伝説の元アップル・ジャパン社長の40講義 「これからの世界」で働く君たちへ

著者 :
  • ダイヤモンド社
3.80
  • (25)
  • (30)
  • (33)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 362
感想 : 33
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478022665

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2014年1月に読みたい本リストに入れて、はや7年…。
    アップル日本展開の裏側とかジョブズをはじめとした超有名経営者たちとのエピソードはとても楽しくて、読んでよかった~と思うけど、後半の方の「家庭を顧みなかった自慢」とか「寝なかった自慢」とかは、ちょっと時代に合わないかなと思った。(とはいえ、やはり世界レベルの経営者は今も家庭を顧みず仕事してるのかな。家庭の時間を確保しながらバリバリやってるんだとしたら、いまの経営者は一昔前の人よりさらに優秀なんだろうな)
    世界と仕事をするということは、単に英語を使った仕事をすることじゃない、と気づけてよかった。

  • 昔読んでつけた書評を見直してみました。今回は、アップルの日本法人の社長を務めた著者。

    スティーブ・ジョブズという圧倒的な技術者、経営者と一緒に仕事をしたことのある著者の言葉からの学びはたくさんあります。いずれも、自分がトップになったときの心構えや、やることとしてのイメージ作りに役立つエッセンス。

    学びとなったポイント:
    "オーナーシップ"
    「他人が起こした変化は自分ではコントロールできません。変化に巻き込まれないための唯一の対策は、その変化を「作り出す側」に回ること。変化を作り出す人が次のビジネスの中心を握るのです。」

    "実行に対する強烈な集中力"
    「グローバルリーダーたちは、もっと根本的な問題解決法として、優先順位を見直し、どこに集中するかを見極め、圧倒的な集中力でやり遂げるという、「選択と集中」を重視しています。絶対にだらだらやらずに、めりはりをつけて、アイデア出しでも問題の解決を考える上でも、一気に向き合うというスタイルでした。」
    「例えば、ミーティングが休憩時間に入っても、スティーブはティム・クックとともに窓際に立ち、3種類のシルバーが自然光でどう見えるかを吟味し、どれがMacにふさわしいのか永遠と議論を交わしていました。和やかなやり取りに見えましたが、2人は話に集中し、周りの状況は一切見えていない感じでした。」

    "ビジネスは世の中の問題解決"
    「ビジネスにおいてもっとも重要なことは、とてもシンプルです。それは、みなさんが関わるテクノロジーやコンテンツ、サービスが最終的には「世の中を前進させる」ことにつながっているかどうかです。あらゆるマーケティング活動も営業も顧客満足も商品開発も、すべてはこのビジョン抜きには語れません。前進させられないビジョンは、長期的に見れば必ず失敗します。」

    "猛烈な好奇心"
    「WHYが次々に飛んでくる。あまりにも質問のスピードが早く、しかも、ひとたび質問が始まると、先ほどのチャーミングな笑顔とうって変わって、表情がどんどん険しくなる。それはひとえに、「猛烈な好奇心」があったからです。好奇心と言っても、一般的な度合とは桁が違う、猛烈なまでの、すごい好奇心です。だから、目の前にいる人がどんな人なのか、どんなことを考えているのか、アップルに対してどういうイメージを抱いているのかといった、関心や興味を抱かざるを得なくなるのです。」
    「孫さんと柳井さんも、とびぬけて猛烈な好奇心の持ち主です。エレクトロニクス周辺にいるだけではとても出てこないようなアイデアが、コンテンツ、パッケージ、値付け、値引き、販売手法、マーケティングなど全領域にわたってポンポン機関銃のように出てきます。尋常ではないスピードで、まるで紙に書いたものを読んでいるかのようで非常に驚いたのを覚えています。すべて興味深い内容ばかりで、いかに孫さんが多方面のことに興味を持っているかがわかりました。」

  • 変化をし続けることこそ、成長の源である。世界的企業で活躍してきた著者だから言えるエピソードが満載。
    アップルストアーで小さな女の子がiPodを迷って買うシーンは、ビジネスの本来のあり方を伝えてくれた。

  • 山元氏かの本の面白さと学ぶポイントは2つだ。

    一つは、あのスティーブ・ジョブズやラリー・エリソンといった大物のカリスマ経営者とのエピソード。そして、日本法人の社長という立場で、どのような事を行い、何を思いながらやっていたのかということが学べるということだ。

    1つめのポイントにおいての参考になる話。プレゼンの上手さに関しては、世界で右に出るものがいないとまで思われているであろうジョブズも、実は入念なリハーサルと準備を行っているということ。

    2つ目は、コミットメントに対する姿勢である。死んでも達成するという言葉は、偽りではないだろう。まぁ、命まで捧げる事はないだろうが、達成できなければ当然、責任をとってやめるということである。トップの人間は、そういうリスクと責任を負っているということが当然であろう。

    また、リーダーの立場の人間は、プライベートや家族を犠牲にするのはやむを得ない事だという。著者の場合は、アップル在籍時の5年間で、平日に家で夕飯を食べたのは、3日くらいしかなかったという。

  • 山元氏かの本の面白さと学ぶポイントは2つだ。

    一つは、あのスティーブ・ジョブズやラリー・エリソンといった大物のカリスマ経営者とのエピソード。そして、日本法人の社長という立場で、どのような事を行い、何を思いながらやっていたのかということが学べるということだ。

    1つめのポイントにおいての参考になる話。プレゼンの上手さに関しては、世界で右に出るものがいないとまで思われているであろうジョブズも、実は入念なリハーサルと準備を行っているということ。

    2つ目は、コミットメントに対する姿勢である。死んでも達成するという言葉は、偽りではないだろう。まぁ、命まで捧げる事はないだろうが、達成できなければ当然、責任をとってやめるということである。トップの人間は、そういうリスクと責任を負っているということが当然であろう。

    また、リーダーの立場の人間は、プライベートや家族を犠牲にするのはやむを得ない事だという。著者の場合は、アップル在籍時の5年間で、平日に家で夕飯を食べたのは、3日くらいしかなかったという。

  • 京セラ、JALやKDDIでは、稲盛和夫氏の教えを元にしたフィロソフィというものが用いられているのだけど、本書は山元氏のフィロソフィと言える。
    (本文中で稲盛氏への言及もあり、影響を受けた可能性も。)

    各項目は主に20代のビジネスパーソンに向けた、目線を上げ、モチベーションを上げるメッセージが、氏の実体験 -スティーブ・ジョブスやティム・クックといった超有名人との経験を含む- に基づいて語られており、一気に読み進める。
    中には「英語はネイティブ並みでないと舐められる」といったハードルの高い項目もあるが、大半は明日からでも実行出来る内容ばかりで、心に気合いを入れたいときに読むと良いかもしれない。

  • 新社会〜社会人4,5年目にオススメだと思う。これから世界で働くためにも。

山元賢治の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
佐々木 圭一
ウォルター・アイ...
クリス・アンダー...
稲盛和夫
柳井 正
エリック・リース
ジェームス W....
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×