統計学が最強の学問である

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著者 : 西内啓
  • ダイヤモンド社 (2013年1月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478022214

統計学が最強の学問であるの感想・レビュー・書評

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  • 目を引くタイトルにつられて読んでみました。
    統計やデータについての考え方が紹介されています。
    「なぜ統計学が最強の学問なのか?」という説明に始まり、実際の分析手法の概要や分野による統計についての考え方の違いにも言及しています。

    一般化線形モデル(=広義の回帰分析)を1枚の表にまとめている箇所は、後で役に立ちそうだなぁ…と頭のすみっこにメモメモ。
    検定やら分析やら、いろいろな名前はつけられていますが、基本的には同じ手法なのだと思っているだけで、統計とも少し気楽に向き合える気がします。

    「統計学は、最善への道を最も速く確実に示してくれる」と著者は述べています。
    しかし、学生時代にちょっと統計をかじったくらいの身には、「最善の道」を見極めることができるようになるまでの道も長そうです。
    より実践的な分析についての本も読んでみなければ…。

  • 難しくて、細かいことはわからなかった。
    しかし、統計学が最強の学問である、
    という著書の熱い気持ちが伝わってきた。
    データを読み解ければ、幸せな生活が開かれる、
    そんな気持ち。
    「全力」より「最善」。
    効率的な努力への、道筋となると思った。

  • 最近、なんだかお気に入りの統計学。昨日も阪急の紀伊国屋でおじさんが統計学の本を大量買いしてました。
    この本は、統計学とはなんぞや→統計学の威力→統計学の理論→まとめって感じで進みます。

    A高校とB高校の同じ学年の生徒に対して同じ模擬試験を受験させた。
    男子生徒同士で比べるとA高校の平均点はB高校よりも5点高い
    女子生徒同士で比べるとA高校の平均点はB高校よりも5点高い
    ではA高校とB高校の平均点を男女全体で比較するとどちらが高い?

    何も考えずに回答するとA高校が5点高い?でも、なんだか違和感があって違うような気もする。前提が記載されていないんです、この問題。
    ちょっと待てよ!と思えるようになることが、この本の主旨です。

  • 【ありかと】
    本来は根本原理を突き止めることが学問であるとわたしは思いますが、複雑すぎて原理を突きつめるのに、時間がかかりすぎるときに統計学は有効であると思います。

    統計的な手法であれば、直接原理を突きつめる必要はないのでスピード感がちがいます。原理を突き止めたほうが精度はよい(というか100%)のですが、そこまでの精度は望んでいない、しかしスピードは必要という場合には最適です。

    がん細胞の発生メカニズムがわかれば、何が要因かはわかるでしょうが、実際にはさまざまな要因が絡んでくるので複雑になります。
    タバコを吸うと発がんするメカニズムがわかれば、タバコは良くないと簡単に結論付けることができます。しかし、タバコとがんを直接むすびつける要因をみつけるために、何十年もの時間が必要であるとなれば、統計的な考え方が有効になってきます。直接、解を求めるには複雑すぎて時間がかかるが、厳密に解を求める必要はない、傾向をつかめれば問題ない場合には統計学は最適です。

    人の行動パターンも複雑です。これも統計学を用いれば傾向はつかめます。根本原理になると「このようなものが出てきた場合は、脳がこういう動きをして・・・」とひとつひとつ捉えていく必要があり、人間の短い人生では解明できそうにありません。

    わたしがかかわっている流体もひとつひとつ分子の動きを計算すれば、正確な解が出ます。
    コンピュータが高速になったおかげで、流体の流れ解析ができるようになってきました。しかし、これもひとつひとつの分子の流れを捉えているわけではなく、ある程度の大きさでモデル化されたものを解析します。したがって、ある程度の誤差は生じます。厳密に解を求めるとなると膨大な時間がかかってしまうので、費用対効果を考えると得策ではなくなります。

    流体ひとつひとつの動きを捉えて高速で解を導くことができれば、天気予報も100%当たるということになります。(こうなると予報ではないが・・・)

    それから「営業の訪問回数と受注は比例する」これを統計的に確認してみます。

  • 統計学の中身ではなく、その歴史や有用性を解説している。答えが一つに決まらない場合、やってみてその効果が統計によって明らかになる。影響を与える要素が多すぎる場合、事前に効果を予測するのは困難だが、統計を用いれば結果がいかに有用であるかを確率的に確かめることができる。たしかに最強といえるかもしれない。

  • 統計学の基礎が学べるかと思い手に取った。概念的な話が多く、実用的な話はなかった。正直退屈だった。

  • 統計学に興味はあるけどどこからはじめていいかわからない人向けの解説書。統計学の基本をわかりやすく説明している。最終的に統計は使ってみてトライ&エラーで調べながら学んでいくのが早いが取っ掛かりとして読む読み物としては苦手意識を持たさず、すんなり統計の世界にはいれる大きな通りやすい入り口のように感じた。

  • 本当に統計リテラシーを身につけたいとなったら、独学ではなく誰かに教わったほうが良さそう。
    独学してみようと思ったこともあったけど、体系的に教えてくれる教材はなさそうだったし。

  • 経済学を学んでない者にも非常に優しく読みやすい本。アメリカの事例を多く取り上げているのは『学力の経済学』と似ているところ。
    ビッグデータの活用は①変化の要因をどう利益につなげるか②それは実行可能か③利益がコストを上回るかが大切。
    ランダム化非較実験は興味深い。特に「ミシン2台購入で一割引」キャンペーンの成功例はなるほどなぁーと思った。ただ現実、倫理、感情の壁はあるとのこと。
    あまり身に付いた感はないが統計学や計量経済学の有意さはある程度イメージできたので必要になればより勉強したいところ。

  • 厳密には要因や原因が分からないことに対して、帰納的にアプローチすることができるのが統計学。全量を解析しなくても、誤差についても加味することで、実用に耐えられる十分な精度が得られる。という点について解説されており、統計学の成り立ちや使い道がよく理解できた。ただ、後半はちょっと難しかったかな。

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統計学が最強の学問であるの作品紹介

あえて断言しよう。あらゆる学問のなかで統計学が最強の学問であると。

どんな権威やロジックも吹き飛ばして正解を導き出す統計学の影響は、現代社会で強まる一方である。「ビッグデータ」などの言葉が流行ることもそうした状況の現れだが、はたしてどれだけの人が、その本当の魅力とパワフルさを知っているだろうか。本書では、最新の事例と研究結果をもとに、今までにない切り口から統計学の世界を案内する。

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