嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

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  • ダイヤモンド社 (2013年12月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478025819

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えの感想・レビュー・書評

  • 一見常識外れな主張をしていながら,しかっり納得させられてしまった.
    私の中では,福永光司解説の荘子内篇と並んで人生観に大きな影響を与える一冊となりました.

    本書では哲人と若者の対話の形式でアドラー心理学の紹介がなされます.心理学,とは言いますが,学問というよりも人生哲学に近いかも.

    対話形式の本では,聞き手側が「なるほど」「そうですね」をただ繰り返す存在に堕してしまうことがしばしばありますが,本書の聞き手は徹底的に食い下がっていきます.
    ギリシア哲学書の翻訳を意識したのか,利き手側の口調がいやに時代がかっているのもいい味出してます.

    アドラー本人の著作も読んでみたくなりました.

  • 全てにおいて納得できたわけではないが、考え方としては理解できた。
    これを読むと教育も考えさせられる(親じゃないけれど)。

    自分も劣等コンプレックスだったかもしれないと思うし、勇気がくじかれているというのはまさにその通りで、傷つくことを恐れ「過去」や「未来」を見て「いま、ここ」を生きていないということかなと。
    そして原因論より目的論の方が生きやすくはなると思う。

    「人は同じではないが対等」という言葉が特に心に残った。


    ただ個々のケースの目的を断言しているのは納得出来ない部分もあった。

  • 私たちは「貢献感」という導きの星を目指しながら、どこまでも自由に、幸福に生きられる。
    自分を変えることで、世界をシンプルで生きやすい世界にしていきたい、と思いました。

    以下、印象に残った言葉。

    ・目的論
    目的のために感情をこしらえている。
    ( 劣等コンプレックス(不幸自慢)...不幸であることによって特別になろうとし、不幸を必要とする)
    ・ライフスタイル
    トラウマは存在しない。世界と自分への意味づけ(ライフスタイル)は選び直すことができる。
    ・承認欲求の否定、課題の分離
    自分にとって最善の道を選ぶ、それによる他者からの評価は関係ない。
    ・「縦」ではなく「横」の関係
    我々は「敵」ではなく「仲間」であるという共同体感覚。私はこの人に何を与えられるか?
    ・共同体感覚に必要なもの。自己受容、他者信頼、他者貢献
    自己受容...変えられるものと変えられないものを見極め、「持っているものをどう活かすか」を考える。
    ・「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てる(過去と未来は見えなくていい)

  • 対話形式が、読みやすい。勇気をもらいました。
    課題の分離と共同体感覚。
    実践できれば、年齢の倍の時間がかかっても、解放されことは疑いない。

  • 生きることに悩む人はすぐ手に取るべきだろう。

    また、フロイト的な因果論や精神と肉体の分離主義にとらわれたり、目的論的な人生に追い立てられて、苦しむ人々に向ける救いの書である。

    私の心に刻まれた本書の中のセンテンスを紹介しておこう。

    ・われわれは過去の原因論の住人であり続けるかぎり、一歩も前にすすめない
    ・アドラー心理学ではフロイト的なトラウマの議論は明確に否定する
    ・あなたは「あなた」であっていい
    ・我が子であっても、親の期待を満たすために生きているのではない
    ・アドラー心理学とは、他者を変えるために心理学ではなく、自分が変わるための心理学
    ・アドラーは意識と無意識を分けて考える二元論的価値観に反対した
    ・人間にとって最大の不幸は、自分を好きになれないこと
    ・計画的な人生など、それが必要か不必要かという以前に、不可能である
    ・「いま、ここ」だけを真剣に生きるべき
    ・人生の意味は、あなたが自分自身にあたえるものだ
    ・「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ、迷うことはない
    ・わたしが変われば世界が変わる

  • 厳格な両親に育てられ、兄と比べられてきたことにより、自分に自信がなく卑屈になっている青年と、ギリシャ哲学の専門家である哲人の会話。

    アドラー心理学は「勇気の心理学」であり、基本的に「勇気」がテーマになっている。
    いろいろな勇気が出てくるけれど、タイトルに「嫌われる」とついているのは単純にインパクトをつけるためかな。
    そのインパクトをより強く利用しようとしてドラマは批判されちゃったように思う。

    読み進めるとどんどん面白くなっていくけれど、苦しくなる部分も。
    理想論過ぎてイラッとなる部分も。

    少しの勇気が必要で、背中を押してほしい人にはいい後押しになりそう。

    ―――変えることのできない物事を受け入れる落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵―――カート・ヴァネガット

  • 流石ベストセラー。哲人と青年という、かつてのソクラテスとプラトンを思わせる対話スタイルで、話が展開される。読者の心理に合わせる形で青年が話を進めていくため、心にすっと入ってくる。読むほどに味が出てくる感覚がある。是非とも、5年後、10年後と読み返してみたい。
    特に、気に入った文章。幸せとは他者貢献である。導きの星は他者貢献である。過去や未来を見るのではなく今を真剣に生きる。

  • 去年読んだ本でレビュー書いていなかったから簡単に書きます。
    本書はアドラー心理学の本であり、ソクラテスを意識して対話方式の物語となっている。本書を読んだことによってアドラー心理学の基本概念を理解したつもりである。なかなか面白い考え方だなと思った一方で、「なぜそう考えるのがもっともらしいのか」という観点について論拠が薄いように思えたため、納得感は半々といった形。それでも、ケースによってはアドラー心理学の考え方が当てはまるものもあるなと思い、本書で出てくる哲人のような考え方ができるようになれば、結構幸せに生きられるのではないかと思った。

  • 自由とは、嫌われることを怖れないこと。
    人が褒めたり叱ったりする背後にある目的は操作。
    幸せとは貢献感である。

  • 「勇気」という言葉が使われているとおり、アドラーの教えは受け入れ難いものにも思える。常識を覆すような考え方を取り入れるのは、劇薬と聞きながら摂取するようなもの。それでも自分の人生を自由に、シンプルに変えてくれる力があると思った。

  • アドラー心理学について対話形式でまとめたもの。
    アドラー心理学を修めた哲人と、それを学びに来た青年とのやり取りがしるされている。

    アドラー心理学は、従来の考え方と異なり、刺激的な心理学である。
    知識として知っておくのは参考になる。ただし理想論的側面が多いように感じた。
    また青年が哲人に説得されていくというストーリーだが、自分では納得できない場所ですら青年が納得していくため不完全燃焼となる箇所は多い。

    この不完全燃焼はアドラー心理学について、自分なりに考えてみろという著者の警鐘の可能性すらある

  • 原因論と目的論の話が最初にあったがこの時点で目から鱗。

    共同体感覚、人の幸せは他者貢献をもってはじめて叶うという。

    自分の心がけとしては、嫌われてもいいから自分の目的を叶えるために、自分の思ったことをいう、成りたい自分はい

    まこの瞬間から、瞬間を積み重ねることでしか達成できない。(正確には瞬間を懸命に生きることで気づいたら達成できている。)

    他者から自由になり、他者貢献により幸せになる。

    まだまだ複雑にかんがえてしまうので、もう一度読んでシンプルにしたい。



    る。

  • 対話形式で学ぶ本。

  • 承認欲求が生まれるのは、「課題の分離」ができていないから。人に好かれるか嫌われるかは、他者の課題であって、自分の課題ではない。

  • 青年と哲人の対話形式でアドラーの考えを非常に読みやすく伝えている。やや誇張気味の青年の言い回しに苦笑。正直、これは心理学・科学ではない…… 道徳論、今で言うと自己啓発か。一般常識とは異なることを言っているがなかなか興味深い。個人的に一時思っていたことがでてきて、そこから発展させていて驚いた。アドラー自身の生き方が色濃い。疑問もあるがいろいろ感心した。これだけの登録数が多いのも頷けられる。一読をすすめたい自己啓発本。個人的に、森田療法に似ているなあというのが最初の印象。

  • 私の人生の指針になりそうな本。

    アドラーの言葉を引用したツイッターのbotをフォローしていたんだけど、やっぱり本を読むのとは全然違うな、とおもった。

    「他者貢献」という言葉、本を読む前は「人の役に立つ人間になれ。そうでない者はダメだ」みたいな話なのかな、と思っていたんだけど、全然違った。

    「嫌われる勇気」というのも、本を読む前は「魅力がある人は嫌われる」みたいな話だと思っていた。
    (嫌われることすらない、人の印象にも残らない魅力ゼロの私には関係ないのでは?とか思っていた)
    そしたら、全然違った。
    (勘違いしすぎ)

    どんな人間でも、今、ここから人生を変えることができる、という力強いメッセージに溢れている本。
    あらゆる人に勧められる一冊だと思う。

  • とっても読みやすい!
    考え方が斬新で衝撃だった。
    誰しも自由。

    “人生とは点の連続であり、
    連続する刹那である。”

  • TVドラマのあらすじを見て、なんやこの話って思って、ドラマも当然見てないし、そんな原作なんかと思ってたら、ドラマはともかくいい本だって進められて読む。確かに、素晴らしい! これはお勧めだなあ~ ドラマは、さもありなん、問題になってるよなあ・・・

  • フロイトやユングと並び「心理学の三大巨頭」の思想を、哲人と青年という対話形式でダイジェストを知ることができる本。

    対話形式という形が分かりやすいのであれば、この本が良いだろうし、マンガの形式が良ければマンガの形式が良い。また、図解などの解説系の本が良ければその方法が良いと思う。

    アドラーの思想は、ある意味考え方をリフレーミングしているところはあるが、だからこそはっとさせられることも多い。個人的には、アドラーの思想をさらっと押さえた上で読んだので読みやすかった。

    ちなみに哲人は著者の岸見さん、青年は著者の古賀さんだと思ったのは、自明のことだろうか・・・・・?

  • 今このタイミング、このライフスタイルでこの仕事をしている時に読んでよかった、という感じです。日常でも仕事でも役に立つと思った考え方が多かった。読めば大事なことを思い起こせる文言をメモしておきます。

    ・われわれは原因論の住人である限り、一歩も前に進めない

    ・われわれはみな、何かしらの目的に沿って生きている

    ・あなたが変われないでいるのは、自らに対して「変わらない」と決心しているから

    ・われわれを苦しめるのは、「客観的な事実」ではなく「主観的な解釈」

    ・人間の悩みは、全て対人関係の悩みである

    ・自分の信じる最善の道を選択すること。その選択について他者がどのような選択を下すのか、これは他者の課題であって、自分ではどうすることもできない。

    ・健全な劣等感とは、他者との比較から生まれるのではなく、「理想の自分」との比較から生まれるもの

    ・人は「この人と一緒にいると、とても自由に振る舞える」と思えた時、愛を実感することができる

    ・信じるという行為も、課題の分離。相手のことを信じることは、自分の課題。自分の期待や信頼に対して他者がどう動くかは、他者の課題。

    ・「ここから先は自分の課題ではない」という境界線を知ること。そして他者の課題は切り捨てる

    ・他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないというコストを支払わない限り、自分の生き方を貫くことはできない

    ・「他者からどう見られるか」ばかりを気にかける生き方こそ、「わたし」にしか関心を持たない自己中心的なライフスタイル

    ・あなたは共同体の一部であって、中心ではない
    (他者はあなたの期待を満たすために生きているのではない)

    ・「この人はわたしに何を与えてくれるか?」ではなく「わたしはこの人に何を与えられるか?」を考えなければならない。

    ・何かを与えてこそ、自らの所属を得ることができる

    ・ほめるという行為には、「能力のある人が能力のない人に下す評価」という側面がある


    ・対人関係を縦でとらえ、相手を自分より低く見ているからこそ、介入してしまう。介入によって、相手を望ましい方向に導こうとする。自分は正しくて相手は間違っていると思い込んでいる。介入は、相手を操作することになる。

    ・縦ではなく横の関係に立つ。自分と他者の課題を分離し、他者が課題を自力で解決することができるよう、援助する。課題に立ち向かうのは本人だし、決心するのも本人。

    ・自己肯定ではなく、自己受容

    ・対人関係の基礎は「信用」ではなく「信頼」。他者を信じるにあたって、一切の条件をつけない。

    ・「誰かを無条件に信じたら、裏切られるかもしれない」ではない。裏切るか裏切らないかを決めるは自分ではなく他者の課題。「わたしがどうするか」だけを考えればよい。

    ・人は「わたしは共同体にとって有益なのだ」と思えた時にこそ、自らの価値を実感できる
    (他者の評価ではなく、自らの主観によって「わたしは他者に貢献できている」と思えること)

    ・あなたの貢献が役立っているかどうかは、他者の課題であり、あなたが介入できる問題ではない

    ・幸福とは、貢献感

    ・貢献感を得るための手段が「他者から承認されること」になってしまうと、結局は他者の望みどおりの人生を歩まざるをえない。承認欲求を通じて得た貢献感は、自由がない。

    ・人生とは、今この瞬間をくるくるとダンスのように活きる、刹那

  • 読み進める中で、ハッとすることが何度かあった。
    人間関係の捉え方や他者との関わり方は意識してみようと思った。

    意味もなく落ち込んでいたりなんとなく気分が乗らないことがあっても、今この瞬間にスポットライトが当たっていると思えばそれはもったいないことに感じる。

  • 印象に残った言葉。

    全ての悩みは人間関係である。

    特別な存在でありたい人は「特別によくなろう」or「特別に悪くなろう」とする二つの道を進む。「特別によくなろう」とすることがかなわなかった場合、「特別に悪くなる」ことで健全な努力なしで他者の注目を集めることができる。

    この一冊だけではアドラー心理学のことはわかりませんでした。100分de名著などを読もうかな。

  • フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称されるアルフレッド・アドラーの思想が、ある哲人と青年の対話を通して語られる本。

    アドラー心理学に触れたのは初めてですが、これまで読んできた本や小説、考え方の核心が書かれていると感じました。

    ・いま、ここ の刹那を真剣に生きる
    ・褒めることは見下すこと
    ・人生の嘘が自分を苦しめること
    ・自己受容、他者信頼、他者貢献

    例えば、羽生善治さんや禅の本、『対岸の彼女』『子どもを信じること』『シンプルを極める』…あらゆる本や人の言葉が、この思想に通じているように思います。

    読みやすい本だと思うのですが、私には少し要点が掴みづらかったので、岸見一郎さんの『アドラー心理学入門』や訳書『個人心理学講義』を読みたいと思います。

  • 2017年8冊目。
    フロイトの原因論に対してアドラーの目的論。つくづく学説はひとつの視点であって正解はないと思います。それにしても、衝撃を受ける部分が多かったように思います。人生は登山ではない、線ではなく点の連続、いまここを真剣に生きる…ジョブスも同じことを言っていたような…。人が幸せになる考え方、見方は客観的事実とは別だということでしょうか。

  • 出版されて間もなく読んだ。目的論を意識することで鬱が消えた。「自分は成功したい。そのためには鬱はもう必要ない。」とそう思えるきっかけになった。
    たびたび再読している。
    ドラマはちょっと・・・

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