私たちはどこまで資本主義に従うのか 市場経済には「第3の柱」が必要である

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478065204

感想・レビュー・書評

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  • ミンツバーグ先生の著書を読んでみたくなって読了。
    先生は資本主義社会のしばらくのバランス不均衡に大変お怒りでありました。
    創発戦略においてもトップダウンとボトムアップの均衡によるアウフヘーベンが大事という主張の持ち主だったように記憶しているので、3つのセクターのバランスが崩れている現状への嘆きは説得力があった。
    これからはコミュニティシップが重要という主張もアラブの春などの事例を鑑みて、不思議ではなかった。
    これは2015年に書かれたものだが、2019年現在ではSDGsというような活動もあり、そこにどう主体的に絡んでいくかが大事なんではないかなぁ。

    はじめに 社会問題を解決するのは誰か
    第1章 アンバランスの勝利
    第2章 資源をしぼり取らずに、知恵をしぼる
    第3章 バランスの取れた社会に必要な「第三の柱」
    第4章 抜本的刷新
    第5章 問題を抱えた世界におけるあなたと私と私たち
    終章 アンバランスへの不満と変革への提言
    補章 コミュニティシップ:社会を変える第三の力

  • 原題はrebalancing societyということで、政治と企業の牛耳る社会を、第三セクターNGOなどでバランスのとれた世界に変えていこうとの主張。
    確かに今の社会が資本主義に進み過ぎている感じは受けます。新しい見方を与えるという意味で本書はなかなか有用。
    しかし、第三セクターが本当に有効になることについてイメージが湧かなかった。また、個人としてどうすべきかということもよく分からなかった。
    企業のリーダーシップとして、独善的アプローチよりもコミュニティ重視がうまくいくということについてはなんとなく賛成である。

  • ミンツバーグが説く政府・民間に次ぐ第三の柱、多元セクター。政府と民間の二項対立ではなく、そこに多元セクターであるコミュニティ等が成立することが資本主義・市場経済が活性化すると主張する。経営学者であるミンツバーグから見た経済学という印象を持った。

  • 企業と政府だけでは社会の問題は解決できない。経営学の巨匠・ミンツバーグが、視野を社会全体に広げて語る。

    はじめに 社会問題を解決するのは誰か
    第1章 アンバランスの勝利
    第2章 資源をしぼり取らずに、知恵をしぼる
    第3章 バランスの取れた社会に必要な「第三の柱」
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    第5章 問題を抱えた世界におけるあなたと私と私たち
    終章 アンバランスへの不満と変革への提言
    補章 コミュニティシップ:社会を変える第三の力

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