- Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478042908
感想・レビュー・書評
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【最終レビュー】
2014年・3/6(木)BSーTBS放映済。
『地球バス紀行 インド バンガロール発/シネマの都チェンナイ』編。内容に関連して。自身でリサーチし著書を選択。図書館貸出。
3月最終週まで、これを含め、後、4回。地球バス紀行に関する最終レビュー、三代目旅人と一緒に、自身も『完結』筆を置き、このカテゴリ自体にも終止符を打ちます。
放映を通じ、いろいろと学ぶことは数多くあったこと、各国ごとの著書を手にして感じてきた[目には見えない風景]があったことなどなど、ここでは書ききれないぐらいに…それが、逆に、回を追うごとに「楽しく」なっていったことは紛れもない事実として。
まずは、このインド編。
映画に関する内容があったこと。映画館観賞を趣味とする自身としては、また一つ学ぶ世界が、インドの中にはありました。
未知だった、インドのゆったりした「空間そのもの」それが、はっきりと分かるかのようで…
〈1〉バンガロール 出発地 掲載有
*空港→バンガロール市内への車中からスタート。
150ルピー 約、¥300
ビルの一味変わった形をしたビル、車内に居合わせた人に聞くと
『外資系企業の進出=IT都市の姿』だということを語っていました。
*バンガロール市内にて
ジーンズ姿が多い女性達が気になって。何故なら「サリー」という「インド特有の衣装」というイメージが強かったから。
通りがかった女性に、そのことを聞いてみると
『いろんな文化の影響力を受け、外国の文化が入りやすい環境になったから』と。
時代の流れに沿いながら、インドそのものが持つ国柄の[印象]も変化していっている、そんな感じでした。
*離れの静かな、緑豊かな公園にて。(著書ではMGロード、カントンメント)
ヨガのエクササイズをしている、多くの人達。何のエクササイズか?と聞くと
『笑顔のエクササイズ。笑顔は、人を明るくする』
[至ってシンプルなことを大事にしている]ことを…
〈2〉ダルマプリ 経由地
本来の目的地は後程。そこへは、乗り継ぎということで、まずはここへ。
このバス『乗降ドアは、なし』
全く、車掌さんを含め誰一人、気にかける様子はなし。
車中、客の一人とのいざこざがあったりとしますが、流石、車掌さん
『毅然とした対応で』バッサリと。
高速道路を走りながら、途中
「元気満点・いきいきした、寺院の歌会のおばあさん達」
と話が弾み、一曲ということで、歌い始めたものの、歌いやみません。それは
『神様に捧げる歌』と。車内の空気も「和み」となりました。
105ルピー 約、¥210
*バス下車後、何故か、女子大へ
同じ服を着ていた、女性達が気になり、声をかけると
『女子大の制服。女子大行き専用バス(大学職員も)』
「見に行っても?」と聞き「授業前までならOK」ということで、一緒に専用バスに。
車内にて
「どこから来たか分かる?」と尋ねると
彼女達『ジャッキー・チェンの国!』という答え。
「そう、きますか!?」と。「なるほどな」と、心底でそう思わずにはいられなかった、この時の自身の想いでしたが(笑)
*女子大にて
全生徒数・4,000人。
声をかけた彼女達の、授業前の教室にて
中には、既婚者の人もいたりと。一人は、お見合いということでした。
・彼女達の結婚観
普通は、お見合いと恋愛が半々ぐらい。クラスの人達は、恋愛結婚希望が多数。お互いが理解できるからと。
~『楽しい寄り道最高!』と、ハイな旅人でありました。
〈3〉ホゲナガルの滝 掲載有
最初決めていた、本来の目的地。
20ルピー 約、¥40
車中、女性達からの『手作り・ロティ=インド流、野菜パンケーキ(塩味)』をひとつまみいただきながら…
*滝へ向かう道中
不可思議な石が並べられた数々を横目に、川辺に人が集まってる姿を見かけて
『手作りの、竹で編んだ、帽子型の「ボート」』
これに乗って降りた後、15分で着くと聞いて乗せていただきます。
観光ボート代…50ルピー 約、¥100
*ホゲナガルの滝
数多くの『滝の水しぶきの凄さ』、「ズブヌレの嵐」を楽しむ人達…
そこから階段を降りると、上半身裸の男達の群れが。
『オイルマッサージ。オイルマッサージをしてもらい、滝の流れを利用し水浴びをするのが「有名で定番」』と。
彼等にとっては[憩いのスパ]のような雰囲気でした。
たまたま、オイルマッサージ真っ最中の男性との出会いが、後半のキーになっていきます。
その方の正体(名前は後程)は
[インド映画製作に携わっている男性]
『明日、そこで待ち合わせて案内するよ』ということで、彼の連絡先を教えていただき、そこが、最終の目的地…
自身は未観賞ですが、かつて、耳にしたことのある、インド映画の作品のタイトルが。
◇作品名・映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』(詳細は検索で)
〈4〉ベロール 経由地
最終目的地へ向かう途中にて。
車中でベロールに帰る男性から『「黄金寺のライトアップ」がきれいだよ』と聞いて、そこへまず立ち寄ることに。
ただ、バスそのものにトラブル発生!エンジンの不調で、しばらく途中待機・一時間。
全員下車。ただ、彼等は
『冷静に落ち着いてて、誰一人、文句の一つもなし』といった光景が見られました。
バスから多少離れても大丈夫ということで、少しばかり散策。
[ある村の中心部]
大家族の子供達に出会い、昔懐かしの『ケンケンパ』をしながら、淡々と遊んでる姿。
『外国人が来るのは、10年に一度の珍事』と(笑)
「本当あったかい」と旅人。
見たままに、私もふわっと感じながら…
故障が治り、バス再び出発
バス代…95ルピー 約、¥190
到着すると、もう真っ暗。ここで宿泊=宿探し。
一番安い部屋といっても
テレビ・ベッド有で。
宿泊料金…315ルピー 約、¥630
*黄金寺へ 15年前に建築
ライトアップの姿を目の当たりに。鮮やかさが放たれるの輝きで…
◆翌日
〈5〉チェンナイ 終着地 ~インド映画4大都市の[一つ]~ 掲載有
ホゲナガルの滝で出会った、映画製作に携わっている男性
ティルさんとの待ち合わせ場所へ。
180ルピー 約、¥360
彼と再び対面し、彼の車で、町の『映画撮影スタジオ』へ案内していただきます。
行く道中には、『数々の映画のポスターが貼られている「光景」』が。
ティルさん自ら自己紹介。
[初長編映画監督作品を撮った]
と、歓喜極まりないぐらいに話をされて。今まで、20年間は「ドキュメンタリー映画」中心だったと。どんな作品かなと、興味が沸きました。
『年間「100作品の映画作品」が上映されている』と。
途中、ティルさんの友人の方と顔合わせで、後程、友人の方がされている所へ向かう段取りをつけ
『巨大な、映画撮影スタジオ』へ。
ちょうど、撮影準備中のセットの様子を見学させていただきます。大道具、携わっている「多くのスタッフの方達」のテキパキしてる姿など、勿論[真剣そのもの]。その作品を撮影している監督さんにも。
旅人のありのまま想いが…
『役者ですから。「現場の雰囲気、好きだな」』
監督さんに、日本の俳優だと話をすると『次回作で頼むと(笑)』
本当に、実際に、そうなることを自身は願う次第。
ティルさんとは、ここでお別れです。
*先程のティルさんの友人の本来の姿
カーティさん(男性)主催の[ダンス教室]へ
伺うと『まさに、練習真っ只中。「軽やかでキレのある、軽やかに体を動かしている人達の姿」』でした。
『映画のダンサー専門養成所に近い=インド映画の中の「物語の途中の1シーン」で[シーンに合わせた、ダンスを教えている]』と。
[カーティ先生=24歳]
本当、若々しさに溢れた「表情」に「表向きには見えない輝き」が放たれているかのようでした。彼の夢は
『映画の中で「自分が考えたダンス」を実現させたい』と。
『刺激を受けた。映画の中で会おう!』と旅人。
自身も、インド映画の裏側、こうして初めて見ながら
『実に楽しかった!やっぱり、映画って、いいなぁ…』
至ってそれだけでした。
〈ラスト〉
『懐深い、インドの魅力。また、ぜひ行きますから』と旅人。
これで、完結です。
自身が、今まで思い描いていた、インドのイメージを、根本的からガラリと変えた、放映内容でした。
ということで【五つ星】をつけます。
長い内容でしたが、ここまで、本当に、ありがとうございました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
必要なところだけ欲しい…
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インドは広すぎて、やはりひとつの都市の情報が少なくなってしまっている印象。
別で北インド南インドを分けて出してもいいのでは。 -
インド全域について書かれています。
せめて北と南くらいに分けてもらえたら助かったと思います。
ほんの一部しか使わないのに重い…。