起業は1冊のノートから始めなさい―――「事業プラン」から「資金計画」までを可視化する起業ログのススメ

著者 :
  • ダイヤモンド社
3.61
  • (19)
  • (43)
  • (26)
  • (12)
  • (3)
本棚登録 : 519
感想 : 47
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478023624

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • タイトルが「〇〇〇しなさい」タイプの本は、独断と偏見で毛嫌いしているのですが、この本は思わず手に取ってしまいました。
    こんな私でもノートに書き続けることで起業できるかも!と安直に思ったためです。

    結論、私は起業したいわけじゃないんだと思いました。細々とサラリーマンをしながら、もっと時間が欲しいんです。起業したいわけじゃないんです。
    えぇ、本書に非は全くありません。ただ、やはりそんな覚悟ができないと悟ったということです。

    完全に個人の心の内を恥ずかしげもなく吐露してしまったところで、本書のレビューです。

    本書が言っていることはとてもシンプルです。起業の準備段階において、きちんと手書きで(ここ大事です)ノートにメモをしていきなさい、そうすれば、起業の準備も整うし、起業後にも役に立ちますよ、と。
    そこで、どんなことをノートにメモしていけば良いか、初めのアイデア出しから、融資を受けるような最終的な段階まで、各段階におけるメモすべき内容をアドバイスしている、といった本でした。
    ノートに書いていくべき内容は、目新しいものはさほどなく、起業するなら必要だよね、それくらい考えないとね、と思うようなことが多かったけれど、やはり、著者が言うように、「きちんとノートに書く」がいかに大事かは伝わってくる内容となっていました。考えるだけでは、所詮想像に過ぎず、次の行動につながらない。書き出すことで、実現への可能性がより大きくなるのだな、と感じました。
    逆に、私のように、全く起業を考えていない人でも、素直に書いていくことで、もしかしたらもしかするかも、なんていうふうにも思いました。

    起業に限らないけれど、書き出すことは、頭と心の棚卸のような作業かもしれません。

    特に起業を考える人は一読して決して損はない本だと思います。

  • 十年前と古い本だが、大切なマインドが書かれていた。まずは相棒になるお気に入りのノートを探しに行こう。

  • 起業してみたくなった!

  • 第1章 起業で成功する人はみんなノートをつけている/第2章 なぜ起業したいのかノートに書いてみる/第3章 先に独立する日を決めてしまおう/第4章 アイデアを300個以上書き出そう/第5章 起業の不安を書き出せば、心の準備ができる/第6章 足りないスキルとノウハウをまとめておこう/第7章 ノートを使って人間関係力を高めよう/第8章 事業計画を練り上げ、起業のスタートラインへ!

  • もうちょい具体的に書いてくれるとありがたかったかなー。

  • 1冊のノートで完結するのではなく、
    1冊のノートからスタートする本。

    色々な観点から起業に関して書かれており、イメージしやすい。ただ、どうノートを分ければいいのか。あってるのかはわからないが、起業したいと思った時に何をすればいいのか、さらっと知るのには良書だと思う。

    1冊のノートからどう派生するのか楽しみ。

  •  

     1起業する動機と理念
      何のために起業するのか、起業してどんなことを達成したいのか
      ぶれない経営理念

     2自分の棚卸によるUSPの確認
      これまでの経験で培ったスキルとノウハウ
      自分のUSPは何か

     3不安要因と心構え
      今抱いている不安と考えられる解決策
      想定されるトラブルやアクシデントへの心構え
      メンタルタフネスを鍛える方法
      
     4予定しているビジネスの内容
      ターゲットとする顧客
      ビジネスモデルの詳細
      うまくいかなかったときの代替ビジネス

     5人員計画
      パートナーやスタッフの予定者
      採用計画

     6人脈構築計画
      「人脈マップ」の整理
      見込み客の名簿化の計画

     7取引見込み客
      販売先
      仕入れ先等取引先

     8イニシャルコストの投資計画と資金調達計画
      必要コストの見込み
      設備等購入先の選定
      資金調達の内訳と実現可能性

     9マーケティング計画
      マーケティングの4P
      製品・価格・流通・プロモーションの計画
      広告宣伝の計画
      営業活動の計画

     10収支見通し
      予想売上
      原価経費の見込み
      当面の資金繰り計画

     11起業前~起業後の行動計画
      企業直前(起業前3か月程度)から起業後1年までの行動計画
      起業後2~3年の行動計画

  • 日本政策金融公庫で約5000名の起業家に融資をしたという経験を持つ、上野氏による起業の教科書。
    起業準備にはノートを活用せよと説く。
    経験豊富な上野氏の起業アドバイスは、とても説得力がある。

  • PDF
    起業

  • 【読んだ理由】

    起業準備中なのと、
    手書きが好きなので、
    自分にピッタリだと思い購入。


    【感想】

    著者は、
    起業支援コンサルタントをされている方で、
    内容は、まさにタイトル通り!

    元々、とりとめもなく事業計画を手書きノートに綴っていましたが、
    本書で重要なポイントが理解でたので、
    これからは
    的を絞ってノートに記入していかれそうです。

    ''本書の通りノート作成をすると
    起業が叶う''というよりは、

    ''ノートを作ることで、
    起業に行き詰まった時の道標
    になる''

    という位置付けだと感じました。

    年単位でじっくり時間を掛けて、
    起業を考えている人にオススメです!

全47件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

資金調達コンサルタント。1962年、鹿児島県生まれ。政府系金融機関である日本政策金融公庫(旧国民生活金融公庫)に26年間勤務し、主に中小企業への融資審査の業務に携わる。出会った経営者は3万人を超え、担当した融資の総額は約2000億円にのぼる。2011年4月にコンサルタントとして独立。代表取締役に就任。起業支援、資金調達サポートを行うほか、研修、講演、執筆など幅広く活動。日本最大の起業家支援プラットフォーム「DREAM GATE」アドバイザーランキング「資金調達部門」第1位を獲得。

「2019年 『社長の一流、二流、三流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

上野光夫の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
シーナ・アイエン...
デールカーネギ...
佐々木 圭一
クリス・ギレボー
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×