遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣
- ダイヤモンド社 (2016年2月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478068571
感想・レビュー・書評
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全部を読まないのは当たり前の読書方法。また、理解するのに一ヶ月以上必要とする本を早く読む方法については触れられていない。対象としている分野が狭すぎるのでは。
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いくら熟読しても実際には内容を忘れていることが多く、100%を写し取るのではなく価値のある1%、1行との出会いを見逃さないような読書の仕方をするべきであるという読書方法論を提示している本。その上で、生活習慣の一部に取り入れられるように読むタイミングと、読んだ本のレビューを短文で書きインプットとアウトプットのフロー効率を促している。最近流行っているミニマリストや断捨離術の読書版という印象。読書改善したい人には1度読んでみる価値はある。
この本は自分が習慣化できているかどうか確かめるという意味で、定期的に読み直すが必要あります。 -
【きっかけ】
・遅読家が速読家になれるかも?
・東大読書以外の読書術に興味があった
【テーマ】
「100%を写し取る読書(熟読)」から
「1%にめぐり合う(流読)」へ
【あらすじ】
すべてを頭に叩き込むことを前提とした読書ほどムダなものはない。(p.32)
遅読家だった著者、印南敦史氏はなぜ年間700冊を読めるようになったのか。そこにはそもそも遅読・速読という概念はなく、「熟読の呪縛」から抜け出すことが大事なのだという。
本書では、
・呪縛からの解き放たれ方
・読書習慣の作り方
・読書体験のストック方法
・流し読みのやり方
・選書・管理術
まで読書を楽しむためのメソッドが学べる贅沢な一冊。
【わかったこと】
・印南敦史という人間を知ることが出来た。ライフハッカー書いてる人やとは…
・世の中の9割の本は熟読しなくていいということ
・読書をする過程を楽しむことが大事だということ
【自分はどう変わったか】
・熟読の呪縛から解き放たれ、本の内容を早く理解出来るようになった。(読書スピードが上がった)
・ワンラインサンプリング法を使えるようになった。(感想が書きやすくなった)
【今後どう生かすか】
・ワンラインサンプリングは今後も感想のテーマやあらすじを書くときに利用する!
・本の目次をまず読んで読みたいとこから読む!読まないところもあっていい!
【まとめ】
遅読家のための読書術とは、本を「いかに読まないか」ということだった。 -
二時間かからず読了。
ゆっくり読むから頭に入るわけではないという理屈はある意味正しい。読了語に頭に残るのは1%もないんだから、マーキングしたり書き込みするより、一行で要約を掻き出す方がよほど役に立つという考え方はおもしろいかもしれない。読まない本を大量に抱え込んでいても役に立つことはないという指摘は、ぼくもそれに悩んでた一人。
上方を抜き取るのが目的なら拾い読みは効率的だが、小説でなくても文体を読むという読書法もある。あれこれ考えながら読めばどうしても遅くなるし、書き込みしたくなる。書き込みは再読が前提。再読するアテが無くても、もし場所が許すならという前提で、背表紙だけ眺めててもその本の気分が蘇るということはある。
人それぞれに読み方がある。 -
「真面目に読書をしすぎている」という指摘にハッとさせられました。私も音楽好きなので「音楽を聴くように本を読むのが読書との良い距離感ではないか」という部分、とてもシックリきました。
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途中まで、「多読方法論なのかな、読書することが目的化しちゃってる本なのかな」と思いつつ読んでました。
確かに方法論も書かれているんですが、作者の思いに共感できたので星4つで。
「本がなくても生きていける」けど、「やっぱり本がある生活のほうが、ない生活よりはずっと楽しい」!(196ページ) -
どういう思い込みで本を読んでいたかに気づけた
これからはサクサク読めそう -
この著者のレビューを読んで、よく読む本を選んでるなと思い読んでみた。アウトプットの方法を模索していたが、この本を読んで読書感想ノートをつける気になった。