ぼくらの仮説が世界をつくる

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 1208
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478028322

作品紹介・あらすじ

『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』を育てたメガヒット編集者の仕事論!

感想・レビュー・書評

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  • 未知の領域であれ、好きなことだったらチャレンジできるような気持ちになりました。ところどころに格言として持っておきたいコメントが多々あります。
    また、仕事に対する自分の捉え方も本書で変わりました。がんで亡くなった友人の話はとても印象に残ります。良い本当巡り会いました。

  • 小さなことに気付ける観察眼を鍛えていきたい。普通ならば見逃してしまうものをちゃんと受け止められる目を養いたい。この本を読んでブクログを始めてみようと思った。
    仮説というものが自分の価値観からどれだけ引き離して考えられるのか、情報を見てから仮説を立てるのではなく仮説を立てて情報を収集して再構築していくことを出来るようになりたい。

  • 2020.04

    ・道無き道を歩む人がたくさんいるということは、道無き道がそこまで危険ではない時代となった。
    ・おもしろさは、「質×親近感(関係性)」の総面積。
    ・「やりたいからやる」が最強。5年以上成果が出るまでやり続けられるもの。

  • 前に読んだ「WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.」が面白くて、
    こっちも読んでみました。
    (ビジネス書としては、こちらが著者のデビュー作のはず。。)

    WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4344032918

    前作同様、著者の切れ味の鋭い、考察に唸らされます。
    そんなに年も大きく変わらないのに、著者のような気付きなく生きている自分はどうなんや…と自信を失いそうになりますが、
    著者の読みやすいテイストにどんどん引き込まれ、
    自分のパターンに置き換えたら、どうなりそうか??と考え込んでしまいます。

    佐渡島さんの本のどこが好きなんだろうか?と考えたとき、
    自分の場合は佐渡島さんの鋭い考え方に加え、
    佐渡島さんの言葉のチョイス(キーワード)が好きなんだなぁ、と気が付きました。

    著者が編集者として世に出した本(ドラゴン桜、インベスターZ、働きマン、宇宙兄弟…などなど)が好きな人は(自分はどのマンガも最後まで読んだことないけど…)、
    この本も読んでみると本が世に広まった理由(自分がハマった理由、裏の背景)などがよりクリアに理解できるのではないでしょうか。

    個人的には、「WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.」の方が好きですが、
    こちらも負けずに良い本であることは間違いありません。

  • 「仮説→情報→仮説の再構築→検証」

  • 「世界がどうなるか」よりも
    「世界をどうするか」を考えたい。

    そんな、著者の想いが
    つまった本でした。

    この本から学んだことは、
    「基本を徹底できる人がいちばん強い」
    ということ。

    正直でいること、努力することも
    最低限の基本なんだよね(*^^*)

  • 好きを仕事にすると強い

  • 〈印象的な文章〉
    ○情報収集→仮説ではなく、仮説→情報収集→仮説の再構築→実行→検証(27ページ)
    仮説:女性読者が増えると宇宙兄弟がヒットし始める。自分がオシャレと認める美容師さんから、マンガを勧められると、きっと読んでくれるだろう。やりたいことを決めて、それから情報を集める

    ○いい作品とは、新しい定義を生み出す事ができるもの(40ページ)

    ○ お金の形態や時間の感覚が変わり、めんどくさいの感覚も変わってきている。めったに変わらなかった感覚が、10年ほどで大きく変化するような時代です。(75ページ)

    ○ 「人間はどういうときに、どういうふうに感じて、どういうふうに行動するんだろうか」ということを突き詰めていき、人に喜んでもらえるサービスを提供すれば、企業は必ず生き残ります。(80ページ)

    ○おもしろさは、親近感×質の絶対値の掛け算(103ページ)

    ○最強の素人でありたい(138ページ)

    ○100%の自信を持ったコビトを脳内で増やしていく(177ページ)

    ○悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意思によるものである。幸福論より。

    ○自分の感覚を信頼しないで、客観視させてくれるデータや、アドバイスをくれる人がそばにいてくれることが重要(199ページ)

    ○嫌なことほど、とにかくすぐにやる(210ページ)

    ○友情は喜びを2倍にし、悲しみを半分にする。ドイツの詩人 シラー

    〈感想〉
    新しいことを始めて成功させる人は、度胸があって頭が良い人だと思っていた。しかし、筆者はそれだけではない。純粋な楽しさを追求している人だと思う。自分は起業しようと思える仕事はないので、羨ましい。
    ただ楽しさだけではない。読者に媚びるのではなく、読者に届いたり共感させる仕組み、時代を読む力がある人だと思う。自分を律する努力をしているのも、人間的な魅力がある。真似させてもらう。

    〈読んだきっかけ〉
    宇宙兄弟のネタバレ を書いてます、、、


    コテンラジオに出演していて存在を知った。中2でアパルトヘイトを肌で実感し、また、島崎藤村の沈黙が好きすぎて劇にするという、自分とは違う境遇。
    宇宙兄弟のヒビトは、当初はクレーターに落ちてもすぐに復帰する予定だった。しかし、ヒビトがどうやったら恐怖を感じるかを考え、酸素ベンベに穴を開けた。ヒビトが助かる方法を宇宙関連の人に相談したらしい。
    未知への恐怖とワクワクは、表裏一体。だから、この人物は何に恐怖するかを考えているらしい。
    確かに、ヒビトのその後の展開が気になって、ページを捲る手が止まらなかった。
    その発想凄すぎる!

  • 興味を引いたフレーズ

    ・連鎖の起きるドミノをきちんと倒せば確実に変化は起きる
    ・連鎖の起きるドミノは、「基本」のこと。基本を撤退すること
    ・中途半端なプロ意識を持つのではなく、常に素人のチャレンジ精神で取り組むこと。そして、基本をおごそかにせず、徹底すること
    ・すぐに結果の出ることは、新しいチャレンジをせず参入障壁が低いことをやっている証拠。
    ・昨日より今日、今日より明日、1ミリでも進んでいればいい。

  • 2021年4月出版の文庫版を購入。仮説志向の重要性は分かるが、どこでも言われているようなことが多く、また他の人が〜〜と言っていたというような、著者自身のオリジナリティのある考えが少なく感じた。初版が2015年だから少し時代も変わったのかもしれない。

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著者プロフィール

編集者、コルク代表取締役。1979年、兵庫県に生まれる。東京大学文学部を卒業後、講談社に入社して「モーニング」編集部に。『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)などのヒット漫画を生み出し、小説家の伊坂幸太郎、平野啓一郎も担当した。2012年に独立し、クリエーターのエージェント会社コルクを創業。漫画家や小説家などとともにインターネット時代の新しいエンターテイメントの創出を目指している。
著書に、『ぼくらの仮説が世界をつくる』(ダイヤモンド社)、『WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.』(幻冬舎)、『観察力の鍛え方』(SB新書)などがある。

「2022年 『言葉のズレと共感幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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