百年たっても後悔しない仕事のやり方

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478015650

感想・レビュー・書評

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  • ライフネット生命社長の仕事観・仕事人観。

    具体的なノウハウが詰まった本と言うよりは考え方・姿勢の本である。
    自分の体験によって立つところが多いのは勿論だが、著者の広い教養や国際的な経験、広い社会問題への認識といった、深い教養がバックボーンにあるところが、類書とは違った雰囲気を醸し出している。

    ただ構成としてこの薄さで15章もあるのがイマイチ。一章一章の論がどうも浅いというか高いところからのお言葉に留まっていて、咀嚼して自分の仕事に落とし込むには、類書よりも読み手の努力を要する本。

  • ~内容~
    還暦でネット専業生保「ライフネット生命」を立ち上げた出口 治明さんの考え方を綴った本

    ~感想~
    この手の人生訓(?)の本はいくつも読んだので、目新しい事は何もなかった。
    逆に、この程度の人生訓でも本になるなんて凄いなと思った。
    やっぱり会社を立ち上げたというのが効いているのかな?

  • 今まで仕事術系の本は何冊か読んできたが、本書はそれらとは一線を画す。
    折に触れて、読み返したいと思った。

  • 日本生命などを経て、独立系のインターネット生命保険、ライフネット生命の創業に関わった出口治明氏の著書。自身の経験を踏まえた仕事に対する考え方が述べられた本。著書がこれまでに多く読んでおられるであろう古典に裏打ちされた含蓄に富む文章が心にしみる。「仕事ではコンスタントに、七十%の実力発揮を」、「仕事ではコンスタントに、七十%の正解を、なるべく早く」など、比較的手軽に取り組めそうなアドバイスが並ぶ。勿論、これらは完全に実行するのは難しく、ゴールがあるものではないのであろうが。自分にとって著書はかなり年上の方だが、著書はツイッターで積極的に情報発信をされたりと最新の状況に適応していく柔軟性を常に持ちあわせておられる方だと感じる。

  • 日本のビジネスパーソンは圧倒的に教養が不足している。
    すごく賛同した。

    あとは、まあまあの本だった。

  • 仕事、ふむ… 約半日を占めるのだから、楽しまなければ損 自分をしっかり持って行動しないと損 充実させなければ損

  • ● しかし少しひっかかることは、正直に申し上げて、そのように考える前提に人間の傲慢さがあるのでないかという点です。10年後のキャリアプランを立てられるというのは、10年後の世界が自分にはある程度読めているという前提に立っているわけです。

    ● 先着順の原則の重さは、あなただけではなく先方の人の時計の針も忠実に守ることにあります。

    ● 私は上司が部下に対して、「報告してもらう」「連絡してもらう」「相談してもらう」気持ちでいるほうが、仕事は円滑に進むと考えています。

    ● 英国が世界に冠たる大英帝国になったのは、インドの富を収奪したおかげなのです。この没落は、どのようにあがいても止めることはできません。ただ落ちていくスピードをゆるめることはできるでしょう。英国はまだ圧倒的に豊かな国なので、落ちるスピードを遅くするだけでもチャレンジングなすばらしい仕事です。

    ● 人の長所と短所は、トレード・オフの関係にあります。「自分の意見をはっきり表現できる」長所を伸ばし、「協調性に欠ける」短所を直すことは、ひとりの人格の中では、両立できないのです。人間の性格の「長所を伸ばして、短所を直す」ことは、残念ながら不可能です。

    ● 承知いたしました。使いやすい学生はいくらでも作れますから。けれども使いやすい学生は、すぐに使えなくなりますよ。

    ● 読書は読了した数を誇ることでも、知識の項目を見出しのように掲げることでもないと思います。

  • ライフネット生命の出口社長がどんな人物か、前から興味あったので著書を読んでみた。

    バイトをしていて、バイト側からの報告・連絡・相談は大事だと感じる。
    仕事はチームプレーで、そうしないと仕事が円滑に進まないからだ。

    しかし、著者は上司からの報告・連絡・相談がもっと大事だと考えている。
    社員の顔を見て、元気が無かったら話しかけるなど、コミニケーションを取ることが大事らしい。

    確かに、あまり元気が無い時に、話しかけてくれる楽になったりする。

    さらに、著者は社員をやる気にさせる為には、人一倍働くことを説いている。

    私がアルバイトをしていた経験上、2人の店長を思いだす。
    指示してばかりではなく、誰よりも仕事をする人だった。

    その人達を見ていたら、自分も頑張らないとなと思ってバイトしていた。

    色々勉強になった

  • ライフネット生命出口治明氏の著作。
    タイトルどおり、普遍的な仕事への態度が述べられていると思う。
    普段思っていたことを確認するような感じで読んでいった。

    印象に残っているのは、
    変化の激しいビジネスの世界への対応方法としての次の言葉。
    「数字とファクトでロジックを構築し、ビジネスプランを紡ぎ出すこと」。

  • ライフネット生命社長の本。「終わった事は考えず、いかの仕事に集中すれば明日が生まれる」と。仕事に向かう姿勢など彼の経験と考えから語っている。こんな考えを持つ社長のいる会社の社員、顧客は幸せだと思う。(でも、意外にたいへんかも)。今のところ、私も今の仕事で後悔はないが、いろいろな会社に行くと、もし、この会社の社員だったらと考える事も多い。

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著者プロフィール

出口 治明(でぐち・はるあき):立命館アジア太平洋大学(APU)学長。ライフネット生命創業者。1948年、三重県生まれ。京都大学法学部卒。日本生命入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退職。同年、ネットライフ企画(株)を設立し、代表取締役社長に就任。2008年4月、生命保険業免許取得に伴いライフネット生命株式会社に変更。2012年上場。2018年より現職。著書に『全世界史(上・下)』(新潮文庫)、『0から学ぶ「日本史」講義』シリーズ(文春文庫)、『歴史を活かす力』『日本の伸びしろ』(文春新書)、『哲学と宗教全史』(ダイヤモンド社)、『一気読み世界史』(日経BP)、『ぼくは古典を読み続ける』(光文社)等多数。

「2023年 『人類5000年史Ⅴ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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