日本の神さまと上手に暮らす法

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 117
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478028315

作品紹介・あらすじ

神さまのいる毎日は感謝にあふれた素敵な毎日。身近な「神社」とのつきあいかた。

感想・レビュー・書評

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  • 「神様と共に暮らしている」と意識すると、もっと新鮮で、感謝の気持ちにあふれた日常を送ることができますよ、という著者からの提案です。
    著者自身、形式にとらわれず、いい意味で自己流に、暮らしの中に神様の存在を感じておられるようです。
    自由に、構えず、何気なく楽しむ。
    そんなスタイルを許容してくれる間口の広さが、日本の神様ならではなのかも…と思いました。

    著者が「お参りとは神様と約束すること」と書かれていたことに共感。
    私も神社にお参りするのは神頼みではなく、「上手くいくようにがんばるので見守ってください」とお願いしに行くという感覚です。(ときには「こんなことがあったよ」なんていう日常の報告のときもあります)
    神様の前で宣言することで、自分自身で改めて目標を再確認するような感じ。
    また登山をするようになってから、自然に神様を見出した、昔の日本人の想いに近づけたような気もしています。

    共感することの多い本だったので、著者の「神社学」の講義を聴いてみたくなりました。

  • 神社に興味を持ち出してから伊勢神宮、伏見稲荷大社、出雲大社と有名どころを巡った後に読んだからこそ頷ける部分が数多くあった。
    私の地元にある神社は人を祀る神社で、自然を祀る神社が少ない。
    だから自然を祀る神社に憧れがあるし遠い距離でも一度は行ってみたいと旅行に出掛けたんだった。
    地元の神社は街中にあって、参道は真っ平ら、本殿がすぐに見えるような神社なので
    本殿がほぼ見えない伊勢神宮に行った時は驚いた。
    千本鳥居に憧れて行った伏見稲荷大社では、鳥居をくぐり続けていくうちに「あれ、もしかして山登りしてる?」と不思議に思い
    山そのものが神さまなのかも、と自然に気付くことが出来た。
    出雲大社は温泉に浸かってから参拝できた初の体験で、快晴が続いてとても気持ちのよい旅だった。

    神社、神さま、というと宗教と関係が近くて変なことに巻き込まれそう、と怪しい印象しか持っていなかったのが
    ひょんなことから興味を持ち、実際にいろんな神社に赴いて情報を得るうちに
    テーマパークや観光地を巡る旅行よりも神社を参拝する目的の旅の方が有意義で楽しいと感じるようになった。
    この本を読んでから神社に興味を持ち出すよりも興味を持ち参拝した後に読んだからとても楽しく読めたと思う。

  • 神社や日本の神様に対する向かい方の一つの例として、こんな風に考える人もいるんだということを知れた。
    日本人にとって神道、神社とのかかわりあいは人それぞれだと思うが、実際、現代の日本人は神道仏教などの日本の宗教、また神様をどんな風に考えているのだろうか、それらが日常生活の中でどれくらい関わっているのだろうか、いろいろ気になる点が出てきた。

  • 速読。軽~いエッセイ本だった。普段、神社なんかめったに行かない人向けなのかな?
    あまり気になる点もなく、最後まですすーっと読める感じ。著者は1972年生まれ。神社学教授って書いてあるけど、神社学ってあまり聞いたことないな。。。

  • 神社はコンビニより多い。
    神社学。自由大学。

    行きつけの神社を持とう。
    朝、通勤前に神社に寄る。
    お気に入りの神社。
    神社は人と自然を祭られたものに分けられる。

    神棚、コップ1杯の水、米粒、榊の枝。
    水は毎日取り替える。

    掃除で新しく生まれ変わる。

    「いただきます」は命をいただきます、の感謝のことば。

    神頼み、は神さまに頼んだからがんばらなきゃ、が正しい。

    厄、は役。人生に役割を果たす一年。

    出雲大社は一の鳥居からおまいりする。

    祓い言葉のときに、住所氏名を名乗る。○○から来た××です。
    感謝、またはお願い(誓い)の言葉。
    神さまにはお尻を向けない。

    年に一回、正式参拝をする。

    お伊勢参りは観光の原点

    神社の前に温泉で身を清める。

    大神神社と天川神社

    登拝。富士山、出羽三山、熊野三山、大峰山、金剛山
    羽黒山・月山・湯殿山

    神さまを信じる、というより大事にする。見えないものを感じる心。
    大事なものは目に見えない=サン・テグジュベリ

    言挙げしない=神道の教え=言葉にして突き詰めない

    やりたいことはある、ほしいものはない。禊ぎ、祓い。
    余計なものを捨てる。

    自分よりも相手を考える。思いやり、謙虚。
    席を譲るのは、自然に席を立つだけ。

    自然には逆らってもどうしようもない。

    神社と大社。国津神が大社。神明社が天照大神。
    八幡さまとお稲荷さん。戦いの八幡さま、商売のお稲荷さん。キツネは神の使い。

  • この本読んでたらとても神社に行きたくなる。しかも自然の神さまを祀ってる系。天河と大神は近いし行ったことがないからまず行ってみようかな。神さまと上手に暮らすには掃除と感謝が必要らしいけど、日々の暮らしを大事にして生きることが、昔から日本人には組み込まれてるんだろうな。

  • 2015/08/03

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著者プロフィール

大阪府生まれ。関心領域は、チェコ音楽史、西洋芸術音楽とナショナリズム。論文に「せめぎ合う「民謡」概念――『モラヴィア恋歌集』の編纂をめぐるL.ヤナーチェクとZ.ネイェドリーとの対立」(圀府寺司他編『コンフリクトのなかの芸術と表現』(大阪大学出版会)所収)、翻訳にミラン・クンデラ「にわかに信じ難い運命」(『アステイオン』第86号)などがある。京都市立芸術大学音楽学部非常勤講師。

「2021年 『古典派音楽の様式』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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