女子社員マネジメントの教科書―スタッフ・部下のやる気と自立を促す45の処方箋

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著者 : 田島弓子
  • ダイヤモンド社 (2012年8月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478017890

女子社員マネジメントの教科書―スタッフ・部下のやる気と自立を促す45の処方箋の感想・レビュー・書評

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  • 女性社員の育成、コミュニケーションの取り方について、
    悩んでいるマネジメント層に向けて書いた本。

    そもそも男女で考え方や脳の使い方が違うんだから、
    男性社員と同じ感覚で接しても食い違いが起きるのは当たり前。
    女性特有の考え方を理解してあげて、正しく接することが
    重要であると述べています。

    ただ、これはよくよく考えてみると、
    別に女性社員だけに当てはまる話ではなくて、
    男性社員特にゆとり世代と言われる社員に対してだったり、
    海外の人と接する際にも当てはまる話。

    昔ほど集団で何かをやっていくというのが圧倒的に少ない
    ゆとり世代も、意外と考え方は異なるように感じていて、
    この考え方はゆとり世代の人にも使えそうだと素直に思いました。

    大切なのは価値観の違いを理解して、価値観にあった反応を
    することです。これはいわゆる共感力だと思います。

    【勉強になったこと】
    ・女性戦力化のステップ
     STEP1:女性について理解する
     STEP2:ビジネスマインドを身につけさせる
     STEP3:組織の雰囲気や女性に対するふるまいを振り返る
     STEP4:女性を戦力化するための上司再度の具体策の実践

    ・女性はインポスター症候群の人が多く、
     仕事で結果が出たことを褒めても、まわりの人のおかげ
     だとか、たまたま運が良かっただけだと考えがち。
     これにより、なかなか自分に自信を持つことが出来ない。
     逆に失敗については「自分が至らなかったせいだ」と
     自分を責めてしまう。

    ・仕事のミスに対して叱っても、自分自身を否定されたと
     女性は考えてしまう。叱るときは叱るだけでなく仕事に
     対して叱っていることを明示的に伝えること。
     ここが出来たら次のステップにいけると思うから頑張って
     とか自身の成長につながるんだということを伝えるとよい。

     叱ったあとの精神的ダメージから立ち直ってもらうところ
     までを叱るというプロセスに組み込むこと。

    ・コミュニケーションは、「共感」から始めること。
     共感して相手を理解したうえで、変えて欲しいことを
     指示するのではなく、気付かせるような話し方をする。

    ・物事を主観的にしか捉えられない人には、以下の3つの
     意識が強く働いている。
     ①自分ですべてやらなければいけないという勘違い
     ②独り立ちしたことに対する自意識過剰
     ③信用されていないという被害妄想

    ・全部自分でやることが仕事がデキることではない。
     人と共に動いてより高い結果を出せることがデキること。

    ・女性部下が「器が大きい上司」と見る人の特徴
     ①上にも下にも態度がニュートラルであること
     ②いざというとき、矢面に立ってくれること
     ③正直であること
     ④自分の非を認め、素直に謝れる人であること

    ・上司としての心構え5か条
     第1条:仕事を中心に信頼を紡ぐ
     第2条:引き出せる上司になる
     第3条:観察力を磨く
     第4条:頼り上手になる
     第5条:叱り上手になる

    ・スケジュール帳には、自分の予定だけでなく、
     部下に頼んだ仕事とそのデッドラインも書き込むこと。
     部下に頼んだ仕事は意外と忘れてしまうが、忘れることは
     信頼の低下に即つながってしまう。
     上司から見れば1対他だが、部下から見れば1対1の
     コミュニケーションであることを忘れないようにすること。

    ・女性はマネージャーになりたがらないという傾向があるが、
     マネージャーになった人は、マネージャーの仕事に満足
     しているという統計結果が出ている。
     それくらい女性目線での働き方はマネージャーに向いている。

    ・これからのマネージャーに求められるのは、メンバーの
     不安やストレスを理解しながら、メンバーに適切に寄り添う
     ことで、能力の最大化を実現すること。

     そのためにはコミュニケーション力が必要おtなり、特に
      チームをよく観察し(観察力)
      メンバーの考え・困っていることを理解して(共感力)
      メンバーが自分で課題を解消出来るように仕向ける(メンター力)
     といった能力が必要となる。

     上記能力については、女性のほうが男性より優れているため、
     女性がマネージャーになるのは理にかなっている。

  • 管理職研修で参考文献になっていた本。女性の可能性を説く部分が啓発的でした。職場の研修がいかにこの本のエッセンスをうまくまとめていたかもよく分かりました。

    女性に限らず、あらゆる人に当てはめるべき原理が説かれていました。

  • メインターゲットは女性社員を部下に持つ上司で、そういった方々への指南本になっているんだけど、自分自身の会社での働き方を振り返るにも良い一冊。

    「なぜ一生懸命やってるつもりなのにうまくいかないのか、周囲が認めてくれないのか」と悩んでる人にも冷静に自分を見るいいきっかけになると思う。
    ※私自身、「あーこの考え方やっちゃってるわー」とか「上司にこんな態度取ってるわー」とかあって反省+気をつけようと思った。

    男性と女性は「差別」はNGだけど「区別」はすべきもの。肝に命じて周囲の人や自分の特性にも冷静に対処していきたいね。

    指南本としては全体的に具体例も交えていてとてもわかりやすかったと思う。
    (2016.2.7)

  • 同性でも難しい女子社員との接し方。分かりやすく分析されています。自分のことも、客観的に見直してみました。

  • コミュニケーションがうまくとれない
    答えが欲しいわけではなく、共感して欲しい
    女性にとってのコミュニケーション共感を得ること

    話を最後まで聞くことでわかってもらえたと心が満たされる

  • 「女子」ってどうなのよ、と思わないでもないけどこの本の想定読者はきっとそこに違和感も抱かないんだろうな、という気持ちでいっぱいです。正直、今の勤務先にいてもキャリア上のポジティブな見通しは持てないな、と再確認させられた本できわめて現実的です。とはいえ、世の女性社員の活用をうたった本はたいてい事務職の女性に対しての適切かつ手厚い保護政策を取っていくことで仕事をやりやすくしましょう、という趣旨のものばかりです。キャリア志向の女性は割を食うばっかりだなと拗ねたくもなる今日この頃。

  • 内容はなかなか良かったです。女性の部下を持つ方は必読かも。女性部下としても、男性上司はこんな目線なのね、と納得できるかもしれません。

  • 今まで読んだ女性社員への対応について書かれた本の中で、一番ソフトで常識的で、良かった。

  • 「女子社員」というより「若手社員」とタイトルを変えてもOKなような気がした。
    あとは、自分自身の仕事に対する姿勢への自戒も込めて...。

    以下、備忘録的に。

    女性社員を戦力化するには、まず次の5つのレッスンを行い、正しいビジネスマインドを身に着けてもらう必要がある。
    1.協働のレッスン:自分中心の発想になりやすい女性に、周囲と協働し結果を出すという、仕事の基本を理解させる。
    2.客観力のレッスン:女性は思い込みや自意識過剰、被害妄想で、周囲が見えなくなりやすい。こうした主観的意識から開放し、客観的に仕事を捉える習慣を身につけさせる。
    3.自分で考えるレッスン:仕事の結果を解きほぐし、その仕事の目的、自分がやるべきことに気づかせる。
    4.立ち直りのレッスン:失敗を叱るとき、人格否定と思わせない。失敗は成長のチャンスだと思うような伝え方をする。
    5.成功体験積み上げレッスン:部下が何か成功したときは、積極的に褒める事で、チャレンジするマインドを育てる。

    女性を戦力化するには、上司も意識や言動を変えねばならない。そのポイントは、次の5つ。
    1.仕事を中心に信頼を紡ぐ:「部下に振った仕事は忘れない」「ねぎらう」など、日常の些事を大事にする。
    2.引き出せる上司になる:部下が自ら進んで話すよう、話しかけやすい雰囲気を作る。
    3.観察力を磨く:部下をよく観察し、不満そうな態度などを察知すれば、放置せず、しっかり部下の気持ちと向き合う。
    4.頼り上手になる:「◯◯さん、こういうの得意だろ?」などと言って、うまく頼り、部下のモチベーションを高める。
    5.叱り上手になる:叱られた部下が萎縮しないよう、叱った後は「いつでも相談しにきていいから」等の言葉を添える。

  • マネージャーは女性の社員だけではなく、すべての部下の能力をうまく引き出さなくてはならない。
    女性の活用に苦手意識を持つことなく、職場や組織の活性化のために生かせたらいいと思う。

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