- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478027134
作品紹介・あらすじ
お金と働き方の絶対ルールを知る者だけが勝つ。この世を牛耳る資本主義のルールを解き明かしたマルクスの名著に学ぶ、それでも勝ち残りたい人のための戦い方。
感想・レビュー・書評
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普遍性がある内容だが、理解しやすいもの。
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ざっくりメモ
マルクスの資本論には、現代の資本主義が成り立つルールがかかれており、それがビジネスに役立つということを説いている本。
3つの押さえるべきポイント
・価値と使用価値の意味を理解しその区別をすること
・剰余価値の意味を理解しそれが生まれるプロセスを知ること
・剰余価値がやがて減っていくことを理解すること -
マルクスの資本論について一般向けに超簡単に解説した本。
以前にもこの手の本を読んだことあったけれども、それは実務、実務というか普段の仕事に即して描かれている。
印象に残ったのは、自分の仕事をどのように捉えるのかと言う後半の所の記述。
細分化された企業も我々が担当していくにあたり、その細分化された仕事がどう役に立っているのか、自分はどんなスキルを使ってどんな仕事をしているのか、ということを抽象化しながら整理する。
必ずしも転職をしなければいけないわけではないけれども、自分がどのような能力が評価されるのかということをたびたび振り返りながら整理する人はあると思う。 -
面白すぎ読了。
働く前に、全員に読んでもらいたい。
「スポーツやゲームは、ルールがわからないと点を取ることも、活躍することもできないのに、働くルールって教えてもらった?自分にとって、何が勝ちで、負けなの?」-引用
この答えをマルクス資本論から解き明かす。
なんで資本主義の中で働いていると、どんどんしんどくなってしまうんだろう。
なんとまあ明快に、的確に、わかりやすく教えてくれることやら。
おススメです。 -
難しい話がとても分かりやすく書いてある本でした。
給料がどのように決まっているかの仕組みの話はなかなか衝撃的でした。
社会のルールを知らずに生きてしまっているというのはまさにその通りだと感じました。
もっとアンテナを高く張って、しっかりと世の中の流れを掴んで生きていかなければならないと感じました。 -
本書の前半は資本主義の構造。後半は、資本主義社会という残酷な世界の中で「労働者」はどう生きていくかという事がマルクスの「資本論」と著者の意見を通して語られている。
前半のパートは特に「使用価値」と「価値」、「剰余価値」のしくみと未来について書かれている。
現代の資本主義は剰余価値の中でも特別剰余価値からの利益を重視している(そうせざるを得ない)。しかし資本家たちがそれを繰り返すことで会社としての利益は下がっていく。(資本主義の矛盾)。それと同時に労働者の給料も下がる(不況になる)。すると消費者の購買意欲が減り商品の「使用価値」が優先される。
個人的に注目したのは後半部分の「労働者」としてどう生きるかという所。(6章以降)
ポイントは3つ。
1、変化耐性
2、能力の汎用化
3、USPを身に着ける
それに付け加えて、「自己内利益を増やす」(収入ー支出=自己内利益)と「フリーランスマインド」(労働の使用価値を高める)が大事だという。 -
マルクスの資本論の中で、作者が大事だと思ったことを、作者の価値観で分かりやすく引用し、しんどい働き方から抜け出す方法が提案されています。
資本論の内容が知りたい人向けの本ではなく、働き方を変えたい人が読むといい本ですね。
作者の主観が入っていて、純粋な要約ではありません。
発売した2014年当時に読んでいれば、目からウロコの内容かもしれませんが、2021年時点だと似たような情報はYoutubeで入ってくるかもしれません。
しかし、まとまっていて読みやすいので買う価値アリです。
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資本論がとてもわかりやすく、読みやすく、そして実践的なことまで書かれた本。とりあえず読んでおくべき本。