ロスジェネの逆襲

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著者 : 池井戸潤
  • ダイヤモンド社 (2012年6月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478020500

ロスジェネの逆襲の感想・レビュー・書評

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  • 期待通り面白かったです。
    ただ、ドラマを見てしまった後なので、常に堺雅人さんの顔がちらつく~(笑)。

    団塊世代にバブル世代。そしてロスジェネ世代。
    ついつい、世代論で片づけてしまいそうになるけれど、結局は人なんだよねぇ・・・

    その昔、上司から「新人類」と呼ばれていた時のことを思い出しました。
    当時は自分自身では当然のことと思って行動していたことを今になって思い出してみると
    あんなことよくやってたなぁ・・・と、恥ずかしくなることも。
    そんな自分のことはすっかり忘れ、「今の若い人は・・・」、な~んてえらそうなことを言っていたこともあったっけ・・・

    そんなことも思い出しつつ読んだ半沢直樹シリーズ第3弾。
    やっぱり、半沢直樹は男前だ~!!

  • 面白かった。

    半沢がシブい大人になっていき、その想いを継ぐ次の世代が出てくる。
    バブル世代からロスジェネ世代へと。

    今回の金と命運の転がり方は興味深い。
    対立構造が明確でシンプル。
    シンプルすぎると薄っぺらくなりがちだが、チームにおける絆がそれを防ぐ。

    半沢の妻、花の軽妙さがなかったのが残念だけど。

    面白かったです。

  •  今回も半沢部長の機転のききの早さと、決断力の早さと、行動の突飛さには度肝を抜かれた・・・


     今回のテーマは、企業買収。TOB(敵対的買収)や、株式公開買い付け、逆買収などなど、専門用語がいっぱい出てきたけれど、それでも飽きずに読ませるところが、さすが池井戸作品。

     しかし、半沢部長。 
     「人事が怖くて、サラリーマンが務まるかっ」って・・・人事は、怖いです・・・
     今回は、電脳に粉飾の事実があって、、半沢さんがそれを見抜いたことを頭取が評価してくれたからこそ良かったものの、上に見向きもされなくて、閑職に追いやられていたら、あの半沢節は保っていられるたんだろうか・・・

     
     それは置いておいて、1994年~2004年の就職氷河期に世に出たロスジェネ世代の代表、森山君。彼はきっと、今回の件で半沢さんに強い影響を受けたと思う。彼は、これから、半沢さんと同じように

     「正しいことを正しいという」

    ことを一義をして、進んでいくんだと信じたい。

     そして、かく言う私も、同じくロスジェネ世代。バブルに搾取される世代。


     だけど、逃げずに闘っていきたい。とりあえず、仕事やめたいけど、やめずに、闘っていこうと思う。ほんと、なんて、考えさせられる作品ばかりなのか。池井戸作品!!

  • おもしろかった!そして何より読後が爽快!主人公の半沢さんがとても魅力的に書かれている。また、彼を認め信頼できる友人、最初は反感を持っていながらも仕事を通して半沢さんを尊敬するようになる部下、それぞれの仕事に誇りと信念を持つ人。この人たちの努力が報われて結果が出ますようにと、思いながら読んだ。

    池井戸さんの本は、個人の力も魅力的だけれど、互いを結集して大きな力を生み出し、不利な点をひっくり返して結果を勝ち取るストーリー展開が大好き。読んでいる途中苦しくなることも多いけれど、頼りがいがあり勇気を持った主人公やいっしょに仕事をしてみたいと思わせる周りの人々の困難に立ち向かい切り拓いていく姿が心に残る。

  • やっぱり、池井戸潤さんの経済小説は面白い。
    ストーリーがわかりやすく、絡まった糸がひとつひとつほどけていくような快感もあり、読者を飽きさせない上手さがある。
    また、彼の作品の主人公には、揺るぎない 心に思い決めた目標(志)や、正しいと信じる自分の考え(信念)があり、多くの人を惹きつけるのだろう。

    終盤、半沢と森山の居酒屋での会話が印象に残った(365~367頁)
    この作品の言わんとすることが全て集約されている気がする。

    そして最後。頭取による人事。心のなかで『そうこなくっちゃ!』とガッツポーズ?!
    確かにこれは、胸のすくエンタテイメント小説だ。

  • 持ち歩きの都合上単行本は極力買い控えていましたが―――文庫化まで待てない!!!!
    序盤から一発触発のバトルモード全開で貪る様に一気に読みきりました。
    前作の人事で東京中央銀行子会社、東京セントラル証券に出向の半沢直紀。そして今度は古巣の銀行相手に真っ向勝負!
    最終章の取締役会での半沢の完膚無き迄叩き潰す場面は、爽快過ぎて身震いする程シビれました!
    働くとは何か?シリーズ中で1番メッセージ性が強いんじゃないかな。
    私自身も就職氷河期就活組のロスジェネど真ん中世代。上司や先輩にバブル当時の豪遊伝を聞く度に、生まれた年代を恨んだりもしました。
    不満や愚痴を口にするだけじゃ何も変わらないんだよね…。
    半沢直紀、回を重ねる毎に好きになってしまう♡こういう人が政治のトップになればいいのに…
    池井戸潤他作品をもっと読んでみたいと思いました。

  • 自分のために仕事をするんじゃない。社会、顧客のためにする。人事が怖くてサラリーマンが務まるか!半沢の名台詞は本当にスカッとする。
    世の中を斜めに見る評論家は沢山いるが、行動する勇気あるものは少ない。ゆとりさとり世代だからなんだ!明日から頑張るぞと勇気をもらえる一冊。

  • 半沢シリーズ、第三弾は出向先の話。今回は、子会社VS銀行で、また弱者ともいえる子会社が親会社である銀行を打ち負かす展開が清々しい!森山のキャラクターも本当によくて、ロスジェネはスッキリ仕返ししてくれた!というよりも、仕事のあり方とか、そういう話だったと思います。お仕事がんばろう、と頑張ってる人みんなにエールを送ってくれているようでした。会社がだめなんだと決めつけるんじゃなくて、それを変えていく強さが必要なんだろうなあ。何はともあれ、半沢、栄転おめでとう!

  • 半沢直樹シリーズで一番おもしろかった。パターンはわかっているのだが、ツボにはまった爽快感。絶対ありえない事だし、こんな綱渡りのような事は絶対現実社会ではありえないと思うのだが、成功してしまう。正しいと思った事をやり抜いてしまう。企業戦士の夢といえる。勇気をくれる。部下の森山に銀行から来た上司は銀行に帰ることしか考えていないと言われて半沢は言う「すべての働く人は自分を必要とされる場所にいて、そこで活躍するのが一番幸せなんだ、会社の大小なんて関係ない、知名度も。俺たちが追求すべきは看板じゃなく中味だ。」又同じく森山に信念を聞かれてこう答える「簡単な事さ。正しいことを正しいと言えること。世の中の常識と組織の常識を一致させる事。ただ、それだけの事だ。ひたむきで誠実に働いた者がきちんと評価される。そんな当たり前の事さえ今の組織はできていな。だからダメなんだ」続編希望。東京中央銀行の頭取になるまで、書いてほしい。

  • 半沢直樹シリーズの3作目。「ロスジェネの逆襲」
     
    「ロスジェネ」と言う言葉の意味について、この小説を読むまで知りませんでした。
     
    確かに、現在の30代で就職に困った世代があります。
    企業側も募集をかけていなかったので、どの職種においても、本来ならば中心となりバリバリ働くハズのポジションが空洞化しています。私と同じ現在40代中頃の方なら分かる方が多いのでは?会社で、下の世代はいきなり離れて、使いにくい(泣)
     
    話をもどしますが、、
    出向に出された半沢が、その場所で逆境を覆して、見事に逆転すると言う、もう定番化した「半沢パターン」ですが、やっぱりコレが面白い。
     
     私は図書館で借りましたが、沢山売れたせいで、BOOKOFFで100円で売っていたりします。(迷わず買いました。)読むチャンスですよ。

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ロスジェネの逆襲の作品紹介

『下町ロケット』『鉄の骨』の池井戸潤のエンタテイメント企業小説!

ときは2004年。銀行の系列子会社東京セントラル証券の業績は鳴かず飛ばず。そこにIT企業の雄、電脳雑技集団社長から、ライバルの東京スパイラルを買収したいと相談を受ける。アドバイザーの座に就けば、巨額の手数料が転がり込んでくるビッグチャンスだ。
ところが、そこに親会社である東京中央銀行から理不尽な横槍が入る。責任を問われて窮地に陥った主人公の半沢直樹は、部下の森下雅弘とともに、周囲をアッといわせる秘策に出た――。

『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』の続編に位置する作品です。

ロスジェネの逆襲のKindle版

ロスジェネの逆襲の文庫

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