伝え方が9割

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478017210

感想・レビュー・書評

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  • 文章作りの基礎知識として知っておくべきものが書かれていた。
    入門書としてはいいと思います。

  • 2013年発刊の佐々木圭一著『伝え方が9割』を読んだ。
    半分くらい読んで放置していた後半部分を読んだ。
    コピーライターの本はやはり読みやすい。まして、著者が大学で講師をしていることもあるのだろう。サラサラと読めてしまった。
    「伝え方」のテクニックが分かりやすく書かれている。日常生活でも役立つテクニックである。
    しかし、あまりにもサラサラと読めてしまったため爽やかな読後感にも関わらず、得るものが少ないと思ってしまったのは、あまりにもテクニカルな内容のせいだろうか、それとも私が懐疑的に読んだせいだろうか。
    「伝え方」は時と場合によって異なる。時と場合によって相応しい伝え方がある。
    本書で想定している場面が限定的であるために、得るものが少ないように感じたのかもしれない。
    しかし、本書の根本的な考え方を掴めば応用が効くかもしれない。
    それは「想像力」である。
    伝えたい自分の視点で発信するのではなく、受け手のことを想像すること。それこそが本書の根底の思想だ。
    「想像力欠如」の時代である。
    私自身も受け手に対する想像力が欠けていなかったか。自分を振り返るきっかけになった。
    メッセージは届かなければ意味がない。

  • 言葉を勉強してきた人だけあり、流石に読みやすい。だけど個人的には内容は既知のものが多く、だよねとしかならなかった。多分伝わりやすいよう、メッセージをかなり絞ってるからだろうけど。

  • 言葉は作れる。「お願い」の言葉は相手のことを考え、メリットが一致するお願いにすること。具体的には7つの方法↓
    ①相手の好きなこと
    ②嫌いなことの回避
    ③選択させる
    ④認められたい欲
    ⑤あなた限定
    ⑥チームワーク化
    ⑦感謝

    感動させられる強い言葉を作るには5つの方法↓
    1.サプライズ法(語尾に!を付けるなど)
    2.ギャップ法(伝えたい言葉の前後に正反対のワードを入れる)
    3.赤裸々法(伝えたい言葉の前に、身体の反応を示したワードを入れる)
    4.リピート法
    5.クライマックス法(伝えたい言葉の前に、「ここだけの話ですが」「他では話せないのですが」などのワードを入れる)

    メールなどデジタルな文字では、感情3割増しくらいが丁度いい。

    興味が湧くような見出しやイラスト、スペースなども程よくあり全体的に読みやすいが、コピーライターのような言葉を作る仕事の人に使えるものが多く、一般の日常で使えるものは少ないと感じた。題名に期待していた内容はほとんど得られなかった。

  • 印象が良くなるだけでなく自分にとって都合のいい反応を得るためにも相手の視点に立って言葉を選ぶべきだよね、という内容。

    これまで読んだ表現に関する本の中で一番読みやすく日常レベルに反映させやすいからサクッと読んで見て欲しい。

    途中で紹介されていた文章が素敵だったから引用。
    https://www.r-newyork.com/archives/12040

  • 言葉1つとっても、同じようにみえて、伝わり方が全然違う。面接でも人と話す場でも言葉って大事なものだと思う。
    自分でも意識して話すようにしていきたい。

    以下、内容メモ

    ●伝え方の切り口
    ①相手の好きなこと
    デートしてください→驚くほどうまいパスタ屋あるけど食べに行かない?

    ②嫌いなこと回避
    芝生に入らないで→芝生に入ると、農薬の匂いが付きます
    チカン注意→住民の皆様のご協力で、チカンを逮捕できました。ありがとうございます。

    ③選択の自由
    2択の比較だと決断しやすい。
    A案とB案どちらが良さそうか。

    ④認められたい欲
    残業お願いできる?→きみの企画書が刺
    さるんだよ。お願いできない?

    ⑤あなた限定
    ミーティングにきてください→他の人が来なくても、斎藤さんにだけは来て欲しいんです

    ⑥チームワーク化
    勉強しなさい→一緒に勉強しよう

    ⑦感謝
    領収書をおとしてください→いつもありがとうございます。領収書をお願いできますか。
    トイレを綺麗に使ってください→トイレを綺麗に使っていただきありがとうございます


    あなたのお願いを実現させる答えは、自分の中にはない。相手の中にある。

    ●言葉を強くする
    ①サプライズ法
    !マークをつける
    あ、そうだ、ほら、実は、凄い、信じられないをつける

    ②ギャップ法
    伝えたい言葉を決める
    言葉の正反対のワードを考え前半に入れる
    前半と後半がつながるように言葉を埋める

    私は味方です→誰もが敵になっても私は味方です
    あなたが好き→嫌いになりたいのに、あなたが好き

    ③赤裸々法
    伝えたい言葉を決める
    自分の体の反応を赤裸々に言葉にする
    赤裸々ワードを伝えたい言葉の前に入れる

    何も考えられないほどお腹が空いた。
    お腹がぐっと締め付けられるほどおなかがすいた。

    ④リピート法
    伝えたい言葉を決める
    繰り返す

    今日は暑い、暑い

    ⑤クライマックス法
    いきなり伝えたい話をしない
    クライマックスワードから始める

    ここだけの話ですが、
    ほかでは話さないのですが、
    誰にも言わないでくださいね
    一言だけつけくわえますと、
    ここだけの話ですが、私はカレーが好きです。

  • 気軽なハウツー本かと図書館で何気なく借りたのですが、予想以上に面白かったです。中身を詰めれば数ページで済んでしまうような内容ではあるのですが、わかりやすく絵を使ったりして読みやすいレイアウトになってます。

    強い言葉の例として、アメリカのコメディアン、ジョージカーリンさんが奥様が亡くなった際に送った言葉がすごかった。

    http://woman.excite.co.jp/News/column/20130918/Pouch_135567.html?_p=1

    この言葉読めただけでも価値ある1冊でした。

  • 分かりやすい!

    特に、赤裸々法が勉強になりました。
    手順を追えば、情緒豊かに、心に響く表現が出来そう。

    プロの方達も、きちんと法則に基づき、文章を作っているのだなとわかりました。
    どんなに文才があっても、毎回高いクオリティーを作り出すのは難しい。確かに。

    メールや手紙も、いつも書きたいように書いていたけど、相手が読みたくなるように、もっと工夫しようと思いました。
    長ーい文章とか、小さい文字でぎゅうぎゅうの本とか、確かに読みたくない笑

    法則をメモしておけば、文章作る時にヒントになりそうです。




  • ▼感想
    ・想像していた内容と違って、ライトに読めた!
    ・ちょっとしたことだけど、意識してるかしてないかで、相手への印象はだいぶ変わりそう。

    ▼これからやること
    ・相手にお願いするときは、ストレートに表現しない。
    相手にメリットがあるように伝えたり、感謝や理由をつけたりする。
    ・メールは感情30%増で。!を多めに。

  • 上手い伝え方や人の心に残るような強いコトバは、ある程度ルールがあり、ここに載ってる技術は納得させられるものが多かった。
    かと言ってすごく難しいことを言ってるわけではないので、日々意識して取り入れていきたい。
    せっかく読んだので、自分の学びにしていきたい。

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