経済は地理から学べ!

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著者 : 宮路秀作
  • ダイヤモンド社 (2017年2月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478068687

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経済は地理から学べ!の感想・レビュー・書評

  • 地理を知ることは世界を知ることだった。本来教育の目的は、正解を教えることではなく正解を見つけられるようにすることや選択肢を増やすこと。

  • 土地と資源、気候、風土、人口。経済が発展するにはそれなりの理由がある。より多くの食料を生産できる国は、人口が多い。人口を生かした労働集約型の産業が発展する。
    経済大国の条件は機械と自動車の輸出が多いこと。また、当たり前の様に水が飲めることの幸せであったり。

    予備校の人気講師が書いた本だからという訳ではないですが、分かりやすかったです。

  • あまり経済という感じでもないが。

  • なかなか、面白い!
    でも、ちょっとだけ若い人向けかな。
    と思ってたら、著者は予備校の先生やん。

  • 地理とは地球上の理

    知識がつながりひとつの物語となる。

    現代社会そのものを学ぶ

    地理と歴史はクルマの両輪


    経済は土地と資源の奪い合いがベース

    景観
    地理学では様々な要素が関わりあって物語が成り立つこと

    視点
    1 自然 エネルギー
    2 スケールメリット
    3 資源 地勢リスク
    4 距離 物理、時間、経済、感覚

    良い土地
    面積が広い、雨が多い、鉱物資源豊富

    立地
    パートナー、時差、流域の河口
    人手か機械か
    パイプラインと地勢リスク

    資源
    発言力、レアメタル、アルミと電力

    貿易
    物流距離とコスト、同じ国で輸出も輸入も
    航空連合とハブ&スポーク路線

    人口
    日本は教育と人口ボーナスで資源不足を補う
    米の人口支持力、アジアの台頭
    東京、大阪、名古屋と平野や遠浅海岸
    神戸、横浜の港湾都市
    人口密度とインターネット

    文化
    資源がないと奪い合いではなく協業
    食文化、芋と豚、ニュージーランド酪農
    世代交代が持続可能な経済発展の最重要
    インドにも牛肉食ニーズは2億人

  • 書き方が面白く、興味がありそうな分野を中心としてるので、楽しく読めた。

  • 地理学の面白いところをかいつまんだ本という感想。朝に1,2くらい記事を読めばいいのでは?という感じ。

    ただ、賃金や要素賦存量の話は経済学でゴマンと行われているのに、それを援用して「地理学で経済も説明できる!」と言ってしまうのは拡大解釈というか、傲慢ではないだろうか?

    イマイチ地理学のことがわからなかったが、学問的体系がなさそうな分野だと感じた。

  • 最近、地理や地政学の本が増えてきた印象があります。私も大学で地理を専攻していたからかもしれませんが。地理学入門の序章という感じでしょうかね。(経済地理学は深掘りするともっともっと面白いですよ!)
    この本に書かれている通り、地理は自然科学にも人文科学にもまたがる学際的な性格を持つ学問分野です。歴史、哲学なども同様です。
    地理学的な見方でものを見ると、また違った視点で考えることができて面白いと思います。農業の分野についての記述や感覚距離が遠い国の話は興味深く読みました。
    著者もあとがきで書かれていましたが、大学入試で地理が必須でない学校が多いために、高校でも地理を教えていない学校も多いのはとても残念なことです。
    著者は代々木ゼミナールの先生ですので、高校生や中学生にぜひ読んでもらい、地理の面白さに気付いてくれる方が多くなるといいなと思います。

  • 代々木ゼミのカリスマ講師が執筆した「地理」という学問をもっと大きな視野から捉えて、そこから特徴的な国の経済を解説した作品、。
    「地理」というと自分も学生自体の暗記科目で、世界一長い川とか生産量一位の国などをバラバラに覚えるだけのイメージであったが、これらの情報をつなぎ合わせることで、それぞれの国特徴を捉えている点は非常に面白い視点であったが、個人的には内容が薄い感じがした。
    もっと「地理」的側面を掘り下げて各国の特徴を掘り下げて、そこから現在の経済につなぎ合わせると面白い作品になると思った。筆者が経済ではなく地理の専門家なので、経済的な側面での薄さが出てしまっているのかもしれない。

  • 私は歴史が好きです。世界がどのように発展したのか、覇権がどう推移したのか近代の歴史は全て記録されています。
    世界の国を旅するにあたりこの歴史を知っているかどうかで旅の深みが変わります。そしてその歴史と双璧をなすのがこの地理なのです。国と国の関係、産業の発展、気候、宗教、民族、移民、すべて地理に基づく理由があるわけです。
    自分もまだまだ知らないことがあってなるほどと思うと同時に世界への興味がさらに増しました。おすすめ。

  • 決して浅いわけではないのだけど、深くはないんだよね…。
    例えば、P52からのスペインに関する記述で、スペインは「ヨーロッパにおいて比較的賃金水準が低い国」だったから、「ドイツやフランスの自動車企業はスペインの低賃金労働力を活用すべく、生産拠点として多くの向上を進出させる」とあるのだけど、ではなぜドイツやフランスに比べてそもそもスペインは賃金水準が低かったかの説明はなし(解説がある国もある…P63でメキシコにはちゃんと「アメリカ合衆国ほど労働組合が強くないので、賃金上昇の抑制が働く」っていう解説があったりする)。
    また、2004年に自動車生産台数が減少した話からいきなり2015年の話にすっとんでしまい、その間の2012年の欧州債務危機でスペインが大変だったことへの言及がない。
    「経済」を掲げているのに、ちょっと説明が荒すぎるのではないのかな?という思いは、他の国の解説でもそこここに感じられた。第5章の「文化」のあたりになると、もう雑学本な感じが否めなかったし。参考になるところもあっただけに、残念な感じが強く残りました。

  • 経済=4つの距離
    物理距離=出発地~目的地
    時間距離=移動にかかる時間
    経済距離=移動にかかる費用
    感覚距離=同じものを見ていても違う感覚を持つ

    地理=現代世界そのものを学ぶ科目
    地理&歴史=自動車の両輪/どちらも必要
    2022年度高校=地理総合&歴史総合/必修

  • 教科書のように硬い感じではなく、筆者のなかでの恐らく厳選したトピックスを紹介する内容でし。

    世の中の全く関係ない無さそうなことでも、実は繋がっているとことを書いてあり、それを紐解く補助線を筆者は提示します。

    気に入ったのはドイツの気候と料理の話。ジャーマンポテトとウインナーとビールには理由があったとのこと。
    気になる人は是非読んでみてください。

  • 高校時代から社会科の地理という科目が好きだった私は、本のタイトルにその言葉を見つけると、思わず手に取ってしまいます。この本は関東地方での三大予備校の一つである、代々木ゼミナールの講師をされている宮路氏によって書かれたものです。表書きに「地理とは、地球上の理(ことわり)」と書かれていたのが印象的でした。

    ニュースや新聞には毎日、経済に関する情報があふれていますが、その有名なものを「地理」という観点から解説をしています。地図で読み解く44の視点、面白く読むことができました。

    以下は気になったポイントです。

    ・自然地理を学ぶことは、地球が人類に与えた「土台」を学ぶことであり、ひいては経済活動の理解にもつながる(p14)

    ・スケール(規模)が異なれば見えてくるもの、見なければならないものが変化します、「スケール」を正しく捉えることで経済が見えてくる(p21)

    ・世界の包蔵水力を見ると、中国・アメリカ・・ロシア・ブラジル・カナダの上位5カ国で51%をしめる、上位10カ国で3分の2、水資源も世界中で一様に手に入らない(p23)

    ・経済は、人・物・金・サービスの「動き」といっても過言ではない、その動きの理解に、距離の概念が役立つ。物理距離以外には、時間距離、経済距離、感覚距離がある(p26)

    ・資源とは本来、付加価値がないので価格は安い、そのため輸送費が相対的に高くなり、飛行機で運ぶには割が合わない。地理学は、地政学を学ぶのに最も適した学問(p36)

    ・ライン川は北海へ、ドナウ川は黒海へ流れ込む、ライン川にはマイン川という支流があり、そのマイン川とドナウ川は、マイン=ドナウ運河で結ばれている(完成1992)、つまり、北海と黒海が1本の大動脈で結ばれている(p44)

    ・オランダがロシアの最大貿易国である理由は、欧州市場へ供給する玄関口がオランダだから(p45)

    ・イギリスがECに加入した1973年当時、オーストラリアの最大貿易相手国はイギリス、イギリスが欧州に経済的な意味を見出したことから、オーストラリアは近隣のアジア・太平洋諸国とのつながりを重視せざるを得なくなった(p50)

    ・インドは1991年より市場経済を導入し開放経済となった、2000年以降は外国企業の参入が増えた(p59)

    ・インドの中間層は25%程度であるが、母数が大きいので人数は3.3億人であり、これはアメリカ合衆国の人口に匹敵する(p60)

    ・メキシコは45カ国以上(EU含む)とFTAを締結している、日系企業は日本で作ってアメリカに輸出すると関税がかかるが、メキシコで作ってアメリカへ輸出すると関税がかからない(p64)

    ・輸出統計で、1位機械類、2位自動車となっている国が多い中で、そうなっていない国は、中国・フランス・インドなどがある(p66、71)

    ・ダイヤをダイヤで磨く方法はベルギーで発明され、それ以降、美しくもないただの石が宝石として価値を持つようになった(p70)

    ・2009年3月(CIS脱退した年)に、グルジア政府は日本政府に対して、国名表記をジョージアにするように要請、日本政府は2015年4月の法改正で、そのように呼ぶようになった(p78)

    ・パイプライン建設は2003年から始まり2005年に完成、バクー・トビリシ(ジョージア)・ジェイハン(トルコ)の頭文字をとって、BTCパイプラインと名付けられた(p83)

    ・河川水は、陸水(全体の2.5%)のうち、0.006%である。現世界では約7億人の人たちが、水不足の生活を強いられている、水不足は食料不足に直結する(p87)

    ・国土全体において水道水を安全に飲める国は、世界に15カ国しかない、フィンランド・スウェーデン・アイス... 続きを読む

  • 大きな括りで束ねた短い話が詰まっている。ちと物足らない。さほど掘り下げていない内容、「なるほど!」と思わせるヒントもあまりない。
    この手の話が好きならベストセラーになった「銃・病原菌・鉄」がマクロ的な地理と経済の関係を知ることができる。

  • 代々木ゼミで地理を教える著者による地理の見方を教えてくれる一冊。
    歴史に関する本はよく読むのですが、地理は学生時代からあまり好きになれませんでした。覚えることが多いだけで、広がりがあまり感じられなかったからだと思います。
    しかし、最近は、竹村公太郎さんの著書や「ブラタモリ」を見ていると、地理の重要性が今になってわかってきます。歴史と関連付けて覚えていけば、きっと歴史ももっと面白かっただろうなあ、と少し後悔しています。

    もう少し地理の知識を身につけ、いろいろな角度から歴史に限らず見ることができればなと思います。


    ▼地理=Geography
       =ラテン語の「Geo(地域)」+「Graphia(描く)」からなる合成語
       =「地球上の理」
    ▼経済とは、土地と資源の奪い合い
     土地と資源には限りがある。有限だからこそ、需要と供給によって価値が決まる
    ▼自然環境に最適な形で、人間の文化が発達する
    ▼経済は「4つの距離」で動く
     「物理距離」「時間距離」「経済距離」「感覚距離」
    ▼20世紀は「石油の世紀」、21世紀は「水の世紀」
     水道水が飲めるのは世界で15か国。日本は水資源が豊富な国
    ▼日本が持つ「2つの強み」:教育水準の高さ、人口の多さ
    ▼人口の増加に欠かせない2つの要素:就業機会と食料供給量
    ▼地理とは「現代世界そのものを学ぶ科目」
     自然環境がわかれば、それを背景に展開される人間生活が見えてくる。人が集まり地域が形成され、そこに経済が生まれる。そして地域は結合して国家となる。

    <目次>
    序章 経済をつかむ「地理の視点」
    第1章 立地:地の利を活かした経済戦略
    第2章 資源:資源大国は声が大きい
    第3章 貿易:世界中で行われている「駆け引き」とは?
    第4章 人口:未来予測の最強ファクター
    第5章 文化:衣食住の地域性はなぜ成り立つのか?
    特別付録「背景がわかれば、統計は面白い」

  • 最近の情勢も踏まえてあるのがよかった。また、予備校講師の書いた本ということで、面白さを伝えるとはどういうことか、参考にしたいと思って読んだ。自分はこの内容を面白いと思う。しかし、この本を手に取る時点で、元から地理か経済に興味を持っているか、学ぶべき目的意識を持っている人だろう。面白さを伝えるということ、一つの答えとしては、営業と同じで、人間を売るということか。何かこの人に学んだら面白いものが見えてきそう、と思わせること。

  • 自然環境がわかれば、人間生活が見える。人が集まり地域が形成され、そこに経済が生まれる。金言。確かに、日本人は歴史好きは多くても、地理好きは少なめかも。

  • 地理を学び経済を知る。
    受験のためだけの地理はもったいないと思いました!!
    読むべき本です( ^ω^ )

  • 地理が面白い。歴史の必然が繋がる。地理勉強しよう

  • 請求記号:332.9/Miy
    資料ID:50086058
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

  • 大人のための地理の入門書。浅く広くという感じ。

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経済は地理から学べ!の作品紹介

地理から学ぶ、経済のしくみ。経済とは、土地と資源の奪い合いである。地理を学ぶとは、地形や気候といった自然環境を学ぶだけではありません。農業や工業、交通・通信、人種・民族、宗教、言語、村落・都市、貿易にいたるまで、現代世界で目にするありとあらゆる分野を学びます。世界の本質を「地理」から学ぶ!

経済は地理から学べ!はこんな本です

経済は地理から学べ!のKindle版

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