日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル

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著者 : 橘玲
  • ダイヤモンド社 (2013年3月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478024379

日本の国家破産に備える資産防衛マニュアルの感想・レビュー・書評

  • 「リアルすぎて怖い」そんな近未来小説から物語がはじまります
    その最悪の状況(ミニ)を考え、その中で最善の行動(マックス)を提案しているのが今回の内容です

    「あとがき」には本書のメッセージが書かれています

    ①日本の財政がたとえ破綻に向かっているにしても、当分は金融資産は普通預金で持っていればいい。

    ②日本の財政が破綻したとしても、手近にある金融商品だけで資産のかなりの部分を守ることができる。

    ③たとえ「海外投資」をする必要があるとしても、ネット銀行の外貨預金でじゅうぶんだ。

    今回の作品も橘玲ワールドが満載で著者の言葉の使い方がたまらなく好きで文中で書かれている投資手法を真似することはなくとも関心ある中身です
    コラムではわかりづらい金融の話題も難しい言葉や難解な数式を用いない著者の解説は頭に入ってきます

    疑問点をいくつか・・・。
    文中では「国債ベアファンド」が登場していますが[長期的に減価していく仕組み]のリスクを書かれていますがもうひとつ[高コスト]という問題もあります
    右肩下がりのファンドを買い待ちするのはまったくおすすめ出来ません
    文中にもあるように宝くじを当てに行くようなものです

    もうひとつコラム9では世界市場に効率的に分散投資する方法として「上場MSCI世界株」を紹介していますが説明のところで
    『「上場MSCI世界株」は円建てで取引されていても、すべての資産が外国株で構成されています。』
    ・・・とありますが実際の「上場MSCI世界株」は投資対象の大半が現物株ではなく指数先物中心の運用を行なっています
    新たに登場するiシェアーズのETFがJDR(日本型預託証券)形式で東証に上場したのでそちらも大きな選択肢となりそうです
    つくづく金融商品は日進月歩なんだな・・・と思い知らせれます

  • 【知識として必要】
    日本が国家として破産することが、ありえなくもないような状態になってきたと感じます。知識として、知っておく必要のあることが書かれています。

    本書の中で株式等の「売り」から入る説明はすばらしいです。いままで「売り」から入るイメージがつかめていませんでしたが、すーと胃の中に入るような感じで理解できました!

    今、アベノミクスでインフレ策が講じられています。しかし、経済はどうしてもやり過ぎてしまいます。ちょうどいいところでは終わらないものです。
    株価も○○ショックが発生したら、必要以上に下がります。下がり過ぎます。それが買い時ではあるのですが。。。
    インフレもちょうどいいところでやめることができません。行き過ぎてしまいます。経済は基本的に効率的に動いているのですが、ときどき集団心理的な感情的な動きを見せます。不思議です。

    だからヘッジをしておく必要があるのですね。(←自分で納得)

  • 後半のくだりは過去に読んだ内容と同じような感じがしたが、前半部分のデフレになるから円高になっていくという他国との為替の関連がすごくよく分かった。
    金利と為替がよく分かる本だと思う。

  • 国家の財政破綻と言っても、戦争などと違って突然起きるものではなくある程度時間がかかるので、以下のような対応をすれば良いということです。下にごく簡単に要約的なものを書きましたが、私のレベルでは内容的に結構難しいので、本当にこういう状況が来たら改めて読み直さないといけないと思いました。


    第1ステージ ・・・・・ 国債価格が下落して金利が上昇する
     → 普通預金:現在がデフレ状態なので、実質的金利はプラス。リスクはほぼ0で
            何かあったときの自由度の高い。

    第2ステージ ・・・・・ 円安とインフレが進行し、深刻な金融危機が起き、国家債務の膨張が止まらなくなる
     → ・国債ベアファンド:国債価格が下がると価格は上がり、上がれば下がるが、
         現在の金利が非常に低いので、下がる余地は小さい。ただし金利が変動
         しないと、長期的には価格は下がっていくので、投資タイミングが重要。
       ・外貨MMF:米ドルが一番無難。
       ・物価連動国債ファンド:物価が上がると価格も上昇するが、逆にデフレに
        なると下がってしまうので、その点は注意が必要。

    第3ステージ ・・・・・ 日本政府が国債のフェフォルトを宣告し、IMFの管理下に入る
     → ・海外銀行に口座を開いて外貨預金。日本人にはHSBCが一番メジャーで、
        香港に行けばパスポートと住所証明で口座が開ける。
       ・米国の証券会社で、日本国債ベアETF(JGBS、JGBD)を購入する。


    また海外投資に最適なのは、ACWIやACWIから日本株を除いた上場MSCI世界株1554などのETFとのこと。ただし1554はまだマイナーで売買数が少ないのが難点とのことです。
     
     
     

  • ●要約:破綻には予兆があり段階的に起こる。知識を貯め、その段階に応じた対応をすればサバイバルできるかも。
    ●所感:いつもの橘節。コラムがとても良い。2013年刊行だが考え方の基本は変わらんので参考になる。
    ●メモ:・国家の財政危機は国債価格の下落から始まる
    >第1ステージ(国債価格下落→金利上昇)
    >第2ステージ(国債下落、円安と物価上昇)
    >最終ステージ(日本国債デフォルト)

    物価連動型国債、世界株式連動ETF(除、日本)、ACWI Index
    上場MSCI世界株(1554)
    http://www.ifinance.ne.jp/glossary/index/ind150.html

  • 楽観、悲観、破滅の3つのシナリオごとに展開される。漠然と不安を抱えるのではなく、しっかりと知識武装したうえでどうすべきかを考えて実行していきたい。平たい表現なので読みやすかった。

  • 日本経済の未来は楽観シナリオ,悲観シナリオ,破綻シナリオの3つの可能性が考えられるというが,国家が市場をコントロールできず政治家が選挙第一で財政再建ができない現在,先行きを考えると暗澹たる思いにかられる。救いを求めこの本を手に取った。リスクはヘッジできるので資産に対し最適なヘッジをかけさえすればいいしその方法を示して入るが,素人に果たしてそれができるのか…

  • 【分類】338.18/Ta13
    社会科学のコーナーに並んでいます。

  • アベノミクスにかかわらず、いつか訪れる財政破綻がおきるまでの日本経済がどのような様相となるか、それにどう対処するばよいか、平易に解説されている。
    第1ステージ(国債価格下落→金利上昇):普通預金(円高ならさらに有利)
    第2ステージ(国債下落、円安と物価上昇スパイラル):日本国債ベアファンド、外貨預金・外貨MMF、物価連動国債
    最終ステージ(日本国債デフォルト):海外銀行の外貨預金、日本国債ベアETF
    円高局面では「上場MSCI世界株(1554)」がよい?





  • ・楽観シナリオ アベノミクスで日本経済は大復活する
    ・弾かんシナリオ 現在と同じデフレ状況がこれからも続く
    ・破滅シナリオ 財政が破綻して経済的な大混乱が起こる
    アベノミクスがどんな結果になろうとも、備えておくべきお金の知識を説く。

    取り合えずば、普通預金で良い論に少しがっかり。その後、上級者向けに国債ベアの話とか出てくるが、全体的には物足りない内容。

    その中でも、覚えておきたい点

    ・財政危機は国債価格(金利)を見ればわかる。国家の財政危機はいついかなる場合でも、国債価格の下落から始まる

    ・金利の高い通貨は下落する
    ・金利の低い通貨は上昇する

    ・外貨預金は、仕組みがちゃんと動けば、得も損もしない。円安で、儲かってもその分物価高になっているので、価値としては同じ。ただし現実には為替レートはインフレ率よりも遥に動きが早いので、その分はメリットがある。

  • 円の普通預金と米ドル預金を進めている。ファンドのたぐいは運営会社が危うくなるリスクから勧めていない。金投資はギャンブルと言い切っている(工業需要が少なく、貨幣と同じように皆がGOLDに価値があると思っているうちしか価値がないしろものだと主張している)。

  • ●経済には強い継続性(粘性)がある。
    仮に破滅シナリオ(国債価格の暴落・金利の急騰と高インフレで財政は破綻し、大規模な金融危機が起きて日本経済は大混乱に陥る)が現実のものになったとしても、次の順番で進行する。
    1)国債価格が下落して金利が上昇する
    2)円安とインフレが進行し、国家債務の膨張が止まらなくなる
    3)日本政府が国債のデフォルトを宣告し、IMFの管理下に入る。
    書店に行けば「国家破産」のタイトルのついた本が並んでいます。日本国が抱える1000兆円の借金を考えれば、誰も財政破綻の可能性を否定することはできません。しかしここで強調したいのは、危機は順に悪化していくのですから、ある朝目覚めたら日本円が紙くずになっていた、などということは絶対にありません。だとすれば私たちは、いたずらに「国家破産」を心配する必要はありません。仮に日本国がデフォルトするとしても、それまでの間に自分と家族を守るための時間はじゅうぶんに残されているのです。

    ●たった3つの金融商品で「国家破産」はこわくない
    1)国債ベアファンド
    2)外貨預金
    3)物価連動国債ファンド

    ●日本人はあまりにも「合理性」を軽視しています。もちろん合理性は幸福な人生を約束しませんが、その一方で(ギャンブルで一発当てるようなことを別にすれば)市場では合理的な行動からしか富がもたらされないことも確かです。投資の世界では、感情だけで動くひとは「カモ」と呼ばれます。日本という国の経済的なリスクが顕在化したときに、感情でしか考えられないひとたちが真っ先に犠牲になっていくでしょう。

  • 国家破産時に何が起こるか予想し、リスクをヘッジする方法が述べられている。
    経済初心者にも読みやすく、丁寧に書かれている。字も大きく、難しい計算式も使っていない。
    国家破産や不況のときこそ、株や土地など資産価格の値動きが激しく、儲けるチャンスもある。
    これをきっかけに、本格的に経済を勉強しようと思わされた。

  • 人類は放射能を安全に管理する科学技術を持っていません。だとすれば、「核」はもともと手を出してはならない禁断の果実だったのです 財政破綻のインフレでは地価も株価も下落する 金投資はギャンブル 日本人の海外投資に最適なETF「ACWI」 内容的に難しいと感じる 腰を据えて取り組む必要あり 2013.3の出版

  • 憲法解釈的には有り得ないが、預金の口座封鎖が実行されれば資産運用など意味なし。国外の銀行に口座を持たない限り、預金は没収され円の価値は目減りしてゆく。
    株式投資で目減りさせるくらいなら、普通預金で十分なのだそうだ。レベル低いが、貯金せよと解釈した。

  • 国家破産がもし起きたら、、、のために書かれた1冊。

    この人の小説はおもしろかったと思って読んでみましたが、やっぱり金融のことは理解できず。

    覚えているのは、朝起きたらいきなりお金が紙くずになってるなんてことはなくて、緩やかに悪化していくということでしょうか。

    国際価格の下落(金利の上昇)→円安→インフレと進むようですが、今がそうでないことを願うばかりです。

  • ユダヤ賛辞に終始するユダヤ本が多い中、この本は現場でリアルにイスラエル企業と仕事をしてきたビジネスマンならではの視点で書かれた本。著者は東芝のエライ人で、何度も『お客さん』という言葉がでてくるのが印象的だった。イスラエル企業は研究開発はすぐれているがエンドユーザーのことを全然考えていないことが多く、そこが世界一厳しいクレームに鍛えられた日本企業に比べて未熟なところだと痛烈に批判している。東芝の本部長がいうと説得力がある。

  • この本は、一般の平均人向けに書かれた本である。橘氏のスタンスとしては、日本が国家破産する可能性は少ないが、有り得るかもしれない。ただ、そんなことは一夜にして起こるわけではない。デフレが続く可能性もあり、それほど金融資産を持っているわけではない、一般の人は今普通預金にしておいて、状況が変わればそれを変えていく方が良い。変更する資産運用としては日本国債ベアETF、外貨預金、物価連動型国債、世界株式連動ETF(除、日本)を活用する。少ない金融資産で勝負をかける人は、日経平均オプション等を利用する。無理に海外投資をする必要は無い。しかし高金利、超円安、高インフレの可能性が無視できない以上、何らかの準備は必要である。というものである。しかし若い人は金融資産より人的資源の方が各段に大きいのであるから、自身のリテラシーを高めることが最大の資産防衛であるという、まぁ身もふたも無い結論であるのだが・・・
    また、最高の資産作りは世界株式連動型ETFの長期定期積立という、これまた実にわかりやすい結論である。こつこつ勉強に励み積立を行うという実に面白みに欠ける方法だが、王道なのであろう。

  • この手の本は多く出ている。そしてどの本もこれといった明確な回答はない。
    MSCIという聞きなれない言葉。
    http://www.ifinance.ne.jp/glossary/index/ind020.html
    勉強になった。

  • 国家の財務レベルを三段階に分けて、それぞれの時点で最良と思われる資産運用法を提案している。それによれば、現状では普通預金が最強とのこと。

  • 日本国債が暴落した場合にどうしたらよいのかが、書いてあった。
    国債下落に備えて
    日本国債ベアファンド
    外貨預金、外貨MMF
    物価連動国債
    などなど
    デフォルトしたら、海外銀行の外貨預金
    日本国債ベアETF

  • ○作家で金融・経済論に詳しい橘玲氏の著作。
    ○アベノミクスで浮かれる現在の日本の経済情勢を分析し、最悪のパターンを迎えた場合の対応策などを紹介している。
    ○分析が面白く、平易な表現で読みやすい。

  • 国家破綻対策として具体的な方法が書かれている。
    最後のほうは各論に入り過ぎてやや冗長。

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日本の国家破産に備える資産防衛マニュアルの作品紹介

恐れる必要はない、しかし、備える必要はある。たった3つの金融商品で「国家破産」は怖くない/経済的リスクを"奇跡"に変える。

日本の国家破産に備える資産防衛マニュアルはこんな本です

日本の国家破産に備える資産防衛マニュアルのKindle版

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