元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術[改訂第3版]

著者 : 吉田利宏

• ダイヤモンド社 (2016年5月27日発売)

作品紹介・あらすじ

憲法、民法、刑法、行政法をカバー、スラスラ読めて、わかるようになる!累計6万部突破の法律入門書のベストセラーが最新の法改正と刑法を盛り込み大幅リニューアル!

感想・レビュー・書評

[どくしょくまさんの感想 · 2021年2月2日]

一般的な法律の構造から始まり、法律の"文法"を含めた法律の読み方の下地を述べ、憲法→民法→刑法→行政法へと進んでいく。
全体として、法律がどういう役割を果たすのか、それをどのように考えて世の中の出来事に適用していくのか、という考え方のベースを作ってくれる本。

憲法というと自分の人生において少し遠いところにある存在と感じていたが、実際には国民が作り上げ、維持していくべき一番身近なものであることが分かった。
抽象的な内容ではあるけど、しっかり自分の中で消化したいと思う。

民法は財産法・身分法からなる。条文を読んでいて面白いと思ったのは身分法(家族のいろいろが定められているところ)の項目。
諸々のやり取りにおいては民法的思考が役に立つと思うので、適宜条文に目を通しながらリーガルマインドを養いたい。
刑法は、第一編に総則として刑罰の種類とその課し方が、第二編に罪の種類が書いてある、というのは意外であった。感覚的には、罪が定義されそれに対する罰が規定される方が流れ的には自然に感じる。そこら辺はこれから興味がもっと出てきたときに具体的に勉強しようと思う。

[pupuponさんの感想 · 2021年4月8日]

記憶に残り、挿絵でクスッと笑える本。スイスイ読めます。
他の本で、途中で寝落ちしたり飽きたりして、何度読んでも中途半端だった基礎部分の理解の助けになった。ここで下地を作って法律を学ぶ。まさに法律を学ぶ技術って本。

[せるげいさんの感想 · 2024年2月25日]

元内閣法制局員だけに、法律の読み解き方がわかりやすく説かれている。
行政法のくだりが厚いのは著者ならではなのか。

[みょうがさんの感想 · 2023年9月2日]

法律の条文の仕組みや読み方のコツが書かれており、初めて法律を学ぶ者が読みやすく書かれている。
後半は憲法、民放、刑法、行政法の解説だが、大まかな考え方が載っているだけなので個別に学習が必要。
良くも悪くも初心者向け。

[nakabookさんの感想 · 2023年1月23日]

教養のために手に取ったが、非常にわかりやすく説明されており、法律に関する心理的距離感が縮まった。時折り挟まれるふわっとしたイラストにも好感。

[momodusさんの感想 · 2022年11月20日]

何も残らなかった。

[conoki69さんの感想 · 2022年3月6日]

書名どおりの内容で、私のような法律の苦手な者でも、事例や図解を用いて丁寧に説明してくれています。ただし、さすがに刑法は難しかった。

[麻箒（あさほうき）ここさんの感想 · 2022年2月10日]

【読了メモ】法務部の人とお仕事することがあるので、勉強のため読んだ。

[グリエルミンピエトロさんの感想 · 2021年11月7日]

法律を読むうえでの考え方や注意すべきポイントなどについて、わかりやすくまとめられている。時々描かれている挿絵がシニカルで面白い。
同じように見える単語の細かな違いも記述されており、法律そのものへの理解が深まると思う。
個人的には選挙の一票の格差についてよく出る「違憲だが有効」という判決の解説が非常にためになった。

[jianmiyouさんの感想 · 2021年11月3日]

「法律ってこんな構成になっているのか」と掴めてきます。

[さけさんの感想 · 2021年11月3日]

法令入門のほうが総論的だった

[れいちぇるんさんの感想 · 2021年4月29日]

法律を学ぶ上で、入門書として、まずこれに目を通してから取りかかると学びが深まると思う。

[John Johnsonさんの感想 · 2021年4月7日]

初学者向けには最適。

法律の全体像のつかみ方、読み方、図解が特に勉強になった。

PART3の法律編(憲法、民法、刑法、行政法)はホントの概要だけだが軽く頭に入ってるとその後の学習の助けになりそう。

[shinko1001さんの感想 · 2021年1月18日]

法律を学ぶ最初で教わるような内容がわかりやすくまとまった本でした。
（おおむね知っていることだったので一安心・・・）

[松阪さんの感想 · 2021年1月2日]

法律の勉強を始めたくて読んだ本。
資格用のテキストとは違い、法律の考え方、学び方が書かれているので、スラスラ読めました。
ちょっとした読み物としてもおもしろい。
法律を少し身近に感じられるようになりました。

[YABUKI Yukiharuさんの感想 · 2020年12月11日]

第2版は買ったが、第3版がでているのか。

[dattannjinnさんの感想 · 2020年11月3日]

法的に思考するための、初心者向けの教科書として読まさせて頂きました。現役社労士の方推薦です

[gym64741さんの感想 · 2020年9月7日]

元衆議院の法制局に勤務していたキャリア官僚が、自らの経験を基に記した本。法律の知識を伝えるのではなく、リーガルマインドと呼ばれる法律的な考え方や感覚を身に付けてほしいという思い入れのもと書かれている。

[monta928さんの感想 · 2020年8月14日]

難解な法律の概念や考え方を分かりやすく噛み砕いて説明されている良書。

とはいえ法律にこれまで縁のなかった人々が最初に手にする本としてはやや難易度高め。

法学部卒で数年ぶりに法律の勉強をしようと考えた私にとっては、内容を思い出す良い導入となった。大学時代にこの本があれば…とも思う。法律関連の資格勉強を一から開始するなどの方は必読。

この本で主張されているリーガルマインドという概念は、ロジカルシンキングにも通ずるものがあり、日常で活用できる汎用性の高いスキルがとも思う。

[れもんさんの感想 · 2020年7月14日]

法律系のテキストを読む前の緩衝材としてオススメ！
さらっと読めて、例えもわかりやすい。
一般人から法律家への橋渡しをしてくれる一冊。
独特な法律用語、漢字の読み方、言い回しなどの法律を読み解くための基礎知識と、各法の大まかな役割などをやさしく教えてくれる良書。

著者プロフィール

元衆議院法制局参事

「2022年 『新法令用語の常識　第２版』 で使われていた紹介文から引用しています。」