カロリーゼロにだまされるな―――本当は怖い人工甘味料の裏側

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478022702

作品紹介・あらすじ

肥満、糖尿病、うつ、腎機能低下、血管系疾患等のリスクを増大させる「人工甘味料」の正体とは?ハーバード大で食品と健康の関係を研究する医師が警告!

感想・レビュー・書評

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  • 《感想》
    減酒・禁酒のためにノンアルコールのカクテルを飲むようにしたが、今度はノンアルコール飲料に含まれる人工甘味料が気になり出したので本書を手にとってみた。ブクログやAmazonでも評価が微妙だったので不安があったが、案の定他の人のレビューはある程度当たっていたように思う。人工甘味料の悪い点を列挙するのは個人的には問題ない(バイアスを分かった上で読めばよいので)が、後半部分の「お薦めできない」と「選択すべきもの」の基準が分からない。「お薦めできない」の根拠にあてはまる商品が「選択すべきもの」に入っていたりするので端的に言って意味不明である。図表も情報量が多く見にくかったり、糖尿病の分類は既知として書かれていたりと読者に不親切。つまるところ著者も編集者もそれほど真剣にやっていないのではないか。とは言え「人工甘味料、本当に大丈夫?」と疑うきっかけを与えていることは間違いない。

    《メモ》
    ①人工甘味料は食欲を増進させたり太りやすい体質にする。
    ②食品の安全性は100年程度の影響を見ないと分からないが、人工甘味料の歴史は浅く年代・国によっても評価が全く違うということがある。
    ③一部の人工甘味料は神経伝達物質(セロトニン、ドーパミン等)を減らす働きがある。
    ④人工甘味料には依存性がある。
    ⑤コカ・コーラの由来は「コカインの葉とコーラの実(当時の原料)」。法律で禁止されるまでコカ・コーラには微量のコカインが入っていた。

  • 実際の商品を並べて比較して、おすすめできるかやめておいたほうがいいかを提案するなど
    わかりやすくて生活に生かしやすい本。
    アスパルテーム、スクラロース、
    名称がいろいろあって覚えきれないから、徐々に頭にいれて家族の健康を守りたいと思う。まずは人工甘味料を排除するあたりから。甘いものって危険だけど、どうしても食べたいときがあるんだけどね…せめてきび砂糖で。
    以下メモ

    異性化糖…コーンシロップ 砂糖より安く、(遺伝子組み換えの)コーンなどのデンプンを酵素処理してできる。果糖ブドウ糖(果糖50%以上90%未満)、ブドウ糖果糖(果糖50%未満)。
    ブドウ糖の摂取後は満腹感が得られるけれど、果糖では得られにくい。さらに、果物などの果糖は食物繊維の作用でゆっくり吸収されるが異性化糖はそうではない。

    ラットの研究で、アセスルファムKを注入するとインスリン分泌が増えることがわかっている。
    ヒトでも、スクラロースを飲んだ時の方が水を飲んだ時より血糖値のピークが20%高くなる
    人工甘味料は、グルカゴン様ペプチド(インスリンの分泌を促進)を促す。インスリンが過剰に分泌して、疲弊してしまう
    人工甘味料は味覚を狂わせる。コカイン以上の依存性もある。抑うつ症状も
    現在、日本とアメリカで認可されている人工甘味料は「サッカリン、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロース、ネオテーム」
    サッカリンは発がん性が明確には認められていない。一番多くの研究がなされた、古い人口甘味料。
    アスパルテームとアセスルファムKを組み合わせると自然な甘さが出る。アスパルテームは知能低下や発がん性の疑いがある。
    スクラロースは砂糖の600倍の甘さで、塩素が存在し危険。熱に強く、自然な甘さ。一日の許容摂取量は15mg/kg。新しい人工甘味料。体内で消化・吸収されない。これまでの研究では発がん性、生殖系へのりすくはない。ただし多くが動物実験で、人体への長期的な研究はまだない。
    アセスルファムカリウムは砂糖の200倍、水に溶けやすく熱に安定。発がん性の塩化メチレンを含む。
    ネオテームは砂糖の7000から13000倍!モンサント社が申請。3-3ジメチルブチルアルデヒドを含む。最も有害な化学物質リストにのっている

  • 作者のバイアスがかなりかかっており、必要以上に危機感を煽っている

  • 健康

  • カロリーゼロという表示があるからといって、まったくカロリーが無いわけではありません。
    食品100g(あるいは飲料100ml)あたり5kcal以下であればカロリーゼロと表示してよいことになっています。
    だから350mlのカロリーオフの発泡酒であれば、1本につき32.5kcalのカロリーがあってもよいわけです。
    ローカロリーとかライトとか言う場合は、これよりもカロリーが多くなります。
    食品100gあたり40kcal以下、飲料100mlあたり20kcal以下であれば表示してもよいことになっています。
    調子にのって食べすぎたり、飲みすぎたりすると結局肥ることになります。

    http://ameblo.jp/nancli/entry-11999639554.html

  • いまどきの 糖質制限食品 に対して
    甘味成分について 検討している。

    表示のゼロは 実は ゼロでない と言う指摘が
    確かにそうだね。
    やはり、ゼロならば ゼロにすればいいというのは
    学問的であり、商業的には 違うのかもしれない。
    たぶん、そうなったのは 
    アメリカスタンダードのグローバル化だとおもう。

    非肥満で糖尿病になることがあるのは、あたりまえだが。
    人工甘味料で インシュリンが出たりするというのも
    基礎的なインシュリンと対策的インシュリンのふたつがあるので
    それも、当然のような気がする。
    人工甘味料に 味覚が狂わされると言ってもねぇ、
    ニンゲンって、そんなに確かな味覚をもっていないのだよ。
    甘味が コカイン以上の依存性があるのは わかってて、
    フードトラップしているのだから、当然だよね。

    ふーむ。
    なぜか、それほど、新しいことを言っていない。

    サッカリン、アステルパーム、スクラロース
    アセスルファムカリウム、ネオテーム。
    高フルクトース コーンシロップ。
    これが 大きく伸びているのは スゴイね。
    アメリカの穀物戦略 トウモロコシ食文化の創造
    があるね。

    よく、データを整理してある。
    これは、大変よくがんばりました。
    と言ってやりたいのですが。

  • P2L8 P5EL2 P8EL3 P9L4 L9 P10L3 P28 P30対策法 P47L2 P54L7 P57EL5 P63L1 EL4 P64EL3 P65EL1 P66L7 P67L1 P69L1 EL4 P70L1 P75L3 P84L4 P98L1 EL3 P100L2 EL2 P103EL3 P106L8 P181EL4

  • 甘味依存はありそうだし、あるいは色々あるかもしれないが、何か書き方が肌に合わない感じがある。この感覚がわかるといいのだが

  • 本書の提言とは、人工甘味料はカロリーそのものは砂糖より低くとも、より太りやすく、依存性は高く、知能低下や発ガン性の恐れがあることです。

    知りませんでした。ああ怖い。

    しかし情報内容を加味しても、本書は星1つが妥当と思います。

    理由は三つ。

    一、書籍として極めてレベルが低い
    本書は、東大経由でハーバード大学にいらっしゃる優れた頭脳によって書きなぐられた稚拙な文章が、ダイヤモンド社とは思えない低レベルな校閲を経て、企画から編集まで担当したダイヤモンド社の柴田むつみ氏が編集し世に出されたバズワードに乗った本であり、雑誌の特集レベルの価値しかない。
    (このレベルの書籍しか出せないことを恥じていないのか柴田氏に聞きたい)

    二、単純に矛盾がある
    危険な成分の使用された「お勧めできない」飲料を列記しながら、危険の根拠とした成分が「選択すべきもの」リストに入っている。
    果糖ぶどう糖液糖、スクラロース、アセスルファムK、異性化液糖がダメなら「選択すべきもの」リストから徹底して除外すべきではないだろうか。
    また本書は甘味料の危険性に言及するのみならず乳化剤や安定剤や香料も薦めていない。これは理解できる。しかし、これらが入ったものも「選択すべきもの」リストに入っている。

    三、ホワイトリストの根拠が薄弱
    つまり、著者の推奨する「選択すべきもの」リストには、著者の推奨しない添加物が多種含まれているものがあり信頼性に欠ける。
    甘味料として何ならよいのか明示がない。これは推奨したものが危険と判明した際の訴訟対策だろうか。
    例えばステビアはどうなのか。
    世に安全な商品が存在しないので無ければ、真面目に時間をかけて調査し商品を選定すべきである。

    目次だけ読めば内容は判ります。興味があれば立ち読みして下さい。
    本書のように、手間を惜しみ内容的に問題のある本が売れると、同様の手法で本が量産され、結果的に出版業界にとってマイナスとなります。良書が好きな人は買わないで下さい。

  • Q・カロリーゼロと書いてある商品は本当にゼロなのか
    A・違います

    という説明をしてくれていますが、正直
    砂糖と人工甘味料がどう違うのか、ぐらいしか
    知識がありませんし、それ以上は…。
    人工甘味料を摂取していると、それ以上に
    お菓子を食べてしまってカロリーが、なのは
    非常に納得しました。

    3分の2くらいから、食べても大丈夫、という
    商品が表で説明されていますが、ここまで読むのに
    へぇ…という状態なので、そこに含まれている成分が
    どれだったか、などと判別もつかず。
    興味があるところだけ読んで、それ以外はそのうち…が
    よいかもしれません。

  • バランスの悪い不健康な食事の改善が先で、人工甘味料に頼るのは最後。

  • 元々、人工甘味料に敏感な舌を持ってるので、「カロリーゼロ」や「ひんやりする飴」というのが食べれなかったんだけど、ああやっぱりねって感じ。

    レジをしていたとき、カロリーゼロものを買う人に限って太ってたので不思議に思っていた。
    痩せてる人は普通の物を選んでくる。
    カロリーゼロを飲むくらいなら、最初から飲まなきゃいいのに、水やお茶にしておけばいいのにって思ってたけど、人工甘味料の依存症だったのかもね。

    とりあえず、口に何か入れる時は
    ・サッカリン(スイートンロー)
    ・アスパルテーム(パルスイート)
    ・アセスルファムカリウム
    ・スクラロース(スプレンダ)
    ・ネオテーム(ミラスィー)
    ・異性化糖
    ・果糖ぶとう糖液糖
    と表示してないかどうか確かめよう。

    複数の人工甘味料を混ぜることを「カクテル」と言う。



    ・米国ではドリンク類は季節ごとに新しいものは出ず、定番の物だけ。お茶にまで砂糖が入っており、砂糖なしはミネラルウォーターくらい。
    ・米国では人工甘味料の研究を一般向けに分かりやすく解説するメディアがある。

    ・カロリーオフや第三のビールは麦芽やホップなどの主原料のほかに人工甘味料で味を調えられている。

    ・人工甘味料によって、空腹感が増して食べすぎたり、甘味中毒になって結局肥満になるという副作用がある。
    ・ホルモンに悪さをする。
    ・味覚を鈍化させる。
    ・依存症がある
    ・抑うつや血管系疾患など引き起こす

    ・日本人は欧米人に比べてインシュリンの分泌能力が半分しかない。このため、肥満よりも糖尿病になってしまう。

    ・サッカリンは「現在までで最も研究されてきた人工甘味料で、人工甘味料のうち最も安全」と言われている。

    ・ラムネはレモネードの「レ」が「ラ」に聞こえ、語尾が消えてラムネと呼ばれるようになった。

    ・安全性は三世代をみないとわからない。親が摂取したことで子供の生殖器を傷めた可能性があるか否か、孫世代までみないとわからない。人工甘味料は今の40代がちょうど2世代目でようやく3世代目に入ったところ。

    ・甘い飲み物、特にダイエットソーダは成人のうつ病のリスクを高める。

  • 『スイート・ポイズン: 本当は恐ろしい人工甘味料「アスパルテーム」の話』に続いて、こちらを読んだので理解し易かった。
    こちらの方が体系立てて書かれていて断然読み易いが、教科書的にマイルドな表現になっているので害が実感しにくいかも。

    《覚え書き》
    ・人工甘味料で、血糖値は上がらなくてもインスリンは分泌される。
    ・水を飲んだ時と比べると、人工甘味料を飲んだ後に血糖値のピークが高くなったという報告がある。
     →人工甘味料により、インスリンの分泌能力が疲弊し、2型糖尿病へ移行する可能性がある。

    ・グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)というホルモン(インスリンの分泌を促進するホルモン)にも人工甘味料が作用する(研究中)。

    ・人工甘味料の甘さに慣れると、甘さに対する感覚が鈍ってくる。
    ・甘みセンサーは、化学構造が異なる糖類、甘みアミノ酸、甘みタンパク質、人工甘味料も受容できる。
    ・甘みセンサーは、舌の味蕾だけでなく、胃や腸や膵臓にもある。
    ・胃にある甘みセンサーが甘みを感知するとグレリンというホルモンが分泌される。グレリンは食欲を増し成長ホルモンの分泌を促進する。

    ・甘み依存は、天然の糖でも人工甘味料でも同じ作用で起こる。

    ・人工甘味料の一部に、神経伝達物質を減らす働きがあるものがある。
     →抑うつ、不安、不眠、頭痛、吐き気、疲れなどの症状が現れる場合がある。
    (アスパルテームの成分であるフェニルアラニンやアスパラギン酸は普通の食べ物にも入っているが、それらを単独の状態で摂取すると脳内神経物質のバランスが崩れる。)

    ・サッカリン

    ・アスパルテーム(フェニルアラニン50%/アスパラギン酸40%/メタノール10%)
     米食品医薬局でアスパルテームを承認しなかったジェリィ・ゴワイヤン長官は、レーガン大統領就任直後に解任された。
     後任のアーサー・ヘイズ長官はアスパルテームを承認。退職後アスパルテームを発見、販売しているサール社に就職した。
     ドナルド・ラムズフェルド氏はサール社のCEO時代に莫大な利益を得た。

    ・スクラロースは、138℃で塩素系ガスを発生する。

    ・アセスルファムK(カリウム)は、塩化メチレンを含有。

    ・ネオテーム=アスパルテームの構造に3・3-ジメチルアルデヒドを加えたもの。

    ・異性化糖(高フルクトース・コーンシロップ)別名果糖ぶどう糖液糖。
     トウモロコシなどのでんぷんを酵素処理して生産される。
    ・ぶどう糖に比べ果糖はインスリン分泌の刺激が弱く血糖値も直接的には上げない、GLP-1の分泌が増えずグレリンの生産を抑制しない。→果糖を摂っても満腹感が得られない。

    ・コカコーラ・ゼロにはナトリウムが含まれる。
    ・コーラの色はカラメル色素(4-メチルイミダゾール)。
    ・コーラにはリン酸が含まれる。

    ・カラメルにはクラス1~4がある。
    ・カラメル1ー糖類を加熱して作る。
    ・カラメル2-糖類に亜硫酸化合物を加えて加熱して作る。
    ・カラメル3-糖類にアンモニウム化合物を加えて加熱して作る。
    ・カラメル4-糖類に亜硫酸化合物とアンモニウム化合物を加えて加熱→4-メチルイミダゾール(発がん物質)が生成される。

  • 人工甘味料、添加物は要注意だね。と言っておきながら、コンビニ依存で、もう中毒患者になっている気も。治るかなあ?

  • 今日、健康市民講座を、受講してきて、先生に、訊ねてみたら、やはり、カロリーゼロという基準に満たしているので、そう言われているが、甘味料として、糖分はある、と言う答え、だった。
    人間は、天然の物の、砂糖、塩、油と言う物を、動物の進化とともに、ず~と、追い求めてきたである。
    だから、どうしても、その性質上、欲しくなるのである。
    グルメで、あればあるほど、味付けに、凝るのであり、そこで現れた救世主の甘味料も、甘味を脳に伝達して、段々甘さに、脳が、麻痺して来て、量が増えて行くのである。
    サッカリンは、砂糖の200倍以上の甘さがあって、本物のサッカリンは、カロリー0だけど、先ず天然のサッカリンは無いそうである。
    一応、コカコーラの赤い蓋より、黒い蓋(カロリー0)の方が、カロリーを計算している人には、良いかもしれないけど、あれはカルメラ色素と、書かれているように、砂糖を焦がしてカルメラを作っているので、あるから、糖分は0で無くて『ある』のである。

    カロリー表示ばかり見ていたけど、これからは、成分表を、気にしないといけないのかと思うと、なんか、何を、どんな位、食べたら良いのか、、、、???
    便利になって、美味しいものが、すぐに手に入るようになったら、やはり、それなりの考えを持たないと、駄目なんだと、この本を読んで思った。

  • 誤植多すぎ。
    そのせいで、★★★☆☆にしようか★★☆☆☆にしようか迷いました。

    要するに「人工甘味料の摂取は危険」という主張です。
    そのことを支持・説明するためのデータをたくさん示しているわけですが、そのデータに誤植が多い…。
    「てにをは」も間違いが多いし、カッコ類の付け方も統一感がない…。

    おそらくは、著者による原稿の質が低いのに加え、関連分野に対する知識が乏しい編集者が担当したため、このような結果になったのではないでしょうか。

    あまりの誤植に、読んでいて、恥ずかしかったですし、辛かったです。
    もう少し正確な記述に整えて出してほしかった。

  • 勘違いをしていました。人から、人工甘味料を摂取しても特に体に害はない、ダイエットするのであれば、人工甘味料で助けてもらったほうがいいと言われたので、空腹の際には、迷ったらカロリーゼロのコーラやゼリー、羊羹を食べたりしていました。いやー、水か白湯、少量でがまんできる人工甘味料を使用していないお菓子にしないとダイエットになりませんね。
    お菓子だけでなく、商品の原材料を見るようにしましたが、いろんなところに人工甘味料が使われていると知り、びっくり。

  • 世の中には怖いものがたくさんある。お化け、裏の世界、税金、NSAなど。普段、気にも留めずに使っていたものが実は体に悪いと知って衝撃を受けたときは、ヒエーのn乗だ。

     ヒエーのn乗になったものと言えば、コーヒーフレッシュだ。あれはミルクを使っているものだと思ったら、油と水と添加物を混ぜてできた妥協の産物だったと知ってムンクの叫びのような表情になった。知らなかったモクモク羊がうぶで馬と鹿のn乗だと言ってしまえばそれまでだが、身近なところに有害なものがあることに腹が立つ今日この頃だ。

     いろいろな成分が入っているのにどうしてカロリーゼロなのか。よく考えてみるとあやしい。表示にからくりがあったのか。

     著者も言及しているが、「スキャンダラス」、「コカイン以上の依存性がある」と指摘しているものとして、サッカリン、アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムカリウムと、ネオテームだ。結構飲食物に使われていることに気づいて驚いている。後は、表面を取り繕って見た目をよくするために使う亜硝酸も危険だ。100円ショップで売っているドライフルーツには良く使われているので、もう買わないようにしている。

     自分の実は自分で守りたいとは思っても、情報がないと知らず知らずに健康に悪いものを口にして体の中に「貯金」していたとは。今からでも遅くはないので注意して行くことにした。

    コーヒーフレッシュに関する記事

    http://www.yukawanet.com/archives/4116628.html

  • 前半の難しい理屈が面倒なら、後半の市販品チェックだけするだけでもよい。超メジャー商品が評価されている。(ダイヤモンド社は飲むなの会社からクレームこないのだろうか?)これら商品は、たまに摂取するだけなら問題ないだろうが、毎日の場合は気にした方がいいのかも。
    ざっくり言うと
    飲むな=コーラ系、スポーツドリンク、栄養ドリンク、微糖コーヒー・カフェオレ
    OK=ビール、サイダー系、無糖コーヒー、お茶系、乳製品系
    という感じ。
    自分が毎日摂取するのは、牛乳・ヨーグルト・コーヒー・プロテイン・ビールなんだが、調べるとプロテインにスクラロースとアセスルファムKが含まれていた。スクラロースは1日の許容範囲であれば問題ないようだが、アセスルファムKはあまりよくないらしいのでよく調べて考えたほうがよいのかもしれない。

  • 最近なんだか疲れやすい、疲れが取れない
    やたら体重増量キャンペーン持続中(´・_・`)

    これって「カロリーゼロ」に騙されてた??

    学生時代、あんなに「食品添加物」について学び
    分析とかやってたのに
    危険性とか色々研究してたよね??
    なのに20ウン年たったらすっかり忘れてた(>_<)

    人工甘味料でも血糖値は上がるんだよね
    知らぬ間に「糖尿病」とか・・・リスクが一杯
    市販の飲料(食品)には殆ど食品添加物が入ってるので
    気にしだしたらもう何も買えません(^_^;)

    「何だかわからないけど最近不調」と思ったら
    まず「カロリーゼロ」からやめてみたらいいのかな

    食べる物から身体は作られている
    そう思うと「口に入れるもの」をきちんと考えるのは大事だな~って
    改めて思わされますね

  • 前半は、食品表示が「ゼロ」といっても実はゼロでなくてもよいこと、アスパルテームやスクラロース等の人工甘味料の裏にどんな害が指摘されているか、といった話。これは耳タコというか、それほど新鮮なものでもありません。第四章では異性化糖を指摘し、天然ならいいってものじゃないのよ、という話から、第五章では市販の製品の選び方として、具体的な製品をあげて、選択すべきもの、お薦めできないものをあげています。僕は酒以外の市販飲料はほとんど飲みませんから、直接使う機会はあんまりなさそうだけど。
    要するに、あんまり特別ななにかを飲み食いするな、という話なのです。大抵の機能飲料なんか役に立たなかったり害があったりスルよ、みたいな。僕も方向性は同じ感じなのですが、なにか本としてはもう少し踏み込んで欲しいというか、組み立てで愉しませて欲しいというか、そんな贅沢な感想を持ってしまいました。
    市販の飲料をよく買う人は読んでゾワゾワするのもよし。

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著者プロフィール

内科医師。医学博士。
1970年、愛知県生まれ。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部附属病院血液・腫瘍内科にて、造血幹細胞移植の臨床研究に従事する。2007年4月から2013年末まで、アメリカ・ハーバード大学で、肥満や老化などに関する研究に従事。2011年~2012年、2012年~2013年に、肥満に関する研究でハーバード大学学部長賞を2度授与。
著書には『カロリーゼロにだまされるな ――本当は怖い人工甘味料の裏側』がある。

「2015年 『「カロリーゼロ」はかえって太る!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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