新版 ザ・マインドマップ(R)

  • ダイヤモンド社
3.42
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本棚登録 : 784
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478017166

作品紹介・あらすじ

「文章やリスト形式で書くノートは、なぜ頭に残らないのだろう?」-大学で教えていたトニー・ブザンは、カラフルで楽しく、記憶力と発想力が高められるノート法としてマインドマップを発明しました。今では150ヶ国以上でマインドマップの本が出版され、何億人もの人たちが愛用しています。21世紀の「知のバイブル」ともいえる本書には、公認ソフトiMindMapを使ったかき方や作例も掲載、さらに日本語版オリジナルのマインドマップも掲載されています。

感想・レビュー・書評

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  • 今流行のマインドマップの入門書

    確かに脳の記憶方法に逆らわない、画期的なノートの取り方だと思います。ただ開発者の親心からなのか、本書はマインドマップの効用を評価しすぎてます。

    自分なりに色々試してみた結果、英単語や専門用語などを暗記する時、非常に効果的でした。

    ただ、何でもかんでもマインドマップにすればいいというものではなく、あくまで「マインドマップを描くのにかかる時間」と「マインドマップを描き(記憶が定着しやすくなることで)節約できる時間」を天秤にかけた上で使うべきだと思います。
    ちなみに、マインドマップを描くまでもない時は、英単語や専門用語の横に10秒ぐらいで(その英単語や専門用語に関する)簡単なイラストを描くだけでも、記憶の定着率が全然違うことを発見しました。確かに、本書が言うように、人間の脳は文字よりも画像を好むようです。

    新しいアイディアなんかを生み出す時も効果があると本書に載っていたので、一度実践しましたが、特に効果はありませんでした。。もしかしたら、やり方が悪かったのかもしれません。

    「マインドマップ」なんて言う怪しさ満天の響きである上に、従来のノートの取り方とは大きく異なった方法を提案しているので、抵抗がある方も多いでしょうが、難しい技術ではないので、まずは試してみて、もし気に入ったのなら、暗記や発案の1ツールとして使ってみたらいいと思います。

  • 0 どんな本?
    マインドマップの開発者がやり方から効果、社会
    的意義までを網羅した本。教科書としてはこれ以上
    のものは無いと思う。

    1 何で読んだの?
    (1) マインドマップを知りたかった。
    (2) マインドマップの書き方
    (3) 思考整理や自己分析等に使える状態になりたい

    2 構 成
    5部21章構成270頁。脳の性能から始まりメンタ
    ルリテラシーで終わる。

    3 著者の問題提起
    自分の脳に満足して無い人が95%もいる。

    4 命題に至った理由
    学生時代に「脳の使い方の本」を探しても見つか
    らなくて、自分で研究を進めマインドマップを発明
    したから。

    5 著者の解
    マインドマップを使えば自己分析、時間管理、プ
    レゼン、記憶etc頭脳を使いこなす事ができる。

    6 重要な語句・文
    (1) メインテーマ
    (2) ブランチ
    (3) サブブランチ
    (4) メンタルリテラシー
    (5) ゲシュタルト
    (6) マインドマップは思考過程を模倣する
    (7) ノートを綺麗に取ると無いようを忘れる。
    (8) 脳は放射思考する。

    7 感 想
    読んでいてとりあえず書いてみようと思った。刺
    さったのはゲシュタルト(脳の様々な分野を使う)。
    深く知りたい事はメンタルリテラシー(よくわからな
    い)。人に勧めるなら自己分析かな。タイトルのザマ
    インドマップとはとてもピッタリだと感じた。
    学びはたくさん有ったが本としては面白く無かっ
    た。文章が良く無いのかな?

    8 todo
    (1) とりあえず一個マインドマップを書く。
    (2) 2冊目のマインドマップの本を読む。
    (3) 自己分析もしてみる。

  • 私の好きなアーティストがマインドマップを活用しているそうなので、マインドマップについて知りたくて読みました。

    簡単に説明すると、
    中央に主題を描き、そこからブランチと呼ばれる副題を描く。そこからさらにブランチを伸ばして派生していくキーワードを広げる、というものです。
    中央が「読書」なら、「良いところ」「場所」「費用」「入手手段」などのブランチが伸び、それぞれからさらに「良いところ」のブランチからは「楽しい」「勉強になる」「友達」、「場所」からは「図書館」「自宅」「電車内」といった具合に、中央の主題に対して想起されるイメージを細分化していく感じです。

    この方法は著者トニー・ブザン氏が開発したもので、箇条書きにする従来のノートの取り方では出来ない「創造性」が発揮されやすいのだとか。彼はスケジュールもプロジェクトの草案も、論文発表も、と色々なところでマインドマップを活用しているようです。

    実際に書いてみましたが、これがなかなか難しい。言葉は浮かぶんだけれど、上下左右のバランスを取ったり、美しく作ろうとすればするほどなかなか筆が進まなくなります。
    結構、向き不向きがあるものかもしれません。
    でも、書いている時は夢中になれますし、楽しいです。

    途中でカラフルなマインドマップの例がいくつも掲載されていますので、興味のある方は一読してみると良いと思います。
    あとは練習次第、活用次第、という感じですね。
    極めることができたら、一覧性のある壮大なプロットとか書けそうです。

  • 【全体として】

    脳の可能性はもちろん、脳の可能性を引き出すマインドマップの大きな可能性を感じた。
    絵を細々と描くのは大変だが、写真や絵の認識記憶能力を信じて続けていこうと思う。
    よりインプットを増やしたのちに芸術的な要素が強い活動のアイデア作りに使っていきたい。


    【学んだこと】

    ●マインドマップはアイデアを出すことにもアイデアを分かりやすくまとめることにも使える
    ●実際に、脳は自信を無くすと活動が低下する
    ●マインドマップ↔︎所謂"綺麗な"ノート
    ●教育を受けた人ほどクローンになるというのは間違いで、寧ろ連想の回路が大きくなり個性的になる
    ●一般的なノートに見られる特徴「直線的な形式」「シンボル」(文字、単語、数字)「分析」の他に、マインドマップには「視覚的リズム」「視覚的パターン」「色」「イメージ(想像)」「視覚化」「次元性」「空間把握」「ゲシュタルト(全体性)」「連想」などの要素を組み込める
    ●通常のノートは脳を退屈させるため眠りを誘う
    ●マインドマップとは放射思考を外面化させたもの
    ●600枚の写真を1秒間ずつ見せて認識テストをした結果の正答率は98%→人間の絵や写真の認識記憶能力はずば抜けている
    ●脳は模写などで真似することで学び、真似したものから新しいイメージやコンセプトを作り出すようにできている
    ●色や図形は幼いものであるという認識から敬遠しがちだが大いに役立つため積極的に取り入れるべき
    ●「超意識」とは入浴や庭いじりなど脳に調和と統一が起こる時にはたらく脳の99%の未使用の領域が持つ知的能力
    ●「第六感」で導き出された答えとはこれまでの人生で得た無数のデータを検討してそれを意思決定のために引き出した何兆ものデータと統合した結果
    ●マインドマップは必ずしも中央から描く必要はない。周りからx(人・もの・ことなど)が持つ要素を描いていき、最終的にxを明らかにするという活用法もある。
    ●二者択一の問題を検討している時には、マインドマップに書き出したそれぞれの良い点と悪い点に点数をつけ合計点の高い方に決定する「点数法」がよい。

  • 脳の思考回路から考え出された手法であるという背景から、様々な場面での活用方法が紹介された本。

    マインドマップは、仕事柄、考えやアイデアを整理することがおおいので、身につけたかった手法。
    人によって合う合わないがあるかもしれないが、私の場合はストレングスファインダーで着想の資質があり、考えもメモもとっ散らかりやすかったので、マインドマップはとても相性の良い。
    色々活用していきたい。

  • 最初はどういう風につなげていけばいいのかずっとなやんでいました。でも自分で関係付けていいのだとわかって気が楽になりました。

  • 以前から、本屋で見かけて関心があったが、漸く読んでみた。
    仕事で行き詰まりを感じる中、マインドマップを使ってみたいと思うようになった。
    まずは少し書いてみるつもり。その過程で、何度もこの本を見直すことになろう。

  • マインドマップ。端的に言えば、この技術は『ビジュアル化したブレインダンプ』、でしょうか。

    本作は、一つのテーマやカバレッジ、事柄について整理するのに役立つマインドマップについて紹介し、使用の具体的事例を説明するものです。

    ・・・
    筆者はノートへの板書と比較します。ノートが上から下、右から左に一律・定型的に書くものですね。

    他方、マインドマップは中心の円にコンセプトを記入し、ここからアメーバ状に関連ファクターを書いていくものです。そのファクターごと挿絵的に絵をかいたり、色付けしたり、より自由な表現を許すことで、記憶からのアウトプットもスムーズになり、またファクター同士の関連も絵的に理解できる図になるというものです。

    ・・・
    本作の幾つかの練習をへ、読了ののち、私は趣味の英語のスピーチ(5-7分)で試してみました。

    骨子について、マインドマップでラフスケッチを一回。更新版をもう一回。ここまでで大体45分程度。頭の中では喋る内容は大分まとまりました。
    次にマインドマップに基づいてスピーチ原稿の書き起こしします。喋る内容がまとまっているたので60分ほどで出来上がったと思います。

    喋る当日、マインドマップと原稿を見ながらしゃべる練習をし、フリップなしで時間通りに喋れるように訓練するのが60-90分。
    通常ですと、原稿が覚えられない、喋ってみてから原稿を練り直す、等々あり、喋る練習+推敲に120-180分程度はかかるのですが、マインドマップを作製しているからでしょうか、筋の変更は不要でしたらし、概要の記憶もスムーズにいきました。

    ついでに言えば喋りたい内容についても概ね喋れたと思います。

    結論:記憶、頭の整理という観点では威力は相当あると思います。

    ・・・
    但し、やはり訓練が相応に必要でしょう。

    一番感じるのは絵の訓練。芸術家顔負けの描写は不要でしょうが、特徴をつかんで造形をなぞれるような訓練が必要かも。私は、人のポーズとか棒人間みたいなのしか書けないのですが、何の絵だか書いている本人が分からなくなりました。

    で、絵がないと、文字ばかりで放射状にノートが書いてあるだけの、醜い板書になりさがります。これならば普通のノートが良いかなとかって思います。

    実際、本書ではマインドマップの紹介?程度までの踏み込みで、悩みへの対処法(絵が上手に書けない場合はどうする? メインテーマから分岐が3,4つくらいしか出ないけどいいのか等)は少ないのでその点がちょっと難しいと感じました。

    ・・・
    ということで思考技術に関する書籍でした。

    記憶、サマリー、網羅に関連することに興味がある方、例えば受験や資格試験を控えている方、業務内容を網羅してプレゼンをする方、何か一つのカテゴリを包括的に研究している方、等々には参考になると思います。

  • めんどくさそう

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著者プロフィール

●Tony Buzan (トニー・ブザン)[著]……マインドマップの発明者で、脳と学習の世界的権威。教育者として世界各国の子ども達の教育にあたる一方、マイクロソフト、ウォルト・ディズニーなどの国際的大企業のアドバイザーを務めるほか、オリンピックチームのメンタルコーチとしても活躍している。著作は100タイトルを超え、世界100カ国、30言語以上に翻訳されている。

「2018年 『マインドマップ 最強の教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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