やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478064801

感想・レビュー・書評

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  • ペンシルバニア大学心理学教授の筆者は、「おまえは天才じゃない」と厳しく育てられましたが、別名「天才賞」とも言われる「マッカーサー賞」を受賞しました。その理由は、「人生でなにを成し遂げられるかは、生まれ持った「才能」よりも、「やり抜く力」(「情熱」と「粘り強さ」から成る)によって決まる可能性が高い」と突き止めたことでした。才能よりもグリット(やり抜く力)が重要であることを科学的に明らかにし、また、それは変化することも分かってきているということです。私は先にTEDスピーチで筆者の主張を聞き興味をもちましたが、本書ではその際の反響も紹介されています。

    ●Part1「やり抜く力」とは何か?なぜそれが重要なのか
    【第1章】「やり抜く力」の秘密
    米国陸軍士官学校やスペリングコンテスト等で最後まで残った人達は「やり抜く力」が強く、「外向性」「情緒の安定」「誠実性」等の他の非認知能力はそれほど関係のないことが分かった。
    【第2章】「才能」では成功できない
    1968年、研究者ゴルトンは偉業を成し遂げた人物は、稀有な「才能」、並外れた「熱意」、「努力を継続する力」をあわせもっていると述べている。才能自体は素晴らしいが、才能等の能力を測定するテストに今のところ完全なものはない。
    【第3章】努力と才能の「達成の方程式」
    偉業というのは、小さなことを一つずつ達成して、それを無数に積み重ねた成果である。「今日、必死にやる」より「明日、またトライする」。努力によって初めて才能はスキルになり、努力によってスキルが生かされ、様々なものを生み出すことができる。
    【第4章】あなたには「やり抜く力」はどれだけあるか?
    グリット・スケールの10の質問で、グリット・スコアが出せる。重要度の高い目標の達成のために、下位の目標を臨機応変に変えたり新しい方法に切り替えたりすることも必要。
    【第5章】「やり抜く力」は伸ばせる
    人間のあらゆる特徴は「遺伝子」と「経験」の両方に影響を受ける。年代別では、「やり抜く力」が最も強かったのは65歳以上の人で、最も弱かったのは20代。性格心理学でも「成熟の原則」という言葉がある。

    ●Part2「やり抜く力」を内側から伸ばす
    【第6章】「興味」を結び付ける
    長続きのためには情熱が必要だが、情熱は一発では人生に入ってこない。まずは、興味をもったことを楽しむことから始めるべき。
    【第7章】成功する「練習」の法則
    長時間取り組むより、どれだけ集中して質の高い取り組み(意図的な練習)を行ったかが重要。また、それは1日に3~5時間が限度。そして習慣化することが大切。
    【第8章】「目的」を見出す
    「やり抜く力」の強い人がもっている深い情熱は「興味」と「目的」によって支えられている。「目的」の中心概念は「自分たちのすることは、ほかの人々にとって重要な意味をもつ」ということ。ロールモデルも大切。
    【第9章】この「希望」が背中を押す
    人は変われる、成長できると信じている「成長思考」が大切で、子どもの頃の褒められ方が一生を左右することにもなる。逆境に強い脳を作るには、①「知能」や「才能」についての考え方をあらためる、②楽観的に考える練習をする、③人に助けを求める、ことが大切。

    ●Part3「やり抜く力」を外側から伸ばす
    【第10章】「やり抜く力」を伸ばす効果的な方法
    「子供に厳しい要求をしながらも、支援を惜しまない育て方」が有効。「温かくも厳しく子どもの自主性を尊重する」親自身が、ロールモデルになるべき。
    【第11章】「課外活動」を絶対にすべし
    1年以上課外活動に参加することが望ましい。「どんな活動に取り組んだか」ではなく「何らかの進歩を遂げながら続けたか」が重要。人間の性格は幼少期でほぼ固まってしまいあとは変わらないという見解があったが、今は、幼年期を過ぎても変化することが明らかになっている。勤勉さは練習によって身に付けることができる。最低でも2年間は意図的な練習に取り組むことが必要。
    【第12章】まわりに「やり抜く力」を伸ばしてもらう
    「やり抜く力」の強い文化に身を置くと、まわりの価値観が「自分の信念」に変わる。また、些細なことにも最善を尽くすことも重要。
    【第13章】最後に
    人の性格は複数の特徴で成り立っており、多くの人は他人を評価する際に「道徳性」を重要視していることが分かっている。ただ、人生のマラソンで真に成功するためには「やり抜く力」が重要で、それが強いと幸福感も高い。自分自身が内側から、そして親や友人たちにサポートしてもらい外側から伸ばしていくことが必要。

  • 一流と言われる人たちは何がすごいかというと、
    才能もそうかもしれないがそれ以上にたゆまぬ努力の
    積み重ねにより才能を開花させたことである。
    このたゆまぬ努力、やり抜く力のことをGRITという。
     GRIT = 情熱 × 粘り強さ

    また、GRITがある人は幸福であるとの統計的結果もあり、
     GRITがある→やりたいことを実現出来る→幸せ
    といった流れが確立されている。

    このGRITは後天的に身につけられる能力らしく、
    独自でも他力でも身につけることは可能。
    GRITが無い人は実践してみてはどうだろうか?

    【勉強になったこと】
    ・大きな成功を収めた人に共通する特徴
     並外れて粘り強く、努力家である
     自分が何を求めているかを理解している

    ・偉業というのは、小さなことを一つずつ達成して、
     それを無数に積み重ねた成果のこと。

    ・才能とは、スキルが上達する速さであり、
     スキルは努力によって培われ、かつ培ったスキルは、
     努力によって生産的になる。

    ・取り組むべきことの優先順位を決めるための3段階方式
     1. 仕事の目標を25個、神に書き出す。
     2. 自分にとって何が重要かをよく考え、もっとも重要な
       5つの目標に丸をつける。
     3. 丸をつけなかった目標を目に焼き付ける。
       そしてそれらの目標には、今後は絶対に関わらない。

    ・やり抜く力を持つ人に共通する特徴
     1. 興味を持って取り組んでいる
      自分のやっていることを心から楽しんでいる
     2. 日々練習している
      昨日よりも上手になるようにと継続的に練習している
     3. 目的意識を感じている
      自分の仕事が周りにとって重要だと確信している
     4. 自分のやっていることに希望を持っている
      どんなに困難な状態になったとしても諦めない

    ・GRITを伸ばすアプローチとして、内側・外側から伸ばす
     方法がある。
      内側から伸ばす方法:
       自分でマインドセットして努力する方法
      外側から伸ばす方法:
       上司などメンターをつけてもらったり、
       環境を変えることで意識を変える方法

    ・目的達成のためのアプローチ
     1. ある一点に的を絞って、ストレッチ目標を設定する
     2. しっかりと集中して、目標達成を目指す
     3. 改善すべき点がわかったら、すんなり出来るまで繰り返す

    ・ストレッチ目標に向けて努力し続けるのは苦しい。
     だからこそ、強制的に時間を取るといった強制力が必要。
     習慣化させてしまえば、苦にはならない。

    ・そもそも最初から他者のために役立つ目的を立てる必要は
     全くない。まずは個人的な興味からスタートして、真剣に
     取り組んでいくなかで人の役に立つ目的を見つけるのがよい。

    ・人は成長思考と固定思考の両方を持ち合わせており、
     成長思考の割合が大きくなればなるほどGRITは高い。
      成長思考:
       チャンスと周囲のサポートに恵まれれ、
       かつ努力すれば自分の能力を伸ばせる
      固定思考:
       人生には浮き沈みがあるだけで、
       そもそも人の能力というのは生まれ持ったもの。
     成長思考の人は、挫折を味わったとしても
     アプローチを変えれば乗り越えられるはずと解釈する。

    ・困難にぶつかり躊躇している人に対して、
     きっと困難を克服できると応援しても意味がない。
     そもそも乗り越える経験があるかないかなので、
     アドバイスをするのはよいが応援は意味がない。

    ・目的達成のためには、目的に向かってやるべきタスクを
     洗い出し、それを体系化して最初に取り組むべきタスクを
     選定するところからスタートする。
     このとき、取り組みやすいタスクから着手するのがよい。
     途中クリア出来ないタスクがあった場合は、
     タスクを変えるか止めてしまうといった判断をして、
     目的達成に向けた歩みを止めないこと。

    ・環境によって人は変わる。
     GRITをつけたければ、GRITのある人たちと関わるのがよい。
     やり抜く力の強い人たちに囲まれていると、
     同調性によって自分も自然とそうなるもの。

    ・GRITを組織として身につけるためには、
      1. みんな一つはハードなことに挑戦する
      2. 区切りの良いところで諦めてやめてもよい
      3. ハードなことを自分で選択する
     といったルールを設けて取り組むのがよい。
     また、上記を達成出来るよう十分なサポート体制を組むこと。

  • 挫折した後の「継続」が極めて重要
    できたらできたで努力をやめることもありますよね。
    一つと結果が出た後にどういった行動を取るかでやり抜く力があるかわかると思います。
    進歩の妨げになるのは途中で止めること。
    継続は力なり。

    「情熱」と「粘り強さ」を持つ人が結果を出す
    結局のところ「しつこいねん」って言われるくらい「こだわる」ことができるかやと思います。
    極めたいって思えたら情熱を持って粘り強く対応できると思います。

    「才能」では成功できない
    本書も才能を否定してるんやないんです。
    才能は要ります。
    別に天賦の才能が必要やっていうんじゃなくて普通に記憶ができて読み書きパソコンができるとか。
    記憶力ひとつとってもすぐに覚える人もおったらもひとつな人もいます。
    でも障害なく記憶できる才能があるならあとは度量のレベルやってことやと思います。

    「才能」とは「努力」によって「スキル」が上達する速さのこと
    「達成」は習得した「スキル」を活用することによって表れる「成果」のこと
    才能×努力=スキル
    スキル×努力=達成
    と定義されてます。
    僕はこの2つの努力は質が違うけどどっちも大切やって思ってます。
    やっぱり努力が2つ出てくるのもミソやと思います。
    努力できない人は達成できないんですよね。

    「意図的な練習」を続ける
    「どれだけ長時間取り組んだか」だけでなく
    「どれだけ集中して質の高い取り組みをおこなったか」が大事とあります。
    ①ある一点に的を絞ってストレッチ目標(高めの目標)を設定する
    ②しっかりと集中して努力を惜しまずにストレッチ目標の達成を目指す
    ③改善すべき点がわかったあとはうまくできるまで何度も繰り返し練習する。
    長時間かけるのは③のところなんですよね。
    闇雲に時間をかけても無意味やということです。
    ただ本書にもあるように「意図的な練習」は辛いんですよね。
    その辛いことができるようになるのは
    「努力の結果が出たことによる高揚感がクセになる」
    「困難なことに挑戦するのが好きな人たちもいる」
    ということなんやと思います。
    小さな目標を設定してクリアしていくことを体験していく。
    これが高揚感や好きになっていくということなんかなと思います。

    「まわりにやり抜く力を伸ばしてもらう」
    やり抜く力はもちろん自分自身で鍛えていく必要があります。
    ただ所属するチームや組織がやり抜く力を高いレベルで維持する集団であるなら。
    それは抜群の環境になります。
    僕は一番小さな組織は家族やと思ってます。
    その家族がグリットの文化を持ってないなら子供にとって不幸かなと思います。
    ただそれが即子どもの貧困が連鎖するというものではなくて学校やクラブといった所属するチームで変わることもできると思います。
    僕はそんな集団を地域に作っていきたいです。

  • 「天賦の才を持つ人」を神格化することで現状に甘えて努力することをあきらめる自分を許してしまう。そんな自分をこの一冊は真っ向から否定する。確かに才能も重要だが物事を達成することは以下の公式によって成立することから、才能よりも努力の方が物事の達成により寄与する。ただ、この努力も達成したい目的に近づくための「意図した努力」である必要がある。

    「達成=スキル×努力=才能×努力×努力」

    天才とは「努力もせずに偉業を成し遂げること」ではなく、「自分の全存在をかけて、たゆまぬ努力によって卓越性を究めること」である。

  • 心理学者が実験や取材に基いて導いた結論であるため、巷に溢れる自己啓発本より遙かに信憑性があり、説得力に満ちた内容であると感じた。
    子育てに活かそうと思って手に取った本であったが、諦めずに続けること、いつだって明日はある、という言葉に自分自身が励まされた。
    いくら努力してもやはり才能には勝てないのではないか、という疑問に対しても、才能よりも熱心に練習することの重要性を説いてくれている。
    目標をピラミッド型に書いてみる方法は、自分が目的と思っているものが本当に最終の目標なのか、それともその目標を達成するための手段なのかを分けるために有益なものだと思われる。バフェットが語った、優先順位を決めるための3段階方式は真似して試してみよう。
    ただがむしゃらに頑張ることが重要なのではなく、目的を持ち、最善な方法で努力することが重要だということは、自分自身にも、子供にも常に意識して行動するようにしていこうと思う。

  • あの人は天才だから、じゃなく。
    情熱と粘り強さ、絶対にあきらめない=やり抜く力が成功に向けては重要
    ▶人間は持っている能力のほとんどを使わずに生きている、だからまずやってみることが大事:この言葉は非常に納得感があった
    ▶特に動機の持続性。瞬発力ではなく、持久力。1,2年後も同じ位の情熱を持って取り組めているか?が大事
    ▶転んでも何度も起き上がる、それが希望となる

    ・分析で終わってはいけない、理論を組み立て実証してこそ、その次に進める

    ・努力しなければ才能も宝の持ち腐れ、努力をしなければスキルも頭打ち。
    ▶すべて努力によって様々なものに活かされる

    ・グリッドスケールをやってみて:
    粘り強さは4.2だが、情熱は3.2
    情熱とは、1つのことを長い間やり続けること
    ▶情熱スコアが低いことに少しショックを受けたが、読み進めると下位目標を転換しているだけかも、と少し安心した
    ▶ヒントを得るための第二章

    ・環境が人を変える
    ▶そこにいる今の自分が好きじゃないと感じた時は、環境を変えることが大事かも
    無力感は苦痛を回避できないと思う気持ちからくる

    ・興味は内省ではなく、外の世界と関わることで生まれるもの。もともと持っているもの
    発見→発展
    古きに新しいものを見つけた時、逆も然り、新たな興味になる

    ・漫然と時間を費やすだけでは上達しない、意図的な練習が必要→読書も一緒

    ・導き方次第で固定概念か、成長マインドかが変わる
    ▶才能を褒めるか?努力を褒めるか?
    ▶苦しみが希望に変わるか、無力感のままか?→子どもの頃にやれば出来る経験

    ・どうしたら身近な人のやり抜く力を伸ばせるのか?
    =要求は厳しいが、支援を惜しまない
    ▶厳しくも愛情を持って
    ▶興味を第一に考える

    賢明なフィードバックも同じ考え方
    更に良くなる点+あなたならもっと良いものが、期待しています、と期待を込める一言★

    ★良い方向に変えてやらなきゃなんて気負わなくて良い、心から相手のことを思ってしっかりと見守っていれば、ちゃんとそれが伝わって良い変化が起こる

  •  「情熱」と「粘り強さ」を持つ人が結果を出す
     要するにどんな分野であれ大きな成功を収めた人たちには断固たる強い決意があり、それが二つの形となって表れていた。
     第一にこのような模範となる人たちは、並外れて粘り強く、努力家だった。
     第二に自分が何を求めているかよく理解していた。つまり決意だけでなく方向性も定まっていたのだ。
     「才能」に対するえこひいきが弊害をもたらす可能性がある最大の理宇宇は単純で。「才能」だけにスポットライトを当てることで、他のすべてが影の覆われてしまう危険性があるからだ。
     自分が楽だから人を神格化する
     「あまりに完璧なものを見た時、我々は「どうしたらあんな風になれるのか」とは考えない」。その代わりに「魔法によって目の前で奇跡が起こったかの如く熱狂してしまう」。
     「哲学」がなければ失敗する。
     自分は人生で何をしたいかを明確にする
     ウォーレンバフェットの「目標達成方法」
     自分の目標を25個紙に書き出す
     自分にとって何が重要かをよく考え、もっとも重要な5つの目標に〇をつける
     丸を付けなかった20個の目標を目に焼き付け、この20個の目標には今後絶対に関わらないようにする。(気が散るから)
     現実が作用する「成熟の原則」
     新しい状況に適応し、その状態がすっかり定着することで自分のアイデンティティが向上する。→自分は一度決めたことはやり通す
     やり抜く力を強くする4ステップ
     興味:自分のやっていることを心から楽しんでこそ「情熱」が生まれる。必ずしも楽しいことばかりではないが、目標に向かって努力することに喜びや意義を感じることが出来ていた。
     練習:「粘り強さ」表われは、「昨日よりも上手になるように」と、日々の努力を怠らないことだ。
     目的:自分の仕事は重要だと確信してこそ「情熱」が実を結ぶ。自分の仕事は他の人の役にも立つと確信できることが重要
     希望:希望は困難に立ち向かうための「粘り強さ」だ。希望を持ち続けよう。

     エキスパートたちは「3つの流れ」で練習する
     ある一点に絞って、ストレッチ目標(高めの目標)を設定する
     エキスパートたちは既に特異なところをさらに伸ばすのではなく、舞台的な弱点の克服に努める。自分がまだ達成していない困難な目標を選ぶ。
     しっかり集中して、努力を惜しまずに、ストレッチ目標の達成を目指す
     エキスパートほど終わった後のフィードバックを熱心に求める
     改善すべき点が分かった後は、上手くできるように何度でも繰り返し練習する
     ストレッチ目標を完全にクリアできるまで、以前は出来なかったことが、すんなりと完璧にできるようになるまで。できないと思っていたことが、考えなくてもできるようになるまで。
     「意図的な練習」を毎日一人で何時間も行っている。ルーティンをきっちりこなし、習慣を忠実に守るのだ。
     楽観主義者は無力感を乗り越えられる
     楽観主義者も悲観主義者も同じように辛い出来事を経験するが、受け止め方が異なる。
     楽観主義者:自分の苦しみは一時的で億艇の原因があると考える
     悲観主義者:自分の苦しみは変えようのない原因のせいにして、自分にはどうすることもできないと考えてしまう
     鉄人は楽観的に考えるマインドセットが努力できるかどうかを決める
     マインドセット やればできるの研究
     脳は筋肉のように鍛えることが出来る
     知能や才能はトレーニングで大きく向上する
     楽観的に考える練習をすること:レジリエンストレーニング、ポジティブ心理学
     おとなも子供も「やり抜く力」が身につく4つのルール
     家族全員一つはハードなことに取り組む
     やめてもよいが、一度決めた期間はやり抜く
     ハードなことの内容は自分で決める
     あたらしいことでも、今やっていることでも、最低でも一つのことを2年間は続けなければならない
     暗唱でやり抜く力を伸ばす

  • 情熱を傾けられる仕事や活動を見つけるには、何年、何十年と時間がかかることもある。そのなかで、少しでも興味をもったことは何でも積極的にやってみよう。

    営業でも、プログラミングでも、料理でも、登山でも、なんでもいい。その時々に興味あることを試していくなかで、自分の好きや得意を探り、最後は「これだ!」と思えるものを見つけよう。

    僕は読書が大好きなので、いろんな分野の本を読むことに挑戦してみます。


  • (社会人3年目〜4年目くらいに読んだやつ)

    プレイヤーも管理者も読んでいい本。

    私は次は親になる前にまた読みたい。

  • 私が求めていた賢明な子育ての最たる要素がついにこの本で解き明かされた。やり抜く力である。自分自身にも思い当たる節が大いにある。私も自分の興味を掘り下げてやり抜くことを新たに見つけたいと思い至った。伸ばし方が具体的に書かれていて、子育てにも自分にもすぐに活かせる。素晴らしい良書。

アンジェラ・ダックワースの作品

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