自分のアタマで考えよう

著者 :
  • ダイヤモンド社
3.95
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本棚登録 : 9170
感想 : 1079
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478017036

感想・レビュー・書評

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  • p243
    "書物や授業を通して先人のすばらしき思考の功績を知識として学び、さらにその上に自分の頭で考えるのが理想です"

    解法を先に見て考えることをやめてしまったら終わり。
    私は散々、ビジネス書を読み飛ばしてきたので、不安になれて良かった(´ . .̫ . `)

  • 考えることとはなにか、を考える本。
    考えるとは、結論を出すためのプロセスのことであり、その過程での情報収集の仕方や、集めた情報をどう処理したほうがいいかが記載されてる。
    面白いと思った点は、情報を見た時になぜそうなってるのか、それでなんなのかを考えるということ。
    特に、それでなんなのか、はそれぞれの読者が持ってるフィルターによって違うところであり、このフィルターをオリジナリティあるものにすることで、ビジネスシーンで抜きん出るための秘訣であり、自分のアタマで考えなければならないということ。

  • 知識ではなく、考えるとは?

    →知識とは過去の事実の積み重ねであり、思考とは未来に通用する論理の到達点、つまり情報と結論をつなぐのが思考
    意思決定プロセスは情報収集をはじめる前にすべき
    目標の姿を決めた上で、判断基準に優先順位をつけることで決断しやすくなる
    比較の基本は縦と横
    新たな情報は、
    1.知識は思考の棚の中に整理
    2.まだ入っていない知識を意識
    3.不足している知識が手にはいれば言えることを事前に考えておく

  • 公式を理解する一歩先、自分で公式を編み出すことの大事さを分かりやすく教えてくれる本だった。

  • ちきりん「自分のアタマで考えよう」ダイヤモンド社(2011)
    *知識は過去、思考は未来。知識が思考の邪魔をするため、誰にとっても自分が詳しい分やにおいて斬新なアイデアを受け入れる事はよくしらない分野においてそうすることよりはるかに難しい事です。思考力がある人は自分の専門分野においてさえ革新的で柔軟です。それは彼らが常にゼロから考えているから。新しい現象が出てきて新しい情報に触れたとき、過去の知識ではなく、目の前の情報から考える事ができるかどうか。それが、「考える事が出来る人」とできない人の分岐点です。
    *情報ではなく「意思決定のプロセス」が必要。完璧に分析された調査レポートができあがりますが、何も決まらないとい状況が良くあります。それは誰も考えていないからです。みんな情報を集めて分析する作業に熱中しています。しかし、意思決定のためにはどうやって結論を出すべきなのかを先に考える事が必要なのに、そのための思考を怠っているのです。私たちが何かを決めるときには情報とは別に意思決定のプロセスが必要です。つまり「どの情報がどうであれば、我が社はこのビジネスに進出する。どの情報がどうであれば進出すべきではない」という意思決定の思考プロセスです。
    *比較の基本は「縦と横」。たとえば「縦=時系列比較=歴史的な観点でものごとをみる」と「横=他者比較=国際的な視点でものごとをみること」とのこと。やはり比較といえばこの2つを覚えておく必要があります。
    *判断基準が多いと決めれない。つまり、「判断基準に優先順位をつける」という考え方が重要です。

  • ちきりん流に書いたロジカルシンキングの本。
     
    中盤以降のロジックツリーの箇所や視覚化などの考える際のテクニックは特に目新しい内容ではないのだが、
    なぜ自分で考えることがムズカシイのか。知識と洞察はどう違うのか。
    といった、自ら考える事の重要性を説いている部分はなかなか面白い。

    社長直轄プロジェクトで分厚い知識・情報を集めたレポートが溜まっていくが、実は物事は何も決まっていない事例の話とか、
    うちの会社でも全く同じ話がありそうでうすら寒くなる。

    本書の言うとおり、
    答えばかり先に読むのではなく、自分で考える癖をつけて、
    「知識」と「思考」の分離を進めていきたい。

  • 普通。
    著者の「未来の働き方を考えよう」がおもしろくて一気に読み,著者のブログを愛読するようになってからこの本を手にした。
    が,途中で投げ出したくなった。ぶ厚すぎて。
    褒めるだけがレビューじゃないと思うので書きますと,前に読んだ方は面白かったのに今作は詰め込みすぎて冗長に見えたのだと思います。

  • 情報化が進みに進み、あらゆる「知識」が容易に手に入る現代社会において、改めて「考えること」の本質と大切さを記した本書。最近、頭を使ってないことを懸念していたわたしにとって戒めとも言える一冊となりました。

    特に第一章はそもそも「考えること」とは何かがテーマであり、この辺がわたしにとって本書の全てでした。

  • だんなさんの本棚より。
    ちょっと時間かかりましたが、ようやく読了。

    最近twitterでフォローさせてもらっているのもあって、
    とっても親近感があります。

    実はつい最近まで女性ということを知らずに読んでいました。
    それくらい、内容は極めて男っぽいのですが、
    よくよく読んでいくとその繊細さやしなやかさに、
    なんとなく女性を感じないわけでもなく。
    そういう意味ではとても新鮮な出会いでした。

    引用したいとことがたくさんある1冊でした。

    わたしが読み終わったことを告げると、なんとだんなさん、
    まだ読み終わってないとこのこと。
    買って安心する人がここにもひとり。
    (せっかく良書に出会ってるんだから読み終わろうよ(苦笑)

  • 245
    11/4



    自分の頭だけで考えていると、最初は泣きたくなるくらい幼稚な考えしか浮かんできません。ついつい答えを見たくなってしまいます。でも、そこをグッとこらえて自分で考えるんです。
    この「自分の頭で考える」という、非効率ではあるけれどもすばらしく楽しい思考の世界を多くの方に楽しんでいただきたいと思っている





    *・*・*・*・*・
    なるほどなるほど、という感じ。こんなふうに、ものごとを考えられたら楽しいだろうなー。卒論、シューカツ、自分の頭で考えよう

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著者プロフィール

ちきりん

関西出身。バブル最盛期に証券会社で働いた後、米国の大学院留学を経て外資系
企業に転職。2005年に書き始めた社会派ブログ「Chikirinの日記」は日本有数の人
気ブログとなり、ツイッターのフォロワーは30万人を数える。2011年からは独立
し、文筆活動に専念。デビュー作となった本書のほか、『自分のアタマで考えよ
う』(ダイヤモンド社)、『社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう』(大和書房)、
『未来の働き方を考えよう』(文藝春秋)などの著作がある。

ブログ    https://chikirin.hatenablog.com/
ツイッター  https://twitter.com/InsideCHIKIRIN

「2013年 『ゆるく考えよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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