みんなDENSOが教えてくれた―「55項目」の見える化が、結果を出すリーダーを育てる

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478082645

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  • 本日ご紹介する本は、

    売上3兆円!世界第2位!
    自動車部品メーカーであるDENSOの
    現場における貴重な経験をもとにした
    仕事に対する考え方が書かれた1冊。

    我々のような技術よりの会社において
    とても参考になる内容が書かれています。


    ポイントは
    「リーダー」

    成果を出していくためには
    リーダーの役割や考え方、
    具体的なやり方、ノウハウが重要です。

    「言葉の定義」

    他人と共同して仕事をする上で
    もっとも重要なことは言葉の定義を明確化すること。
    コミュニケーションの基本は言葉です。
    同じ言葉が、人によって違う意味をもつ。
    あるいは、そのものを特定できる言葉がないのでは
    共同で仕事を進めることができません。

    常に言葉がきっちり定義できているか意識しましょう。

    「プルシステム・イズ・ベスト」
    仕事の進め型において”プッシュシステム”と”プルシステム”の2種類があります。
    プッシュシステムとは、仕事で流れるものを前工程が後工程に向けて押し出すこと。
    プルシステムとは後工程が必要なときに必要なものを前工程に取りに行くこと。

    一般的にプルシステムの方がよりよい仕事ができます。
    後工程が真面目に良く考えて仕事をすれば、
    前工程の仕事が改善され、やり方も良くなります。


    「問題点と課題」

    問題と課題というのは意味が違います。

    問題点とは現状の姿に対して、何が問題か、
    改善すべきところはないかといったこと。

    課題とは将来のあるべき姿に対して、
    現状どんなギャップがあるかといったこと

    両方を常に考えて仕事をする必要があります。


    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    リーダーには、イメージを持つ能力が必要=イメージを持つためのトレーニングは自分自身との戦い
    あるべき姿へのシナリオに必要なもの=①自分らしさ ②貢献しようとする心 ③使命感
    「正常」がどんなものか定義しておかないとl、「異常」が見えない
    リーダーの仕事=よりやさしくできるように準備すること
    重要項目に関しては、ダラダラとするのではなく、「短期決戦」で挑むことが有利
    後工程が真面目に良く考えて仕事をすれば、前工程の仕事のやり方も良くなる
    物事が成熟するかどうかは、「部へのこだわりの積み重ね」に左右される
    失敗は、誰がやっても失敗を防ぐ仕組みを構築していなかったリーダーの問題
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    序章 リーダーとはどういう人か
    第1章 リーダーによる仕事の仕掛け
    第2章 リーダーのためのマインドセット
    第3章 リーダーの必携ノウハウ
    終章
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image01.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/75ed5cd2f2096572.png
     

  • 新宿

著者プロフィール

鈴木一正(すずき・かずまさ)
1955年静岡県生まれ。1974年静岡県立清水東高等学校卒業。1978年慶應義塾大学法学部法律学科卒業。日本電装株式会社(現・株式会社DENSO)入社。2000年通信企画部部長。2006年学校法人河合塾経営企画部部長。2007年現在、経営企画推進室室長。著書に『みんなDENSOが教えてくれた』(ダイヤモンド社)がある。

「2017年 『マネージャー心得帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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