フリーエージェント社会の到来 新装版---組織に雇われない新しい働き方

制作 : 序文:玄田有史 
  • ダイヤモンド社
3.64
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本棚登録 : 591
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478029299

感想・レビュー・書評

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  • 何かフリーエージェントという言葉が、働く人にとって自由で理想的な感じで書かれてあるが、経営者にとって便利な使い捨てとならないか、危惧しながら読んだ。
    だがこの流れは不可避かもしれない。ではどうすればいいのだろうか。どんなスキルを身につけたらいいのか知りたかったが、読み取れなかった。

  • タイトルだけ見て思わず買ってしまった。

    なんとなく最近この手の本増えてる気がするが、これ新装版ってだけで実際に書かれたの10年くらい前だと買った後気づいた。萎え

    中身もいたってまじめで特別真新しいネタもなくまさしく10年前の本って感じだった。

    まあしかし、10年前からタイトルの通りフリーエージェントの時代の到来を予言していたという点は評価に値する。まーけど実際将来こういう時代になるよね。日本の労働環境は相当遅れてると最近頻繁に思う今日この頃でした。

  • .
    フリーエージェント社会の到来/Daniel.Pink 著.

    日に日に個人の時代になりつつあるなと感じるこの頃、10年前に既にアメリカで起こっていたフリーエージェントの台頭。

    今それが日本に浸透しつつある。こういうのは少数の人がやる→多くの人がやる→普通になる→今の会社員が少数になる。
    っていうフェーズで移行していくんだろうと思う。

    そこに乗るかどうかで大きく人生変わってくる。

  • 今までは会社に雇用される働き方であったが,情報通信技術の発達により,フリーエージェントのような会社に属さずにプロジェクトベースで働く働き方が主流となってくる.おおむね日本はアメリカを追従しているので日本もアメリカのようにフリーエージェントが増えていくだろう.キャリアの設計は梯子型からレゴ型になり,均質的な今までの教育では対応できていない.これからはいかに自分に備わっている個性を開発して生きていくが重要になる.

  • わたしにはちょっとむずかしかったのだけど、
    章の最後に、まとめやキーワードなどぎゅっと説明があって、それがとてもわかりやすくてよかった。

    アメリカと日本の違いもあるからなじまない話題もあり。
    あとは、フリーランスは、パソコンを使う仕事でしかできないのかなあとか思ったり。

  • 【由来】


    【期待したもの】


    【要約】


    【ノート】
    ・新装版にしたところで、本書の出版は2001年。アメリカのこととは言え、豊かな中産階級が増えているという著者の洞察は楽観が過ぎたと言わざるを得ないでしょう。

    ・ただし、フリーエージェントが増えていく社会という点については同意できるし、それは高齢者も対象に含むという点においても同意できる。
     一億総活躍相って、結局、老若男女を問わず、死ぬまで働けってことですよね?まぁ、そういう捉え方をするとチクショーって思うけど、高齢者になって何の心配もなく、日々、やることもなく退屈にボケていく人生よりも、ずっと現役で働く方が面白そうだと、50歳間近の今は思っている。

    ・ピンクの洞察は大前研一なんかも評価してるみたいだけど、このタイミングで読む本書は、どちらかと言えばピントがぼやけた印象。本書をサラッとななめ読みした後でR.グラットンの「ワーク・シフト」を読めば、もう少しアップトゥデートな内容に補完されるし、伊藤洋志氏の「ナリワイをつくる」を読むと、日本の現状でのイメージが少し把握できるだろう。特に「ナリワイ」は少額ビジネスが基本であるという論旨により、現実的なイメージが把握できると思う。

    【目次】
    序章 玄田有史
    プロローグ
    第I部 フリーエージェント時代が幕を開けた
    第1章 組織人間の時代は終わった
    第2章 全米の4人に1人がフリーエージェント! という衝撃
    第3章 デジタル・マルクス主義が蔓延する

    第II部 働き方の新たな常識とは?
    第4章 これが新しい労働倫理だ
    第5章 仕事のポートフォリオと分散投資を考える
    第6章 仕事と時間の曖昧な関係

    第III部 組織に縛られない生き方もできる
    第7章 人との新しい結びつき方がある
    第8章 利他主義で互いに恩恵を受ける
    第9章 オフィスに代わる「サードプレイス(第3の場所)」
    第10章 フリーエージェントに役立つ新ビジネス
    第11章 「自分サイズ」のライフスタイルをみつけよう

    第IV部 フリーエージェントを妨げる制度や習慣は変わるか
    第12章 古い制度と現実のギャップは大きい
    第13章 万年臨時社員の実態と新しい労働運動の始まり

    第V部 未来の社会はこう変わる
    第14章 「定年退職」は過去のものになった
    第15章 教育はテイラーメードできるようになる
    第16章 生活空間と仕事場は緩やかに融合していく
    第17章 個人が株式を発行する
    第18章 ジャスト・イン・タイム政治が始まる
    第19章 フリーエージェントで未来は大きく変わる

    エピローグ

  • 個人で独立した仕事を持つフリーエージェントという形態について調査した本。
    ダニエル・ピンク氏ということで期待したが、網羅的ではあるが掘り下げが浅いと感じた。
    ただ今後はフリーエージェントという仕事の形態が増え続けることは間違いないと思うので、フリーエージェント達に役立つような業務が伸びていくと感じた。

  • 10年前の本とは思えないくらい面白い。"ピーダーアウトの法則の時代。出世するにつれて、だんだん仕事が楽しくなくなり、やがて優秀な人材は会社を出ていってしまう"

  • 「大企業に所属する」という働き方を捨て、組織に頼ることなく、自分の知恵を頼りに独立して働く”フリーエージェント"。米国で増えているこの新たな働き方の実態について、自身もフリーエージェントとして活躍する著者、ダニエル・ピンクが膨大なインタビューを基に明らかにする。


    第I部 フリーエージェント時代が幕を開けた
    第1章 組織人間の時代は終わった
    第2章 全米の4人に1人がフリーエージェント! という衝撃
    第3章 デジタル・マルクス主義が蔓延する

    第II部 働き方の新たな常識とは?
    第4章 これが新しい労働倫理だ
    第5章 仕事のポートフォリオと分散投資を考える
    第6章 仕事と時間の曖昧な関係

    第III部 組織に縛られない生き方もできる
    第7章 人との新しい結びつき方がある
    第8章 利他主義で互いに恩恵を受ける
    第9章 オフィスに代わる「サードプレイス(第3の場所)」
    第10章 フリーエージェントに役立つ新ビジネス
    第11章 「自分サイズ」のライフスタイルをみつけよう

    第IV部 フリーエージェントを妨げる制度や習慣は変わるか
    第12章 古い制度と現実のギャップは大きい
    第13章 万年臨時社員の実態と新しい労働運動の始まり

    第V部 未来の社会はこう変わる
    第14章 「定年退職」は過去のものになった
    第15章 教育はテイラーメードできるようになる
    第16章 生活空間と仕事場は緩やかに融合していく
    第17章 個人が株式を発行する
    第18章 ジャスト・イン・タイム政治が始まる
    第19章 フリーエージェントで未来は大きく変わる

著者プロフィール

Daniel H. Pink
1964年生まれ。米国ノースウエスタン大学卒業後、イェール大学ロースクールで法学博士号取得。米上院議員の経済政策担当補佐官を務めた後、クリントン政権下でゴア副大統領の首席スピーチライターなどを務める。フリーエージェント宣言後、経済変革やビジネス戦略についての講義を行うかたわら、「ワシントン・ポスト」「ニューヨーク・タイムズ」などに寄稿。著書に、『ハイ・コンセプト』(三笠書房)、『モチベーション3.0』『人を動かす、新たな3原則』(ともに講談社)など。

「2018年 『When 完璧なタイミングを科学する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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