好きなようにしてください―――たった一つの「仕事」の原則

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著者 : 楠木建
  • ダイヤモンド社 (2016年2月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478068878

好きなようにしてください―――たった一つの「仕事」の原則の感想・レビュー・書評

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  • 意識高い系のおにーさんおねーさん達を「好きなようにしてください」とぶった斬り続ける本。
    比喩の仕方が面白くて参考になった。総合格闘技だったりハゲだったり。

    心当たりが疲れた時に再読する

  • またまた職場のHちゃんに「ふくだにぴったりだよ」って貸してもらった本。相変わらずセンスいーぜ。ほんとありがと。
    雰囲気はかっる~い本なんだけど、けっこうバイブル的に読み直したくなるかもで、きっと自分でも買うと思う。

    一言でいうと、キャリアや仕事に悩む有象無象の輩の質問に対して、その無駄なプライドをばっさり切って「好きなようにしてください」と言い続ける本。
    この本がいいのは、肩書で言ったらキャリアをバリバリ語りそうな筆者が、結局はなんだっていいんです、流されたっていいんです的なスタンスでものを語って、意識高い系に影響されまくってる質問者たちをバシバシ切るところです。痛快です。

    この筆者、けっこう本性は中二病的なところがあると思う。自分はテキトーなんですよすいませんねと言いつつ、他者が突っ込み入れづらい程度の高度な知識を回答のそこここに散りばめてます。これって学者だからというより、高度な中二病のテクニックなんだよね(ふくだ自説)。自分を下げてるようで相手の論理の破綻を示したり、相手よりもっと深い知識を提示したりする。これはもんのすごい自意識の高さの表れです。でもその高さを学者レベルまで高めた知的な方なのですよ、たぶん。だからとても親近感を持ちました。(あ、私は残念ながら高度なテクニックを持ち得ていない中二病人間っす、念のため。)

    で本編に話を戻すと。
    読んで覚えてるポイント、筆者の一貫した主張は以下かな。

    ・環境ではなく仕事の内容で考えろ
    ・スキルじゃなくて、稼げる力をつけろ。スキルなんて陳腐化する。稼げる力=Revenue増加かCost低下に貢献できる力を持てる人間になれれば強い。
    ・自分が幸せで、ストーリーをキラキラと語れるなら何やったっていい。逆にストーリー語れないなら意味がない。
    ・仕事は誰かのためにやるもの。自己満足では意味がない。

    ほかにも面白いこと言ってたと思うけど、こんな感じでした。私みたいにキャリア志向が薄くて、でもキャリアを目指さないでいられる理由も何ももってなくて(それこそ職場がいいから差別も偏見もないし、チャンスは平等だし、独身だし涙)、でも「アップ!アップ!レベルアーップ!」ってのを目指すのが苦手で、その結果世の中の全員に批判されてる気分になってる人間には、溜飲が下がる思いでしたよ。ああ卑下がすぎててすみませんね。中二病なんでね。
    とりあえず好きなように生きるために、稼ぐ意識は持とうな、お前って自分に言い聞かせました。

  • Newspicksの読者と経営学者・楠木建の往復書簡。キャリア論と生き方について意識高い系はもとより普通の人も見直すのに好例となる一冊。意思を持ちつつ、川の流れのように、というのに膝を打った。メモ。
    (1)仕事における総合格闘技。それが営業。
    (2)攻撃して来るのは暇な連中。自分にやるべき仕事があって、それに没頭している人は人の事をいちいち気にしてああだのこうだの言ってこない。
    (3)自分と自分の生活にとって本当のところお金はどういう意味を持っているのかに対する答えを出すこと。
    (4)この先の長い間、お互いを見つめるのではなく同じ方向を見ていくということが大切。
    (5)自分の仕事に正面から向き合うとは自分が役立とうとする他者を向くということ。
    (6)組織に対するメンバーの構え。(1)エグジット(離脱)。嫌だったらさっさと辞める(2)ロイヤリティ(忠誠)。自分と組織を同一化する状態、行動(3)ボイス(告発)を異議申し立てによる衰退する組織の回復。(アルバートオットーハーシュマン)
    (7)自分に残るのは過程。仕事のやり甲斐は自分の納得を追求する過程。客にとっては結果(成果)が全て。仕事の成果を自分で評価してはいけない。しかし自分の中で積み重なるのは過程が全て。
    (8)自分が何をやるかどう生きるかではなく環境のどちらに身を置くかは環境の選択に過ぎない。Aという環境に身を置くと自分はXになるが、Bという環境ではYになると考える。この種の考え方を環境決定論と言います。
    (9)今乗っている。この感覚がとても大事です。自然と前向きに努力できる。‥こういう感覚は川の流れの中で初めて出会うこと。
    (10)世の中で自分の思い通りになることなど、殆どありません。むしろ、たまに思い通りになる事があると、割と嬉しくて思わずニコっとする。大人はイラっとせずニコっとするものです。
    (11)ゼロからプラスを創るのは何か。その人に固有のセンスとか言いようがないもの。フォームと言っても良い。
    (12)何をどの様に話すかよりも何を話さないか、講演の仕事の質は格段に高まる。

  • 最高に面白い読み物としての経済書?ですね。楠木さんのちょっと脱力感のある回答が本当に面白い、そのとおりだと思います。会社経営者からみると、なんでそんな質問をするんだろと思いますが、本人にとっては重要なことなんでしょうね。

  • 社会人なら誰しもが突き当たったことかあるだろう選択肢に、答えを見出すためのヒントをくれる。客観視すれば全くその通りなのだが、いざ自分のこととなると…


    抜粋▼

    仕事とは自分以外の誰かの役に立つこと。

    環境決定論の無意味。
    Aという環境に身をおくと自分はXになるが、Bという環境に身をおくとYになる。
    どちらにせよ、その人の本質は環境の違いでは大して変わらない。なぜなら私は私だから。

    仕事の選択なら、仕事の内実で選ぶべき。環境の比較は意味をなさない。

    すぐに身につくものは、すぐになくなる。

    自分でも面白くないと思っていることを実行して、お客や他人を動かせるわけがない。
    自分が面白くて重要でどうしても人に伝えたい、わかってもらいたいと思うことをする。

  • 好きなようにしてください思考のドリルのよう。

    最初のうちは、目から鱗がバサバサ落ちて、こういう考え方もあるのかぁ、と感心することが多かったが、読み進めるうちに、この質問、著者だったらこう考えるだろうと予測を立てて楽しめるようになった。
    これぞ、分かったつもり、から一歩進んで、分かるまで読む読書術といえようか。

    相談者自身が思っている問題点や悩みの本質がどこにあるのかを明らかにし、本質を考えれば、あなたの悩みなんて、どうぞ好きなようにしてください、となる。

    表面的な悩みの内側にある物事の本質を大切にする習慣をこのドリルで身につけることができる。

  • 会社辛すぎてヤサグレてたときに先輩がくれた。

    心が楽になったよ。私はがんじがらめになってたみたい。

    ありがとう先輩。忘れません。

  • 週刊誌で連載されていた、読者投稿型のコラム。著者の振り切った回答が気持ちいい。必読。
    ※章ごとに別の話なので、コン詰めて読むより、常に持っておいて読む感じ。電子書籍向け。

  • 【No.121】「人間の世の中はわりとうまくできているもの。一方的にいい話なんてどこにもない。物事には必ずプラスとマイナスがある」「要するに、攻撃してくるのは暇な連中。自分にやるべき仕事があって、それに没頭している人は、人のことをいちいち気にしてああだのこうだの言ってこない。責めてくるのはその人にたいしてやることがなく、暇だからだ」「若さの本質は、”これから先が長くある””柔軟性がある”ではない。”まだ何もない”ということ」「何もやりたいことが思いつかない時や、物事がうまくいかない時、うどん食って布団かぶって寝られるか。次の日起きて普通に淡々とやっていけるかどうか。これがわりと大切な人間の資質だと思っている」「時間や体力やお金などの資源制約がある以上、”何かを得る””何かをする”ということは、同時に”何かを手放す””何かをしない”と表裏一体」「本当に立派な人は、”自分はまだまだダメだ”と心底思っている。だからまるで威張らない。本人の中にそもそも威張る理由がない」「身の回りのことがすべて自分の思い通りになるものだという前提で生きている人を”子ども”と言う。物事は自分の思い通りになるべき。思い通りにならないことは”問題”であり、間違っている。これが子どもの世界認識。一方の大人は、基本的に世の中のすべては自分の思い通りにならないという前提を持っている」「自分の仕事や生活に何かさみしさや鬱憤、鬱屈、屈託があって、いま一つ充実していない。そういう人は他人の欠点や問題、もっと言えば不幸を見て安らぎを得る、鬱憤晴らしをするところがある」「次にあげる三つが意図的であるかそうでないかにかかわらず、その組み合わせで人生は大方決まる。その三つとは、優先事項の決定、資源配分の決定、実際の行動」「世の中で本当に承認されたりされなかったりする対象は、”状態”ではなく、”行動”。行動の結果として達成される成果こそが承認される」「どんな分野でもそうですが、プロとアマチュアの違いは持続性なり頻度にある。アマチュアもツボにはまると一回や二回はうまくいくことがある。プロを凌駕することも珍しくない。ただし、調子がいいときも悪いときも、状況がフォローでもアゲインストでも、一定のレベルを維持できるかどうか。ここにプロとアマの決定的な差異がある」

  • 大事なこと

    一番評価される力はビジネスを丸ごとプロデュースして稼げる力

    自分の土俵を描くのがキャリアコンセプト

    辞めるも辞めないも好きにして良い。
    誰も頼んでない。

    目の前の仕事にフォーカス
    人を幸せにする

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大企業とスタートアップ、どちらで働くべきですか?インドでプログラミングを学べば、自由人になれますか?「キャリア計画がない」私は、ダメ人間ですか?ビジネスパーソンのあらゆる“迷い”に『ストーリーとしての競争戦略』の著者が答えを示す!

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