D28 地球の歩き方 インド 2012~2013

制作 : 地球の歩き方編集室 
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478042908

感想・レビュー・書評

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  • 【最終レビュー】

    2014年・3/6(木)BSーTBS放映済。

    『地球バス紀行 インド バンガロール発/シネマの都チェンナイ』編。内容に関連して。自身でリサーチし著書を選択。図書館貸出。

    3月最終週まで、これを含め、後、4回。地球バス紀行に関する最終レビュー、三代目旅人と一緒に、自身も『完結』筆を置き、このカテゴリ自体にも終止符を打ちます。

    放映を通じ、いろいろと学ぶことは数多くあったこと、各国ごとの著書を手にして感じてきた[目には見えない風景]があったことなどなど、ここでは書ききれないぐらいに…それが、逆に、回を追うごとに「楽しく」なっていったことは紛れもない事実として。

    まずは、このインド編。

    映画に関する内容があったこと。映画館観賞を趣味とする自身としては、また一つ学ぶ世界が、インドの中にはありました。

    未知だった、インドのゆったりした「空間そのもの」それが、はっきりと分かるかのようで…

    〈1〉バンガロール 出発地 掲載有

    *空港→バンガロール市内への車中からスタート。

    150ルピー 約、¥300

    ビルの一味変わった形をしたビル、車内に居合わせた人に聞くと

    『外資系企業の進出=IT都市の姿』だということを語っていました。

    *バンガロール市内にて

    ジーンズ姿が多い女性達が気になって。何故なら「サリー」という「インド特有の衣装」というイメージが強かったから。

    通りがかった女性に、そのことを聞いてみると

    『いろんな文化の影響力を受け、外国の文化が入りやすい環境になったから』と。

    時代の流れに沿いながら、インドそのものが持つ国柄の[印象]も変化していっている、そんな感じでした。

    *離れの静かな、緑豊かな公園にて。(著書ではMGロード、カントンメント)

    ヨガのエクササイズをしている、多くの人達。何のエクササイズか?と聞くと

    『笑顔のエクササイズ。笑顔は、人を明るくする』

    [至ってシンプルなことを大事にしている]ことを…

    〈2〉ダルマプリ 経由地

    本来の目的地は後程。そこへは、乗り継ぎということで、まずはここへ。

    このバス『乗降ドアは、なし』

    全く、車掌さんを含め誰一人、気にかける様子はなし。

    車中、客の一人とのいざこざがあったりとしますが、流石、車掌さん

    『毅然とした対応で』バッサリと。

    高速道路を走りながら、途中

    「元気満点・いきいきした、寺院の歌会のおばあさん達」

    と話が弾み、一曲ということで、歌い始めたものの、歌いやみません。それは

    『神様に捧げる歌』と。車内の空気も「和み」となりました。

    105ルピー 約、¥210

    *バス下車後、何故か、女子大へ

    同じ服を着ていた、女性達が気になり、声をかけると

    『女子大の制服。女子大行き専用バス(大学職員も)』

    「見に行っても?」と聞き「授業前までならOK」ということで、一緒に専用バスに。

    車内にて

    「どこから来たか分かる?」と尋ねると

    彼女達『ジャッキー・チェンの国!』という答え。

    「そう、きますか!?」と。「なるほどな」と、心底でそう思わずにはいられなかった、この時の自身の想いでしたが(笑)

    *女子大にて

    全生徒数・4,000人。

    声をかけた彼女達の、授業前の教室にて

    中には、既婚者の人もいたりと。一人は、お見合いということでした。

    ・彼女達の結婚観

    普通は、お見合いと恋愛が半々ぐらい。クラスの人達は、恋愛結婚希望が多数。お互いが理解できるからと。

    ~『楽しい寄り道最高!』と、ハイな旅人でありました。

    〈3〉ホゲナガルの滝 掲載有

    最初決めていた、本来の目的地。

    20ルピー 約、¥40

    車中、女性達からの『手作り・ロティ=インド流、野菜パンケーキ(塩味)』をひとつまみいただきながら…

    *滝へ向かう道中

    不可思議な石が並べられた数々を横目に、川辺に人が集まってる姿を見かけて

    『手作りの、竹で編んだ、帽子型の「ボート」』

    これに乗って降りた後、15分で着くと聞いて乗せていただきます。

    観光ボート代…50ルピー 約、¥100

    *ホゲナガルの滝

    数多くの『滝の水しぶきの凄さ』、「ズブヌレの嵐」を楽しむ人達…

    そこから階段を降りると、上半身裸の男達の群れが。

    『オイルマッサージ。オイルマッサージをしてもらい、滝の流れを利用し水浴びをするのが「有名で定番」』と。

    彼等にとっては[憩いのスパ]のような雰囲気でした。

    たまたま、オイルマッサージ真っ最中の男性との出会いが、後半のキーになっていきます。

    その方の正体(名前は後程)は

    [インド映画製作に携わっている男性]

    『明日、そこで待ち合わせて案内するよ』ということで、彼の連絡先を教えていただき、そこが、最終の目的地…

    自身は未観賞ですが、かつて、耳にしたことのある、インド映画の作品のタイトルが。

    ◇作品名・映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』(詳細は検索で)

    〈4〉ベロール 経由地

    最終目的地へ向かう途中にて。

    車中でベロールに帰る男性から『「黄金寺のライトアップ」がきれいだよ』と聞いて、そこへまず立ち寄ることに。

    ただ、バスそのものにトラブル発生!エンジンの不調で、しばらく途中待機・一時間。

    全員下車。ただ、彼等は

    『冷静に落ち着いてて、誰一人、文句の一つもなし』といった光景が見られました。

    バスから多少離れても大丈夫ということで、少しばかり散策。

    [ある村の中心部]

    大家族の子供達に出会い、昔懐かしの『ケンケンパ』をしながら、淡々と遊んでる姿。

    『外国人が来るのは、10年に一度の珍事』と(笑)

    「本当あったかい」と旅人。

    見たままに、私もふわっと感じながら…

    故障が治り、バス再び出発

    バス代…95ルピー 約、¥190

    到着すると、もう真っ暗。ここで宿泊=宿探し。

    一番安い部屋といっても

    テレビ・ベッド有で。

    宿泊料金…315ルピー 約、¥630

    *黄金寺へ 15年前に建築

    ライトアップの姿を目の当たりに。鮮やかさが放たれるの輝きで…

    ◆翌日

    〈5〉チェンナイ 終着地 ~インド映画4大都市の[一つ]~ 掲載有

    ホゲナガルの滝で出会った、映画製作に携わっている男性

    ティルさんとの待ち合わせ場所へ。

    180ルピー 約、¥360

    彼と再び対面し、彼の車で、町の『映画撮影スタジオ』へ案内していただきます。

    行く道中には、『数々の映画のポスターが貼られている「光景」』が。

    ティルさん自ら自己紹介。

    [初長編映画監督作品を撮った]

    と、歓喜極まりないぐらいに話をされて。今まで、20年間は「ドキュメンタリー映画」中心だったと。どんな作品かなと、興味が沸きました。

    『年間「100作品の映画作品」が上映されている』と。

    途中、ティルさんの友人の方と顔合わせで、後程、友人の方がされている所へ向かう段取りをつけ

    『巨大な、映画撮影スタジオ』へ。

    ちょうど、撮影準備中のセットの様子を見学させていただきます。大道具、携わっている「多くのスタッフの方達」のテキパキしてる姿など、勿論[真剣そのもの]。その作品を撮影している監督さんにも。

    旅人のありのまま想いが…

    『役者ですから。「現場の雰囲気、好きだな」』

    監督さんに、日本の俳優だと話をすると『次回作で頼むと(笑)』

    本当に、実際に、そうなることを自身は願う次第。

    ティルさんとは、ここでお別れです。

    *先程のティルさんの友人の本来の姿

    カーティさん(男性)主催の[ダンス教室]へ

    伺うと『まさに、練習真っ只中。「軽やかでキレのある、軽やかに体を動かしている人達の姿」』でした。

    『映画のダンサー専門養成所に近い=インド映画の中の「物語の途中の1シーン」で[シーンに合わせた、ダンスを教えている]』と。

    [カーティ先生=24歳]

    本当、若々しさに溢れた「表情」に「表向きには見えない輝き」が放たれているかのようでした。彼の夢は

    『映画の中で「自分が考えたダンス」を実現させたい』と。

    『刺激を受けた。映画の中で会おう!』と旅人。

    自身も、インド映画の裏側、こうして初めて見ながら

    『実に楽しかった!やっぱり、映画って、いいなぁ…』

    至ってそれだけでした。

    〈ラスト〉

    『懐深い、インドの魅力。また、ぜひ行きますから』と旅人。

    これで、完結です。

    自身が、今まで思い描いていた、インドのイメージを、根本的からガラリと変えた、放映内容でした。

    ということで【五つ星】をつけます。

    長い内容でしたが、ここまで、本当に、ありがとうございました。

  • 必要なところだけ欲しい…

  • インドは広すぎて、やはりひとつの都市の情報が少なくなってしまっている印象。
    別で北インド南インドを分けて出してもいいのでは。

  • インド全域について書かれています。
    せめて北と南くらいに分けてもらえたら助かったと思います。
    ほんの一部しか使わないのに重い…。

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