- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478015940
感想・レビュー・書評
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考えるより、状況に流されていることが多いことを認識すること。
相手の身になって考える。
周りに人がいると責任を放棄する=状況に従っているだけ。
行動を起こさないという慣性の法則は多くの人と一緒にいるときのほうが強く作用する。
深刻な話をしながらも、ウエイブをする=状況を裏切らないよう努力する。
他人が間違った答えを言い続けると、それに同調したくなる。
本当の自分、は存在しない=20個の「私は~」を書き出して、違う状況でまた行うと、答えは重ならない。状況が違えば違う人間になる。
男の子か女の子か、を判断するのは洋服などの状況による。
物理的な近さ、は親しみの原因、見覚えがあるほうが恋に発展しやすい、など。状況に影響されている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私には難しすました。
また、大人になったら読みたいです。 -
リバプール38、そんな、事件があったのか。
イギリスでの残酷な事件。
状況が左右した、もっとどうにか出来たんじゃないかと感じた。 -
2016/05/03
状況で変わる! -
人間というのはいかに偏見があり、状況に流されて判断しているか。
自分だけは違う、というのがいかに間違っているかがよくわかります。
非常にウィットに富んだ文章で読みやすいです。
この本で伝えたかったのは人間の意志の脆弱さではなく以下の文章に集約されている。
「自分が偏見を持つ存在だと認めることで、潜在的なものを顕在化させ、ひっそりと潜む先入観の力を削ぐのである」(本文引用)
とても面白かったです。おすすめです。 -
状況が大事であることは理解できた
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第五章、男女差の項など特に興味深い。数学テストで水着を着て受けると、得点は男性の方が高いが、セーターを着て受けると差がなくなるという例など、社会的、環境的に置かれている状況、それもリアルタイムなものに人間の思考や振る舞いが影響されるという説明は、他の心理学の本ではなかなか見ない記述スタイルで面白い。扱っているテーマ自体はどれも有名だが、それを「魅せる」書き方がうまいと感じた。