大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法

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制作 : 門田 美鈴 
  • ダイヤモンド社 (2016年12月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478068557

大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法の感想・レビュー・書評

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  • 著者は仕事を大きく分けてディープワーク(注意散漫のない集中した状態でなされる職業的活動)と
    シャローワーク(知的思考を必要としない、補助的な仕事)のふたつにわけています。
    で、当然のことながら、いかにシャローワークを減らして、
    ディープワークに振り向ける時間を増やすか、その方法を語っています。

    その中で著者の造語かと思うのですが「最小抵抗の法則」というのがあります。

    「人は様々な行動の純利益への影響に関し、明確なフィードバックがなければ、その時点で最も容易い行動をとる」

    うまい言語化ですね。私を含め、ほとんどの人間って、たいてい「やるべき行動」や「やったほうがよい行動」は、していない。実は「やりやすい慣れた行動」をしていますよね。出来るだけ「変化」という「抵抗」が一番、少ない行動を選ぶようになっている。つまり、たいていの場合「純利益増大のために生産性を上げる」とか、という本来の目的とは、関係のないところで意思決定して行動をしている。容易いシャローワークばかりに時間をとられて、ディープワークが出来ていない、ということですね。確かに!と反省しきり!!

    で、どうすれば良いのか???そのあたり気になる方は本書を読んでいただくとして、その本題とは、ずれますが、本書の中に、ある建築家の「人間の能力を最大限活かすオフィス」の構想という記述があって、面白いので、そのまま書き写して引用いたします。

    その建物は、5つの部屋が1列に並んでいる、幅の狭い長方形の平屋だった。共有の廊下はなく、部屋を通って次の部屋へ行くしかない。

    最初の部屋は、ギャラリーだ。この部屋はディープワークの実施例が入るはずだ。使用者を鼓舞し、「健全なストレスと同僚のプレッシャー」の文化を作り出すためだ。

    ギャラリーを出ると、次はサロンに入る。ここでは、上質のコーヒーと本格的なバーが利用できる。長椅子とWi-Fi端末もある。サロンは「強い好奇心と議論の間をさまよう」雰囲気を醸し出すように作られている。討論し、「熟考し」さまざななアイデアを深める場所なのだ。

    次は書斎に入る。この部屋には、この機構で生み出されたすべての記録が常設してある。むろん、書籍やこれまでの作業に使用された情報源なども備えられている。必要な情報を収集するためのコピー機やスキャナーも入れられる予定だ。書斎は「この機構のハードディスクドライブ」である。

    次の部屋は、オフィスだ。ホワイトボードの他、間仕切りで区切り、デスクを備えた作業スペースがいくつかある。「オフィスは低強度の活動のため」としている。プロジェクトに必要なシャローワークを行う場所ということになる。オフィスにはデスクとともに管理者がいて、使用者を手助けして作業効率を向上させ、能力を最大限発揮できるようにする。

    最後の部屋は「ディープワーク区画」が集まったものだ。各区画は分厚い防音壁で守られる。「ディープワーク区画の目的は、完全に注意を集中し、仕事の流れが中断されないようにすることだ」内部で90分過ごしたら、そのあと90分休止し、これを2.3回繰り返す、その時点で、人の脳は一日の意識集中の限界に達する。

    う~ん。オフィスというよりも、自分の家をこのように、改造したい!
    と思ってしまいますね。
    おっと、これも、この本の本質とは離れた、シャローな読書でしょうか(笑)
    2017/11/21 12:11

  • 「さっさとSNSやめろ!!!」って怒られ続ける本。ごめんなさい。やめます。

  • 個人的に良かったフレーズは「生産性の代用としての多忙:仕事において生産性や価値があるとはどういうことかを示す明確な指標がなければ、多くの知的労働者は工業における生産性の指標に戻っていく」というもの。
    身近な指標ではなく、本質をとらえた指標を追いかける必要がある、些末な仕事をしないということにつながる。

  • どうやって、デープワーク(クリエイティブな仕事)をするかについて書かれている。
    実際にディープワークをしている人の例はかなり興味深かった。
    しかし、手法については、それほど突飛なことは書いておらず、至極当たり前なことを書いていたため、強く引き付けられる一冊ではなかった。

    ただ、あらためて、ディープワークが必要だなと感じたので、最近マルチタスク気味になっている人は読んで見てはいかがでしょうか?

  • よく読むと良い本だとわかる。どうやって集中するかが大事。

  • 2017/5/7
    シャローワークをすてディープワークをしろ:機械や他人に代替されない目標をたて、それを遂行するために必要なアクティビティを絞れ、それ以外のことは覚悟を持ってするな
    ディープワークスキルを磨け:早く深くキャッチアップし、早く高品質にアウトプットすることが今後求められる、この能力がディープワークスキルでありこれは、目標への集中(意図的な練習)とフィードバックで伸ばせる

  • 注意力を妨げるツールに囲まれた時代に凄く刺さる良い本だと思いました

  • 集中して仕事や勉強などに取り組める環境・時間(ディープ・ワーク)をいかにして作るか。

    インターネット、特にSNSはディープ・ワークにとっては大敵とも言える存在。

    うまく付き合えば有用なツールにもなりますが本当に自分が取り組むべきことを集中する為にはその付き合い方を一度見直すべきかもしれません。

    大変、興味深く面白い内容でした。

    おすすめです。

  • ソーシャル・メディアは制限なく使用すると、ディープ・ワークを著しく妨げる

  • 成果を最大化する働き方とは、費やした時間*集中度で求められる。
    そしてその集中度を上げるために必要な事が本書で書かれたディープワークであると言っている。

    ディープワークとは、中断せずに思考を集中させて課題を深く考えることだと理解した。
    そしてそのようなディープワークが価値を生み出す源になっている。

    その反対に、あまり知的思考を必要としない、補助的な仕事で、注意散漫な状態でなされることが多い。
    こうした作業はあまり新しい価値を生み出さず、誰にでも容易に再現することができる様な仕事を社ロー枠と定義している。
    メールのやり取りや、Facebook、twitterなどの業務を邪魔が入る事で仕事がたびたび中断してしまうのが常態化しており、ディープワークをどんどんシャローワークに変えている。

    わけっている事が多く書かれていたが、実践するのは難しい。強い意志と目的を持って仕事に取り組むという心構えが必要だと思った。

    ディープワークの3つの利点
    神経学的利点:楽しいことに意識を向けなければ、苦しみの中にも喜びを感じる事が出来る
    心理学的利点:ディープワークはフロー状態を生み出す
    哲学的利点:仕事の意義を生み出す

    何事にも邪魔されずに仕事をする18の戦略
    ・週のうち3日、スケジュールに「未定」と言う「予定」を入れる。
    ・「集中スタート」の儀式としてコーヒーを飲む
    ・ドアを閉められ、こもれる小部屋で仕事をする
    ・一人で仕事をしない
    ・集中時間のスコアを付ける
    ・自然に触れて脳に休息を与える
    ・あえて退屈な時間を過ごす
    ・厳しい起源を自分に課して公言する
    ・生産的に瞑想する
    ・トランプのカードを覚える
    ・ネットワークツールは20対80の法則で
    ・SNSは30日間止めてみる
    ・楽しみのためにネットを使ってはいけない
    ・罫線ノートで1日をブロックに分けて予定たてる
    ・すべての活動の深度を評価する
    ・ムダな者ローワークに「No!」と言う
    ・5:30までに仕事を終える
    ・「いかがでしょうか?」のメールに返信しない

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大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法の作品紹介

現代の知識労働者はSNSやメール返信などに追われ、仕事時間の6割は中身のない「シャロー・ワーク」に奪われている! 気を散らさず本当に大事なことに集中する「ディープ・ワーク」ができれば、大きな成果を上げられる。そのための方法を、著者自身の実体験と認知科学や心理学の根拠を示しながら具体的に伝授する。

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