- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478017883
感想・レビュー・書評
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コネクティビティの拡大は確実に進行している。しかし、その規模と拡大速度が目に見えないので、なんとなく恐ろしいと感じてしまう。
コネクティビティが拡大することによって、メリットばかりであれば良いのだが、本書で述べられている様な、プライバシーの侵害、革命、テロリズム、紛争、戦争に確実に結びついていくだろう。
私たちが知らないうちに、バーチャルなつながりがどんどん形成され、パラレルワールドが構築されてしまう。これから私たちは、リアル世界とネット世界の二つの世界を同時に生きていかなければならなくなる。
二つの世界の区別がつかなくなることよる犯罪や、アラブの春のような革命が実際に起こっている。
とにもかくにものこ流れを止めることは出来ない。なんと悩ましい時代に生きているのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全世界80億人がインターネットでつながる時、世の中はどのように変わっていくのか、を考察した本。
Googleの中の人が著者やけど、技術的な内容はほぼ皆無で、暮らし、国家、革命、戦争の未来を俯瞰した、どっかの未来予測レポートっぽい内容。ざっくり言うと、今後はあらゆる局面で現実世界とサイバー空間両面での対応が必要になるよ、ということでした。
エシュロン、金盾、スタクスネット、などなど、このへんのキーワードで何となく想像つく人は、特に読まんでもエエんとちゃうかな w
サイバーセキュリティ方面はちょっと疎いなあ、という方には一通りの話題がそろってるので、オススメやと思います(-_-) -
なんとなくITの本として読み始めてしまったが、実際には国際政治的な内容の本だった。もちろん、インターネットが加わることでどうなるかという視点ではあったけど。
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いまのところファンタジーにしか感じないけど……
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難しい本である、なぜならば未来のことを語った本だからだ。
未来はだれも知る由もない。だが、グーグル会長が将来はこうなると説けば、そうなのかなあ、と強引に思わざるおえない。
本の後半はネガティブな内容だった。無人戦闘機やITを駆使した戦争、起こり得るだろうが、おこってほしくはない。
鉄腕アトムのようなロボットもさほど夢ではないようで、なんとなく未来が想像できてくる。
そうはいっても、雲の上の存在である著者の本の内容に憂慮することは、ないだろう。
なぜならば、未来は自分たちで良いように築いていけばよいのだから。 -
この本は必読!!実に良書。Googleの元CEOエリック・シュミット会長の初の著書。ある意味で世界を牛耳っているGoogleを率いた彼の考える未来は決して無視できないし、書かれている内容が非常に論理的かつ的確かつ深い。純粋に「へ〜!ほ〜!えぇ〜!?」という内容でした。この本を読むとこれから先の「国家」という概念が一体何を意味するのか?と思わざるをえないのと同時に、明らかに「個」の時代、そしてインターネットを通じた「集合体」の時代になっていくであろうと、更なる大きな変化が起こると期待と同時に怖さを感じた。
日本人の多くは日本語で検索する人が多いと考えた場合、結果的に「世界」と繋がることができす、インターネットの世界ですら「鎖国」になるのではないかと危惧してしまう。
2001年にできたGoogleがたった14年あまりでここまでの規模になっていることを考えると、インターネット業界のスピードが当時よりも上がっている現在、そして今後10年足らずで、益々大きな変化が訪れることがこの著書から汲み取れる。 -
2014.7.12
ITの力ってすごい。
50年後、社会はどうなってるんだろう、見たい!
きっと、働き方もいまとは変わるでしょう。
なんでも簡単にできるようになるから、手作りだったり体験だったり「人」でしかできないことが大切にされるようになるんじゃないかしらとかとか思った。 -
意味不明な邦題はともかく、さすがに著者は地位と権力に相応しい知見を備えた方だなとうなづくところの極めて多い内容でした
現実はこの本の多くの部分をなぞっていくことになるのでしょう -
Googleの会長のエリックシュミットの本。未来、アイデンティティ・報道・プライバシー、国家、革命、紛争・戦争、テロ、復興。
技術の方も技術に詳しくない方も読める本。
いろんな課題もあるけど、テクノロジーの可能性を信じる前向きな本かな? 課題の部分は勉強になる。
コネクティビィティ。