理系に学ぶ。

著者 :
  • ダイヤモンド社
3.55
  • (15)
  • (32)
  • (45)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 468
感想 : 59
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478068885

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「仕事。」に続き、こちらも良かった。
    子どもたちが中学生くらいになったら読ませたい。

  • 2016年までに書かれたインタビューを2020年に読んだが、各人の軸は変わらず加速して活躍している人ばかり。今の仕事を予感させるコメントなどもあり、答え合わせのようで面白かった。文系の人が視野を広げる為に読むと言うよりは、理系文系関係無く、越境していく道標となるような話が多かった。

  • おもしろいんだけど、川村さんがいちいち恋愛に例えたり、男女の違いみたいな視点入れてくるのが主語でかすぎで好きじゃなかった。そもそも理系文系って2つに分断されてると考えてるのもしっくりきてないのだが、それは最終的に同じ山を違う登り方してるだけって結論に至っていた。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 宇宙飛行士関連書籍として若田さんのページのために借りたが、割と面白かったので全部読んだ。

    川上量生
    偉い人は現象化する
    人間に主体性はない

    佐藤雅彦
    「八芳園」見たい

    西内啓
    統計学が最強の学問である 読みたい

  • 『理系と文系は「別々の目的」で生きている人間ではない。僕らは「同じ山を違う道から登っている」だけなのだ』

    文系の中でもド文系、人文科学系の人間なので、理系に対するある種憧れとも劣等感とも取れる感情を持っていた。
    しかし、もうこの時代、「文理の壁は高い。が厚くはないのだ」と思った。お互いがお互いのコンフォートゾーンから出て初めて出会える知の経験がある。

    文系が読んでももちろん面白かったし、これから4年の勉強の仕方に関わってくる予感がした!

  • 著書より「理系と文系は、同じ山を違う未知から登っているだけだ」
    ゴールは、
    ①人間は何を美しいと思うか
    ②どうしたら幸せになれるのか
    その2つに集約されると思うと、哲学であり、物事がシンプルに考えられる。

  • 理系にリスペクトがある文系人になりたい、リスペクト。

  • この作品に登場する方々は、「当たり前」を作る人達なんだと思いました。
    そして、この方々(作中では理系)は、過程をとても重要視する方々だと理解出来ました。
    自分は、結果しか受け止めていなかったけど、その結果が生まれるまでの過程を重視していませんでした。
    疑問を持つことの大事さが分かりました。
    空想ではなく、体験、自身の肌で感じる事を大事にしたいと思いました。
    この本を読んで、様々な価値観を持った人たちがいる事が知れて良かったです。

  • 前に読んだ「仕事。」と似た感じ。川村元気さんが理系と目される次の方々と対談する。養老孟司(解剖学者、作家、昆虫研究家)、川上量生(カドカワ代表取締役社長、ドワンゴ代表取締役会長)、佐藤雅彦(東京藝術大学大学院映像研究科教授)、宮本茂(任天堂専務取締役クリエイティブフェロー)、真鍋大渡(メディアアーティスト)、松尾豊(東京大学大学院准教授、人工知能研究者)、出雲充(ユーグレナ代表取締役社長)、天野篤(順天堂大学心臓血管外科教授)、高橋智隆(ロボットクリエイター)、西内啓(統計家)、舛田淳(LINE取締役CSMO)、中村勇吾(インターフェースデザイナー)、若田光一(JAXA宇宙飛行士)、村山斉(理論物理学者)、伊藤穣一(マサチューセッツ工科大学メディアラボ所長)といった方々。
    まあ、教えを乞う感じだから、対談というよりは川村さんの調子のよい共感の言葉をはさみながらのレクチャーって感じ。飛ぶ鳥を落とす勢いの川村さんのお相手だけあってかなり豪華な面々。養老さんとか若田さんとかもいるけど、わりと若手の人が相手になっているのがよかったし、研究畑の人よりも理系能を社会や経営に生かして活躍している人が多くて、それこそ理系コンプレックスのあるだけに敬遠してきた理系の人々の考え方、生き方がうかがえて面白かった。多くの人が社会のために役に立ちたいとか、世のなかがもっと便利でよくなるようにと思っているところも素敵。関心のあることにのめり込めてそれが世のなかのためにもなるって、何て生きがいあることだろう。
    話してくれてる人たちは、それが理系脳っていうわけじゃないだろうけど、発想が縛られてなくて自由なんだろうな。それを本人は自覚してなくて思うままに動くとそうなるんだろうなと思うことがしばしば。ついつい理屈つけちゃう文系脳の自分って呪縛されてるんだなと思った。そもそも、文系脳だから理屈つけちゃうっていう固定観念自体がダメで、文系も理系も関係なく自分がそうなだけ。
    皆さん、一門の人になっているからというのもあるだろうけど、好きなこと、興味のあることを人生の中心に据えて生きていられる感じがいいな。でも対談相手が男性だけっていうのはどうなんだろう。みんな楽しそうに「仕事」しているけど、そういうことが先天的にも社会的にもしやすい環境にある男性だからこそ一門の人になれるような気も。
    それから、川村さんの話のところで目についた印象なんだけど「(苦笑)」ってやつ。あまりイメージよくない。文脈でそういう意味合いだということくらいわかるし、「(笑)」も不要だと思ってるんだけど、「(苦笑)」はむしろ話者がいじわるな感じがする。

  • 珍しく立ち寄った図書館で見かけて、0.2秒で手に取って即借りした本。いやー非常に面白かった。

    小学校から算数が苦手。ド文系をひた走っていた自分にとっては「理系へのあこがれ」というのはまさに日々感じていたところ。著者の川村さん、分かりますよその気持ち!笑

    本書は理系出身の著名人14名にインタビューをしたまとめなんだけど、どの方の話も時代の最先端をひた走る方々で「なるほどなあ」と毎頁感銘を受けていました。もはや理系だからすごい、とかではなくなってますが笑

    自分の中で結論めいたものとしては、文系=ストーリーやデザインを作る人というのがしっくりきている。理系はある種の心理を追求する人であり、新しい技術を開拓する人である。ただし、人は社会的な生き物である以上、ストーリーに感化されて動くわけだし、文脈の整理をすることで、新しい発想があったりもする。「まとめてあげる」というとフワッとしているけど、そういうストーリーを構築する立ち位置で、尊敬すべき理系をサポートしていくのが、我らド文系の生きる道なのかなと思います。

    あと、ドワンゴ川上さんの「主体性のある生物などいない」という話はすごくしっくりきたなあ。人生なりゆき。

  • 請求記号 281/Ka 95

  •  川村元気が「スーパーマリオ」の生みの親、任天堂専務取締役の宮本茂にインタビューします。
    (一般担当/YUKI)令和元年11月の特集「ゲームの本」

  • 川村元気による、下記の15人とのインタビュー集。
    ・養老孟司(解剖学者/作家/昆虫研究家)
    ・川上量生(カドカワ 代表取締役社長/ドワンゴ 代表取締役会長)
    ・佐藤雅彦(東京藝術大学大学院 映像研究科教授)
    ・宮本 茂(任天堂 専務取締役 クリエイティブフェロー)
    ・真鍋大度(メディアアーティスト)
    ・松尾 豊(東京大学大学院准教授 人工知能研究者)
    ・出雲 充(ユーグレナ 代表取締役社長)
    ・天野 篤(順天堂大学 心臓血管外科 教授)
    ・高橋智隆(ロボットクリエイター)
    ・西内 啓(統計家)
    ・舛田 淳(LINE取締役 CSMO)
    ・中村勇吾(インターフェースデザイナー)
    ・若田光一(JAXA宇宙飛行士)
    ・村山 斉(理論物理学者)
    ・伊藤穰一(マサチューセッツ工科大学 メディアラボ所長)

  • 学生時代を理系で過ごし、文系職に就く私はどっちになるのだろう?
    理系とは?文系とは?

    数字を扱い、再現可能なことを求めるのが理系。
    言葉を扱い、一回限りのことを求めるのが文系。
    大まかにはそんなところだろうか。

    けれど、大きく目指していることろは同じで
    なぜ?どうして?に対する解だったり
    面白い!気持ちいい!と思わせることだったり。

    一括りに理系と言えども多様である。
    ただ、最前線で活躍する人々たちからは、ライブ感、生の現場に常に携わっている空気感が感じられた。

    筆者の川村元気氏は、理系教科が苦手で理系から逃げたとあるが、
    理系ということは、自分を活かす武器のひとつなだけじゃないかな。
    文系であれ理系であれ登る山は一緒。

    と言うことは、私は理系知識を武器にしながら、文系道で山を登るのみ。

  • 「理系」ということだが、実はインタビューされている人は「理系」という枠からはみ出しているから大きな仕事ができた人ばかりだと思う。著者は、それを重々知りながらもあえて「理系」という言葉を使っているように思う。それは、著者自身が仮想敵としての「理系」という幻想を作り上げ、それに戦いを挑むことによって、自分自身をもうひとつ上のステージに引き上げたい、という気持ちからなのではないか?

  • ふむ

  • 川村元気さんと時代を作るキーマンとの対談。
    真鍋大度さん、高橋智隆さん、松尾豊さんなど最新技術に話題の同世代から、伊藤穰一さん、養老孟司さんに至るまで、豪華過ぎる方々との本音トーク。
    共感できるメッセージ、メモの手が止まりませんでしたー!
    其々の方の仕事現場でのインタビュー形式で、臨場感あるお話しが楽しく、読み応えあります!おススメです

  • ●タイトル通り、様々な理系分野の第一人者に聞いた話をまとめた本。

  • 281

  • 誰なのかな、このひとは。

    読み終わるころになってわかった、
    「この人、君の名は。のプロデューサー」ということ。

    なるほど、旬な人だけが持つ追い風感が、対談相手の選び方、そして話し方、話題の取り上げ方、いろんなところに出てきています。

    「仕事。」よりもやや若い方が多いのは、「理系」だからなのでしょうか。もちろん養老さんのような偉人系な方も含まれていますが。

    文系な人間には、どうしても理解できない理系の世界。そして、その憧れが、自分だけのものでないことが、この本を読めば、よーくわかります。

  • この本は完全の文系的な思考であるという川村さんが
    世間で話題の理系的才人と対談をする、という本ですが、
    中でも中でも面白いな、と思ったのは
    高橋智隆さんの(ロボットクリエイター)お話。
    ・5年後にはスマホとロボットの2台持ち、10年後にはスマホとロボットは一体化。
    ・Siriなどの音声での入力装置がイマイチ一般化しないのは話す対象が感情移入しにくい四角い機械だから。
    という話。

  • 自身は理系出身であるのですがこの本に出てくる
    理系のトップをまさにひた走っている方々の話は
    とても刺激的で興味深く読むことが出来ました。

    それにしてもこれだけ豪華なメンバーと対談するとは
    目の付け所が凄いというかまさに企画勝ちだと思いました。
    でもこのレベルの方々を「理系」という小さな枠で
    くくること自体がナンセンスな気もしました。
    タイトルが「理系に学ぶ」ということで対談の中には
    文系という枠組から見た質問や文系理系の違いなどに関する
    話も出てくるのですが無理にそんな小さな枠組の話にしなくても
    という印象も少し受けました。

    それでもインタビュアーの質問の仕方が良いのだと思いますが
    それぞれの方々の成功の本質を垣間見ることが出来て
    十分魅力的な作品となっています。

  • ・理系の考え方は分かりやすい。

  • スーパー文系なので興味があった。
    理系だからすごいのか、一流だからすごいのか。時々?な所もあったけれど楽しめました。
    こういう方々は世界と戦うではなく、普通にやってたらユニバーサルでした、みたいな感じなのですね。
    とっかかりやすそうな統計学の本が気になりました。
    みなさん今後は柔軟性とか調整する力みたいな事が大切と。うーむなるほど。

  • 映画に小説に大活躍の著者と,15人のトップランナーとの対話集。 “理系と文系は,同じ山を違う「道」から登っているだけ” 創造性と示唆に富んだ彼らの「道」。読者にも新しい視点をもたらしてくれると思います。

  • 【所在】図・3F開架
    【請求記号】281.04||KA
    【OPACへのリンク】
     https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/book/179232

  • 色々な理系の著名人の話が聞けるのが面白い。
    特に養老孟司さんと天野篤さんは刺さる話が多かったので、著書を読んでみたいと思った。

  • 【615】
    2017.02.08
    ミドリムシの話がいちばん面白かったな。
    ミドリムシで世界が変わるのが楽しみだ。

全59件中 1 - 30件を表示

著者プロフィール

かわむら・げんき
1979年、横浜生まれ。
上智大学新聞学科卒業後、『電車男』『告白』『悪人』『モテキ』『おおかみこどもの雨と雪』『寄生獣』『君の名は。』などの映画を製作。2010年、米The Hollywood Reporter誌の「Next Generation Asia」に選出され、’11年には優れた映画製作者に贈られる「藤本賞」を史上最年少で受賞。’12年に初の小説『世界から猫が消えたなら』を発表。同書は本屋大賞にノミネートされ、佐藤健主演で映画化、小野大輔主演でオーディオブック化された。2作目の小説にあたる本作品『億男』も本屋対象にノミネートされ、佐藤健、高橋一生出演で映画化、’18年10月公開予定。他の作品にアートディレクター・佐野研二郎との共著の絵本『ティニー ふうせんいぬものがたり』、イラストレーター・益子悠紀と共著の絵本『ムーム』、イラストレーター・サカモトリョウと共著の絵本『パティシエのモンスター』、対談集『仕事。』『理系に学ぶ。』『超企画会議』。最新小説は『四月になれば彼女は』。


「2018年 『億男 オーディオブック付き スペシャル・エディション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

川村元気の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村田 沙耶香
ベン・ホロウィッ...
佐々木 圭一
リンダ グラット...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×