理系に学ぶ。

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478068885

感想・レビュー・書評

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  • 「仕事。」に続き、こちらも良かった。
    子どもたちが中学生くらいになったら読ませたい。

  • 2016年までに書かれたインタビューを2020年に読んだが、各人の軸は変わらず加速して活躍している人ばかり。今の仕事を予感させるコメントなどもあり、答え合わせのようで面白かった。文系の人が視野を広げる為に読むと言うよりは、理系文系関係無く、越境していく道標となるような話が多かった。

  • おもしろいんだけど、川村さんがいちいち恋愛に例えたり、男女の違いみたいな視点入れてくるのが主語でかすぎで好きじゃなかった。そもそも理系文系って2つに分断されてると考えてるのもしっくりきてないのだが、それは最終的に同じ山を違う登り方してるだけって結論に至っていた。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 宇宙飛行士関連書籍として若田さんのページのために借りたが、割と面白かったので全部読んだ。

    川上量生
    偉い人は現象化する
    人間に主体性はない

    佐藤雅彦
    「八芳園」見たい

    西内啓
    統計学が最強の学問である 読みたい

  • 『理系と文系は「別々の目的」で生きている人間ではない。僕らは「同じ山を違う道から登っている」だけなのだ』

    文系の中でもド文系、人文科学系の人間なので、理系に対するある種憧れとも劣等感とも取れる感情を持っていた。
    しかし、もうこの時代、「文理の壁は高い。が厚くはないのだ」と思った。お互いがお互いのコンフォートゾーンから出て初めて出会える知の経験がある。

    文系が読んでももちろん面白かったし、これから4年の勉強の仕方に関わってくる予感がした!

  • 著書より「理系と文系は、同じ山を違う未知から登っているだけだ」
    ゴールは、
    ①人間は何を美しいと思うか
    ②どうしたら幸せになれるのか
    その2つに集約されると思うと、哲学であり、物事がシンプルに考えられる。

  • 理系にリスペクトがある文系人になりたい、リスペクト。

  • この作品に登場する方々は、「当たり前」を作る人達なんだと思いました。
    そして、この方々(作中では理系)は、過程をとても重要視する方々だと理解出来ました。
    自分は、結果しか受け止めていなかったけど、その結果が生まれるまでの過程を重視していませんでした。
    疑問を持つことの大事さが分かりました。
    空想ではなく、体験、自身の肌で感じる事を大事にしたいと思いました。
    この本を読んで、様々な価値観を持った人たちがいる事が知れて良かったです。

  • 前に読んだ「仕事。」と似た感じ。川村元気さんが理系と目される次の方々と対談する。養老孟司(解剖学者、作家、昆虫研究家)、川上量生(カドカワ代表取締役社長、ドワンゴ代表取締役会長)、佐藤雅彦(東京藝術大学大学院映像研究科教授)、宮本茂(任天堂専務取締役クリエイティブフェロー)、真鍋大渡(メディアアーティスト)、松尾豊(東京大学大学院准教授、人工知能研究者)、出雲充(ユーグレナ代表取締役社長)、天野篤(順天堂大学心臓血管外科教授)、高橋智隆(ロボットクリエイター)、西内啓(統計家)、舛田淳(LINE取締役CSMO)、中村勇吾(インターフェースデザイナー)、若田光一(JAXA宇宙飛行士)、村山斉(理論物理学者)、伊藤穣一(マサチューセッツ工科大学メディアラボ所長)といった方々。
    まあ、教えを乞う感じだから、対談というよりは川村さんの調子のよい共感の言葉をはさみながらのレクチャーって感じ。飛ぶ鳥を落とす勢いの川村さんのお相手だけあってかなり豪華な面々。養老さんとか若田さんとかもいるけど、わりと若手の人が相手になっているのがよかったし、研究畑の人よりも理系能を社会や経営に生かして活躍している人が多くて、それこそ理系コンプレックスのあるだけに敬遠してきた理系の人々の考え方、生き方がうかがえて面白かった。多くの人が社会のために役に立ちたいとか、世のなかがもっと便利でよくなるようにと思っているところも素敵。関心のあることにのめり込めてそれが世のなかのためにもなるって、何て生きがいあることだろう。
    話してくれてる人たちは、それが理系脳っていうわけじゃないだろうけど、発想が縛られてなくて自由なんだろうな。それを本人は自覚してなくて思うままに動くとそうなるんだろうなと思うことがしばしば。ついつい理屈つけちゃう文系脳の自分って呪縛されてるんだなと思った。そもそも、文系脳だから理屈つけちゃうっていう固定観念自体がダメで、文系も理系も関係なく自分がそうなだけ。
    皆さん、一門の人になっているからというのもあるだろうけど、好きなこと、興味のあることを人生の中心に据えて生きていられる感じがいいな。でも対談相手が男性だけっていうのはどうなんだろう。みんな楽しそうに「仕事」しているけど、そういうことが先天的にも社会的にもしやすい環境にある男性だからこそ一門の人になれるような気も。
    それから、川村さんの話のところで目についた印象なんだけど「(苦笑)」ってやつ。あまりイメージよくない。文脈でそういう意味合いだということくらいわかるし、「(笑)」も不要だと思ってるんだけど、「(苦笑)」はむしろ話者がいじわるな感じがする。

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著者プロフィール

かわむら・げんき
1979年、横浜生まれ。
上智大学新聞学科卒業後、『電車男』『告白』『悪人』『モテキ』『おおかみこどもの雨と雪』『寄生獣』『君の名は。』などの映画を製作。2010年、米The Hollywood Reporter誌の「Next Generation Asia」に選出され、’11年には優れた映画製作者に贈られる「藤本賞」を史上最年少で受賞。’12年に初の小説『世界から猫が消えたなら』を発表。同書は本屋大賞にノミネートされ、佐藤健主演で映画化、小野大輔主演でオーディオブック化された。2作目の小説にあたる本作品『億男』も本屋対象にノミネートされ、佐藤健、高橋一生出演で映画化、’18年10月公開予定。他の作品にアートディレクター・佐野研二郎との共著の絵本『ティニー ふうせんいぬものがたり』、イラストレーター・益子悠紀と共著の絵本『ムーム』、イラストレーター・サカモトリョウと共著の絵本『パティシエのモンスター』、対談集『仕事。』『理系に学ぶ。』『超企画会議』。最新小説は『四月になれば彼女は』。


「2018年 『億男 オーディオブック付き スペシャル・エディション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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