- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478021934
感想・レビュー・書評
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2018.2
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図書館
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2014年5月18日
日経トップリーダーでコラム掲載している、株式会社武蔵野 代表取締役小山昇氏の著書。中小企業のなかでも優良企業としての認知は高い。
読後感として、マネジメントは本当に難しいと感じた。
内容としては、強い会社を作るために必要なステップが6つの項目に別れて書かれている。
小山氏の考える強い会社は、全てを仕組化できている会社のことだった。
人事評価に、
○明確なビジョンを共有・認知・体現させること、
○他社との差別化を常に考え続けること、
○マネージャー陣の組織づくりへの取り組み
などを組み込み、徹底した仕組化を図っている。
徹底した仕組化は、確かに必要。ただ、仕組化しすぎるのも問題は出てくるように思う。機械的に評価で全てを縛り付けることで、個人の個人らしさがなくなってしまいかねないと感じた。
なんでもバランスが大事。
・大きな目標を掲げて考え方を変える
・中小零細企業は人による差別化も戦略の一つ
・失敗や挫折感を経験させる
・長期的に企業成長させるには一定のクセのある人材採用も必要
・現市場に新商品を投入すると新規事業は成功しやすい
・レコード、カセットテープ、CDの例
・社員教育が行き届いていない会社はトップダウンマネジメント、組織が成熟してきたらボトムアップマネジメント
・上の人はしたの人のところに、情報をとりにいく -
当たり前のことが書いてある。
基本に忠実な会社は強い。
当たり前を当たり前にすることが、いかに難しいものか、この本では気づかせてくれる。 -
中小企業の親父みたいな感じの内容。
あまり好感は持てない感じがしました。
論理が矛盾しているところ
自分の論理しかもっていないところ
等々
でも一部には、なるほどと思う部分もありました。 -
“競合他社”ではなく“競争他社”など、
なるほどと思える内容は多々あった。
「すべてのサラリーマン必読」とあるものの、
個人的にはやや経営者寄りの内容に感じた。
だってこんなに自由にあれこれ変えられないし。
って言ってちゃダメなんだろうな…。 -
このような経営の本で有名な武蔵野社長の小山昇氏の本である。この本を読むまで何をやっているのかわからない会社だったのだが、ダスキン事業を出発点に、日本経営品質賞を獲得したことからわかるように、その経営手法、経験を元にコンサルティング事業も行っているようである。
ありがちな「私は経営に自信を持っている」トーンが随所に出てきて、上から目線の文章がやや鼻につくが、人事評価や経営戦略の共有化、会計関係等、幅広い領域でポイントを示しているので読み物としては面白い。
大手のサラリーマンが読むには、あまり参考にならないかもしれない。あくまでも読みもののひとつとして読むといいと思う。