代の保険の選び方、入り方
    第6章 家は40代で買いなさい! お金を減らさないマイホーム購入術
    第7章 将来泣かないために、30代で「だまされない」投資力を身につける!

  • ローン組んで新築住宅を買おうとしてる30代の人待った!!と読み終わったら言いたくなる。。お金の話しですが、とにかく読みやすい。分かりやすい。将来後悔しないための習慣はたったの3つ。簡単だけど、確実に貯まる。30代じゃ無くて20代で出会えて良かった。20代にも読んで欲しい本。

著者プロフィール

個人のお金の相談を受けるFP(ファイナンシャルプランナー)。生活設計塾クルー取締役。金融商品や保険商品の販売を一切せずに、中立な立場で一般の方の退職後の生活設計などの相談を受けている。特に高齢者のお金のアドバイスに定評がある。ダイヤモンドオンライン、現代ビジネスなどのWEBサイトや新聞での連載も。著書『知識ゼロの私でも! 日本一わかりやすいお金の教科書』『図解 老後のお金安心読本』(ともに講談社)など多数。『かんたん年金家計ノート』(講談社)は創刊以来監修をしている。

「2022年 『これからの生活どうなる? に備える 記入式 年金生活ビギナーのための家計練習帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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